ちょっと怖い小咄。


バナナワニ様 いただき小咄(其の壱)

A 「最近ワイドショーによく出ていた女性、何ていったっけ? ほ

 ら、おめでたいはずなんだけど大変そうな…」

B 「ヤワラちゃん?」

A 「ヤワラちゃんはおめでたいだけだろ、新婚なんだから」

B 「いや、寝技で大変」

A 「下ネタはやめろ!ほら、結婚した後、おめでたい知らせが来

 ること あるだろ?」

B 「大地真央か」

A 「結婚生活終わらせてどうする!おめでたといえば出産だよ、

 代理母出産の向井亜紀」

B 「ああ、大変だな、双子で」

A 「いや、双子も大変だけど、それより国籍問題だろ」

B 「何が?」

A 「日本の法律じゃ、子供に日本国籍が取れるとか取れないと

 か。『出産後に認知すると母親の国籍になるが、胎児認知すれ

 ば出生地の国籍が取得できる。』って、つまり、向井さんの子供

 は母親の国籍になるわけよ」

B 「向井亜紀さん、外国籍か…」

A 「違うって。代理母さんが、出産したから、代理母さんの国籍に

 なると、こうお役所は言うわけさ」

B 「ふーん。別にいいじゃん?」

A 「いや、困るって。日本で育てるつもりなんだから。で、生まれ

 たときに日本国籍じゃないと、変更がややこしい。」

B 「そんなことないだろ。曙とか小錦とか。」

A 「全部相撲取りじゃないか!そっちが特別なの!」

B 「じゃ、角界に入れて帰化すればいい」


A 「将来限られすぎ!第一、それまでどうするんだよ。日本って所

 は国籍がないと住みにくいらしいぞー、色々制限があって。」

B 「そんなもん、拉致されたらおしまいだ、何もしてくれんぞ政府

 は。」

A 「…まあ、それは…そうだが…」

B 「言いたいことはわかったぞ。日本は、『日本にいない日本人

 と日本にいる外国人』はあまり大事にしない、と。だから日本国

 籍が欲しいんだな。」


A 「そうそう」

B 「で、遺伝子的母親より、誰の腹から生まれたかが大事、と。

 ふふふ…いい事を聞いた」


A 「?」

みるみるBの顔が歪んでいく、と、腹が突然膨れ上がり…。

B 「ギャー!」

エイリアンが腹を食い破った!

エイリアン 「すると私は日本人だな。最初から日本人を狙えば

 よかったな…」


             ========おしまい。=========


バナナワニさんどもどもー。小咄初参加、ありがとうございます〜!
映画「エイリアン」1作目もリニューアル公開されたとかで、なかなか今を掴んでる、
つーか当サイトのブラックな主旨を汲んで頂いてる(笑)。楽しませて頂きました。ほ
んとお役所仕事がのさばって、公が個を殺すご時世。あやふやな日本人の存在意義を
考えさせられました(^^;)。 
2004/01/30 (金) 初出



 いただき小咄(其の弐)

 それはよくある風景。

合格掲示板の前に、よせばいいのに友人と来た受験生グループが。

案の定ひとりだけ

「…ない…」

「え?」

「不合格?」

「ここ、落ちるなんてあり?」

「馬鹿、落ちるのもいるから合格発表なんだろ」

そして友人達は本音を隠し、一人だけ不合格の彼に笑顔で

「おめでとう!よかったな!」

それは『国民皆兵徴兵制度』が施行された初年度の入隊発表であった。


             ========おしまい。=========

わははは、怖い〜(^^;)。アジアのどこかの国は真面目に徴兵をくじ引きで選んでいるとか。
我が国の一大事は他国の冗談、ってな感じ? 投稿ありがとうございました

2004/02/03 (火) 初出



 いただき小咄(其の参)

あるところに白い家がありました。そこに二匹の犬がいました。一匹が死

んだとき、飼い主は大変悲しみました。そこで死んだ犬は、天国でご主人

が来るのを待とうと思いました。

天国は一つだけれど入り口は沢山あります。犬は、ご主人が入ってくる所

のすぐ中で待つことにしました。賢い犬はご主人が『WASP』という種類

の人間だと知っていたので、その神様を信じる者の入り口へ行きました。

ところがそこの神様は、「私は『汝の敵を愛せよ。汝らを迫害するものの

ために祈れ。』と教えました。お前のご主人はそうしていないから、きっ

と他の神様を信じているんだと思う」というので、犬は別の入り口に行き

ました。

次の神様は「この入り口の内側には、お前のご主人の命令で死んだ人々が

大勢いるから、お前のご主人は来ないだろう。」と言いました。

次の神様は、「死ぬときに『ごめんなさい』が言える人なら、どの門から

も入れるが、自分の悪いところを認めない人は、天国に入る前に別の所に

行くんだよ。そこは、罪のないお前には行くことのできないところだ。」

と、言いました。

犬にとっては大切なご主人です。犬が大変悲しんでおりますと、神様達が

集まって、犬をなぐさめて言いました。

「お前のご主人の寿命が尽きて、悔い改めて天国に来るまでは長くかかる

だろうから、一度生まれ変わってはどうかね?運がよければ人間になっ

て、地上でご主人に会えるかもしれないよ。」

犬は喜んで生まれ変わることにしました。『ご主人とかかわりの深い運命

の人間』に生まれることを強く祈りながら。そうしたら、ご主人に、『ご

めんなさい』の大切さを伝えようと思ったのです。大好きなご主人が死ん

だ時、天国にまっすぐ行けるように。

おぎゃあおぎゃあおぎゃあ。

犬は人間の赤ん坊に生まれ変わりました。

赤ん坊の一日は半分眠りの中、おっぱいとお母さんの匂いの中です。

時々、周りの声が聞こえます。

(着いたよ、ここがお前の家だ)どうやらこれがお父さんです。それから

何日過ぎたことでしょう。

どん!

突然、魂が身体からもぎ取られて、天に引っぱり上げられていきます。地

上の声が遠くなりながらかすかに犬の耳に届きました。

(しまった! ここは普通の民家だ。テロリストのアジトじゃない。誤爆

だ…)。

 =========おしまい。=========

どもー! まいどお引き立てありがとうございます。
ううっ、わんわんが、わんわんが死んじゃった! わんわん可愛いのに〜(T^T)。
…ししし失礼しまひた(^^;;)。飼い主は反省という言葉を教わらずにきたのでしょうね。
彼の国の純粋な愛国主義は、ある意味あやふやな我が国の派遣とは比べ物にならない
パワーがあるのは認めるのですが…飼い主は、ペットがチェスの駒にしか見えないの
かも。
最近某大統領のとがった耳が怖いです(^^;)。
2004/02/28 (土) 初出



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