小咄其の拾八 正 義 の 味 方 2
「私が銀河うるとら組長、ソフィーなんだから。」
なんだからと言われても困るが、月形半平太の前に現れた光の巨人はなおも話し続けた。
「こんだけ就職難なのに正義の味方になりたいってヤツはいないんだよね〜。
そこで選考基準を甘くした。おめでとう、今日から君は地球を守る正義の味方、『超うるとらスーパーマン(パート)』に決
定した。んーお礼はいいからね。」
相変わらずこちらの意見もへったくれもない。よほど敵が多いのだろう、自分の正議論ばかりゴリ押ししてくるどこかの大
統領のよーである。
「さあ、変身だ! すぐに50mの大巨人になれるぞ。あとはテキトーに」
「ああ、は、はい。」
まばゆい光に包まれると月形半平太はソフィーそっくりの姿なった。みるみる巨大化する。10m、20m…。
そこで半平太は思い出した。自分が高所恐怖症だったことを。急激な視線の変化に立ちくらみ、50mの大巨人は周りの
ビルを崩し、広場を荒らし、ソフィーを押しつぶしてぶっ倒れた。