ショート・ヒロイニック・ファンタジー

 ばーさーかーぷりんせす!

閑話休題/聖夜の次回予告。 

絵・文 : J I N


 現世では降誕祭にあたる、ある夜。

「姫、東方の漁港にマーフォークが出たらしいですぞ。」

「西の湿地にゾンビが蔓延ってるらしいぜぇ、ぎひゃひゃひゃ」

「…それで、わたくしどちらに行けばよろしいの?」



 聖夜には奇跡が起きるものなのか。突然ルー

シーが硬直し、半眼のまま、厳かに予言を紡ぎ

だした。

「…お告げがありました。漁村ジャスコゥには二

人の美女が、湿原の村ヴェニマールにはナベシマ

のことをよく知る男が、見えます。」

「そりゃージャスコーでしょー! ラッキー!」

「え?、ナベシマのお友だちがいるならそっちだよぅブーブー」

「にゃーにゃー」

「うるせージャリども、ぜってー美人のおねえちゃんや〜〜!」

「…どうやらま〜だ調教が足りないみたいですわ…」

* * *

 その後、ラッキーは教典の古い言い伝えに従い、全員をトナカイの格好でソリごと運ばねば

ならなかったという。

BGM : 交響曲第九番



ぴしーーん!

「じい、ちょっと鞭貸してくださらない?」

「ひい〜っ鞭はやめてくださいよっ! …あ、なんか気持ちよくなってきた・らっき〜〜」


漁村ジャスコゥ。マーマン(魚人)の被害に遭う漁師たち。

「とりあえず、食費を稼がなければ、民も救えませんで

すな」

経理の請負業、お祈り、手品で稼ぐ一行。

そこで出会った、妖艶な姉ゴーザと清楚な妹メロ

ディ。二人は占いが良く当たる可能姉妹と呼ばれ

ていた。

「メロディとラッキー、私達お似合いかもしれません

ね。」

* * *

『ばーさーかー・ぷりんせす!』第三話 渚の可能姉妹

ええっ! オイラとラブロマンス? 次回はホントに超ラッキー!?


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