ちょっと怖い小咄(頂き物編)

 並木様(其の壱)  ほんとにあった、ちょっと怖い小咄 

 レピは先月結婚したばかりの、福島に住む新妻だ。今夜も夕飯の下ごしらえをし

ようとしたのだが、魚の下ろし方がわからずに、埼玉県の実家の母に電話をしてい

ると、突然、ドオン!という音と共に地震が起きた。

「ああ、大きな地震だったね。」

母が言ったがレピは不思議に思っていた。余震も無く、P波もS波も何も無い。いき

なり地面が揺れたからだった。母親がテレビのスイッチを入れたらしく、

「あ。埼玉県…震度3だって。……あれ?レピの所は速報が出ないわ。変ねぇ。」

とは言いながらも、レピは魚の下ろし方を習って電話を切った。

 あれから1ヶ月が経った。夫はテレビのニュースを見ながら朝食を取っていた。テ

レビ画面の中では、アナウンサーが

「福島第2原発の○号機の故障が、隠蔽されていた事を明らかにしました……。」

レピは、そのニュースから目を離すことができなかった。

あれは、故障なんかじゃない!爆発だった!!

レピはその場で、意識が遠くなっていくのを止められなかった。


おしまい。あの新聞記事の1ヶ月くらい前に、あった事実に基づいて脚色させていただきました。


主演/新婚の主婦・レピ
   朝食中の夫・トク
   レピの母 ・ジン

原作/福島在住、匿名希望の主婦  でお送りいたしました。

ちゃんちゃん

 ========終わり…並木さん、ありがとうございました! ワタシャばーさんかい(^^;)=========

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