ちょっと怖い小咄。

 小咄其の弐拾八  夢のロボット

 いじめられっ子のなび太くんの前に突然「それ」は現れた。

どこをとってもまん丸のボディ。目も痛くなるほどの原色カラーリング、お腹にはポケットらしき物。

頭に付けているのは小型のプロペラか。まん丸の手を振り、愛嬌いっぱいの笑顔でなび太くんに話しかけた。

「やぁ、僕は未来から来たお友達ロボット。君のお手伝いをしに来たんだ」

狂喜乱舞のなび太くん。これでいじめっ子のギガントもやっつけられるし、ヒネ男より金持ちになれる。憧れのSAYAKAちゃんだって僕のものだ!

早速なび太くん、家に居候させることにした…が。

「うぎゃ〜〜〜!」

丸いロボットは失敗だらけ、小動物が出たと言っては大騒ぎし、とうとう家を破壊して出ていってしまった。

「はぁ…やっぱり漫画みたいに便利なロボットなんていないよなー。」

なび太くんは地道にがんばることにした。

 その頃。

当の
丸いロボットは先生ロボットに「0点」をもらってショゲていた。

先生ロボットの胸にも、ポケットみたいなマークが10個ついていた。


 ========おしまい。=========

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