「私は銀河うるとら組長、ソフィーである。ちょっとちょっと。」 いきなり会社員、月形半平太の前に現れた光の巨人は頼まれもせ
んのに自己紹介を始めた。 「年末ジャンボ、今年最後のヒーローになれるチャンスだぞ。 君を地球を守る正義の味方、超うるとらスーパーマン∞に任命する。
平和を乱すものが現れた時、君はいつでも私のよーな超人に変身で
きるのだ。んーお礼はいいからね。」 以前誘ったことも忘れてか、こちらの意見もへったくれもないまま、
ソフィーは続けた。 「さあ、変身だ! この変身セットを使って…」 「間に合ってます。」
しばし沈黙。 「へ?」 「インドの山奥で修行して帰ってきたら親父に改造されました。母
親は前世が月世界の人らしく、お爺ちゃんに何かのコントローラー
もらっちゃったし…順番、けっこう後ですけど、いいですか?」
月形半平太は遂に変身することはなかった。