|
夕方の地下鉄。 何処にでもいそうな平凡な顔の男。ぎょっとしたのは首だけが浮いているように 見えたからだ。よく見れば通路の途中の壁の窪みに身体をうずめているようだ。 目だけがくるくる動いている。 すると、すいっと手が壁から出てきた。 もとの目をまわす素頓狂な顔に戻った。手招きをするような仕草をしたり、耳打ち した。 会社員だろうか。さえない中年男性が壁の男にふらふらと、近づいていった。 から出ているようだ。 |
|
五十一話です。今回ギャグがないです。棒球です(苦笑) 都会に限らず忙しさに我を忘れる、消耗すると「忙殺」なんて言います。 ウェブのお友達、tokuさんやカヲルさんの感想では、諸星大二郎先生の * * * * * もうひとり、あき様から、小咄を頂きました。 ある夜、自宅近くを車で通った時の事。
|