あるところに白い家がありました。そこに二匹の犬がいました。一匹が死
んだとき、飼い主は大変悲しみました。そこで死んだ犬は、天国でご主人
が来るのを待とうと思いました。
天国は一つだけれど入り口は沢山あります。犬は、ご主人が入ってくる所
のすぐ中で待つことにしました。賢い犬はご主人が『WASP』という種類
の人間だと知っていたので、その神様を信じる者の入り口へ行きました。
ところがそこの神様は、「私は『汝の敵を愛せよ。汝らを迫害するものの
ために祈れ。』と教えました。お前のご主人はそうしていないから、きっ
と他の神様を信じているんだと思う」というので、犬は別の入り口に行き
ました。
次の神様は「この入り口の内側には、お前のご主人の命令で死んだ人々が
大勢いるから、お前のご主人は来ないだろう。」と言いました。
次の神様は、「死ぬときに『ごめんなさい』が言える人なら、どの門から
も入れるが、自分の悪いところを認めない人は、天国に入る前に別の所に
行くんだよ。そこは、罪のないお前には行くことのできないところだ。」
と、言いました。
犬にとっては大切なご主人です。犬が大変悲しんでおりますと、神様達が
集まって、犬をなぐさめて言いました。
「お前のご主人の寿命が尽きて、悔い改めて天国に来るまでは長くかかる
だろうから、一度生まれ変わってはどうかね?運がよければ人間になっ
て、地上でご主人に会えるかもしれないよ。」
犬は喜んで生まれ変わることにしました。『ご主人とかかわりの深い運命
の人間』に生まれることを強く祈りながら。そうしたら、ご主人に、『ご
めんなさい』の大切さを伝えようと思ったのです。大好きなご主人が死ん
だ時、天国にまっすぐ行けるように。
おぎゃあおぎゃあおぎゃあ。
犬は人間の赤ん坊に生まれ変わりました。
赤ん坊の一日は半分眠りの中、おっぱいとお母さんの匂いの中です。
時々、周りの声が聞こえます。
(着いたよ、ここがお前の家だ)どうやらこれがお父さんです。それから
何日過ぎたことでしょう。
どん!
突然、魂が身体からもぎ取られて、天に引っぱり上げられていきます。地
上の声が遠くなりながらかすかに犬の耳に届きました。
(しまった! ここは普通の民家だ。テロリストのアジトじゃない。誤爆
だ…)。
=========おしまい。=========
どもー! まいどお引き立てありがとうございます。
ううっ、わんわんが、わんわんが死んじゃった! わんわん可愛いのに〜(T^T)。
…ししし失礼しまひた(^^;;)。飼い主は反省という言葉を教わらずにきたのでしょうね。
彼の国の純粋な愛国主義は、ある意味あやふやな我が国の派遣とは比べ物にならない
パワーがあるのは認めるのですが…飼い主は、ペットがチェスの駒にしか見えないの
かも。
最近某大統領のとがった耳が怖いです(^^;)。
2004/02/28 (土) 初出