JR連合政策News

第103号  (2008年4月30日)

第4回安全対策会議・第6回業種間安全検討会を実施

都営三田線の見学・勉強会を開催

安全対策会議で技術継承問題を討議しシンポジウム詳細を決定

JR連合は4月15日、第6回となる業種間安全検討会として、都市交・東京交通労働組合の取り計らいにより、都営地下鉄三田線の諸設備について見学し、意見交換を行った。三田線は2000年よりホームゲートが設置され、ATO(自動列車運転装置)による自動運行が行われている地下鉄在来線におけるワンマン運転の先進線区であり、JRにはない設備や業務実態について学び、たいへん有意義な検討会となった。

また、検討会に先立ち第4回安全対策会議を開催、今年度の共通テーマである「人材育成と技術・技能の継承」の課題について、各単組の実態や課題を報告のうえ討議したほか、5月に開催する第3回安全シンポジウムの詳細について確認した。また、4月1日より実施されているJR西日本「安全基本計画」の策定経過や内容についても報告と意見交換を行い、理解を深めた。


業種間安全検討会では、三田駅、白金高輪駅のホームゲートや駅内勤での監視体制を見学した後、運転室添乗を行い、ATOによるワンマン運転と各駅でのホームゲートの取扱いの様子について見学した。また、検修等を見学し、乗務区の指導監督者や運転士との意見交換を行った。ホームゲートによる安全性を見聞したほか、ATO導入までの労使協議等の経緯、現状の課題と取り組み、運転士の意識、指令を含めた人事運用・人材養成の実態、検修部門における技術継承など、多岐にわたって質疑応答を行い、理解を深めた。ホームゲートの問題点とさらなる改良にむけた問題意識や、機械化が進む中での駅係員の重要性など、現場ならではの興味深い意見も把握することができ、非常に有意義な機会となった。

今回の勉強会では、同じ鉄道業ではあるが、運行システムが大きく異なる職場の実態や労働者の意見を学び、私たちの既成概念にとらわれがちな取り組みに対し、様々な示唆を受けることができた。引き続き、JRの実効ある安全確立にむけ、具体的に活用すべく検討を進めていく方針である。

また、安全対策会議での「人材育成と技術・技能の継承」の討議について、安全シンポジウムをはじめ、今後の取り組みに活用していくこととしたい。

【第4回安全対策会議・第6回業種間安全検討会】

1.日 時  

2008年4月15日(火)
第4回安全対策会議 9:30〜12:30
第6回業種間安全検討会 13:00〜17:30

2.会 場

第4回安全対策会議 JR東日本ユニオン会議室
第6回業種間安全検討会 都営地下鉄三田線諸設備
  ・三田駅、白金高輪駅見学
  ・運転室添乗
  ・検修、乗務管理所

3.おもな内容

(1) 第4回安全対策会議
  @ 経過報告
    1) 「運輸安全委員会」の設置について
    2) JR西日本「安全基本計画」について
    3) 羽越線列車脱線事故「調査報告書」について
  A 議題
    1) 第3回安全シンポジウム(5/29)について
    2) 「人材育成と技術・技能の継承」について
      ・職場実態アンケートの特徴点
      ・単組の取り組み、事例からの検討
      ・シンポジウムで討議すべき論点
      ・JR連合・各単組の取り組みへの反映
    3) その他

(2) 第6回業種間安全検討会
 [主な質疑応答の課題]
  @ ATOとホームゲート導入までの検討経過について
  A ホームゲート導入による成果と問題点について
  B ATO導入による運転士・指令員の人材育成と技術継承について
  C 駅ホーム係員の実態と課題について
  D その他


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