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日系チリ人の原=ペーニョ君は突如現れた宇宙人さん御一行 に驚きとまどい、
対応に苦慮していた。欧州天文学の研究チームの助手である彼が、地球型生物
が住める可能性がある太陽系外の惑星を偶然見つけたその直後のことである。
でーんと宇宙船が研究所の中央に鎮座ましまし、降りてきたのは気さくな感
じのお兄さん達。
「我々はグリーゼ581星人だー」
口をモゴモゴしていると流暢な地球の代表言語で話し出す。
「うわ、ホントに宇宙人きちゃったよ! やっぱ地球より文明、進んでるんっ
しょ?」
「そーねー、ワープとか出来るしー」
「…で、やっぱ侵略、しに来たんすか?」
グリーゼ星人達はニコニコしながら
「んー、そのつもりだったんだけどー、みんな途中で飽きちゃってサ。 20光
年もかかるんだもん。」
(…1光年短かったら、きっと反対勢力のほうが強かったな)
原君は宇宙人の気まぐれに感謝しつつ、おべっかを使う。
「そ、っすか! んじゃ友好関係結ぶとか? 貿易? 観光? アキバに面白
い喫茶とかグッズ店とかあるっすよ。」
「観光ー、いーねー」
やっと打ち解けてきた。電子望遠鏡で彼らの故郷を探す原君。
「あ・あった! それにつけてもぼくらが見つけたあの星から来たんすよね。
スゴイなあ、地球なんて皆さんの星を見つけたのがやっとです…よ…あ、
あれ?」
話の途中で星は見えなくなった。20光年前から届いていた星の情報が消えた、
ということは…
その星の寿命が費えたことを意味する。
引きつった顔で原君が振り向くと、気のいいお兄さん達も自前の双眼鏡らし
きもので空を見ていた。
「ちょーっと、予定、変更ー」
顔つきが変わっていた。
・・・おしまい。
人間も住める惑星? 20光年先に発見…1年は13日(読売新聞)
この小咄は事実を基に始めましたが全くのフィクションに落ち着きました^^;
皆様よい旅を。
(読売新聞-04月25日 16:31)
地球型生物が住める可能性がある太陽系外の惑星を、ヨーロッパ南天天文台(チリ)の
研究チームが世界で初めて発見した。
AFP通信などによると、この惑星は、地球からてんびん座方向に約20光年離れた
「グリーゼ581」という恒星を、13日の公転周期で回っている。半径は地球の約1.5
倍、重さは約5倍。地球と同様、岩石でできている可能性が高いという。
研究チームは、惑星が恒星の前を横切る際に起きる、わずかな光のちらつきを観測し
て、存在を突き止めた。恒星と惑星の距離は、地球と太陽間の14分の1程度だが、恒星
の大きさが太陽よりも小さく、光も微弱な「赤色わい星」のため、惑星の表面温度は、液
体の水が存在できるセ氏0〜40度にとどまるという。ただ、大気の有無や組成などは不
明だ。
いだ。
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