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新人の泣き虫先生は困っていた。
赴任した女子高に、ふだつきの不良がいるというのだ。それでなくても最近は素行の悪い学生が増え
ているとゆうのに…。昔は教師の暴力でなんとでも出来たが最近は子供も腕力はあるし弁も立つ。
親やおかみもうるさい。
鬱々とした気分で教室に入ると、はたしてほとんどの生徒が化粧をし、髪を染め、派手なアクセサ
リーやミニスカートを纏っていた。やはり教師が入っても誰も注目しない。
「?」
見ると、一人だけ黒髪にひざまで隠れたスカートをはいた生徒がいた。一人だけ浮いているように、
周りも無視している。まさにオアシスだ。安堵と同時に
(あの娘だけでも救わねば)
という気持ちも沸いてくる。先生は意を決し恐る恐るコギャルの群れをかき分け、黒髪の女生徒に
近づいた。
「や、やぁ」
気さくに声をかけた、途端…
「このセンコー、ちょー頭わり〜」
「ホント。わざわざこのクラスで一番のワルにちょっかい出すなんて」
「ちょっと見てぇ、あれだけ場違いのカッコしてるんだもん、やべえって」
ボコボコにされた泣き虫先生は意識が遠のきながら、生徒達の会話を聞いていた。
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