とあるネットカフェの一室。 先月会社をリストラされた加藤半平太(仮名)は、今日も不満のありっ
たけをネットの巨大掲示板に書き込みまくっていた。
「うおおお、みんな格差社会が、政治が国が、オレ以外の全ての馬鹿
共が悪いんだーっ!」
エキサイトした彼は壁を蹴り、コップを投げつけ、雄叫びをあげる。
そして…
「これから…人を襲う!」 思い余ってそう掲示板に書き込んでしまった。
「犯罪者、ハケーン」 「いいぞ〜!」 「予告キタ━━━━(゜∀゜)━━━━」 「やれやれ」 「通報シマスタ」 「氏ねよ」
騒ぎ、煽り立てる他の書き込み。その時、 「俺もやる。」 唐突にもう一人、犯行予告をする者があった。 「手始めに今いる店の客をやる。」 同志ができたことに勇気付けられ、半平太もそれに呼応した。机を打ち
鳴らし、また掲示板に書き込んだ。 「おお、やれやれ!」 すぐにレスがつく。
「すぐにやる。さっきから隣の客が壁を蹴ったり叫んだり、超ウゼェ。
手始めにそいつを血祭りにする」