の ほ ほ ん コ ラ ム 。

バッドエンド、集まれ!

バッドエンドも好きです(←やっぱり危ない;)」

…と、言うwebのお友達、三浦高穂さんの一言から始まったこの企画。
消化によくない、だけど心に残るお勧めバッドエンドは?(ホラーは極力抜きに
して^^;) 皆様からたくさんコメントを頂き、好評のうち幕を下ろしました…
バッドじゃなく。面白くてそのままにするのも勿体無かったので、3年振りに復
活です。新しい情報やコメントがあればお願いします。



<映画編>

JIN
『その男凶暴につき』 北野武監督・主演
     たけし監督の処女作で、とにかく凝った演出とライティング、暴力
     描写。後味の悪さは主人公が死んだ後。(映画サイトじゃないんでネ
     タバレしちゃいますが)主人公の刑事は死に悪い奴らは生き残り、そ
     このオフィスの女性は…嫌悪感に顔を顰めつつも、「平常の」仕事を
     続けようとします。ぐえっ(^^;)

『Uボート』 リチャード=マーカンド監督(ドイツ映画)

『ダンスウィズウルブズ』 ケビン=コスナー主演

『未来世紀ブラジル』 テリー=ギリアム監督

『エンドオブデイズ』 シュワルツェネッガー主演
      これって(ネタバレ)
      意味なく傷つき死んでいくシュワが売り、だけの世紀末ものでし
      た。まー世界は救われたみたいだけどぉ。「死なない役」しか出来
      ないってのもなんだけど、かと言ってこんな高揚感のないシナリオ
      ならやらんでいーわい! ぜぇぜぇ。で、仕切りなおしの『T3』、
      どうなるかと思うと…やはりダメっぽでした。『博士の異常な愛情』
      のほうが断然凄みがあるブラックコメディですよ。

『イージーライダー』 ピーター=フォンダ主演

『時計仕掛けのオレンジ』
『博士の異常な愛情』 スタンリー=キューブリック監督
     『イージー』『時計仕掛け』罰当たりなことをすれば罰があたる。も
     しかすると製作し金を得ようとする側にもそういう意図もあったかも。
     だって映画は儲けなきゃ撮り続けられないし〜。じゃ、後は受け手側
     の味わい方か?

お〜お〜嫌になって踊ろ〜って感じ(^^;)。お騒がせトム=クルーズの『ラストサムライ』あ
たりも、面白く、悲劇と合わせ感慨深いラストだったけどある意味『ダンスウィズ…』の焼き
直し感は否めませんねえ。こちらは悲劇でもしみじみと終わります。んでわ、次のかたへ。


みや(さまタマ)様 URL(残念ながら閉鎖されました)
『カル』 ハン・ソッキュ主演(韓国)
     韓国の38度線ものは、日本には到底わからない重みがありますね、
     といってもわたしは「シュリ」しか見ていませんが。あれも悲しい
     バッドエンドでしたね。でも、仕方ないというか、納得できたと
     いうか。
     バッドエンドのオススメといえば、「カル」ですねえ。ヒロインが美
     しくて、画面は血だらけ……導入部からオチまで衝撃的です。でも、
     バッドエンドでも仕方ないか、という独特の運命論的なムードがそ
     れを悲しい物語にしていて、わたしは大好きです。

『セブン』 デビッド=フィンチャー監督 ブラッド=ピッド主演
     なんであれほど不幸な終わり方をしなきゃいけないのか、その理不
     尽さに怒りが先に立って、今でもトラウマです。

うえ〜ん、ホラー系は苦手やちゅーのに(泣)。だってホラーのバッドエンドってハッピーエン
ドのことでショ? そりわさておき、いろいろ体温を感じさせてくれますね、韓国映画。もし
日本が関東と関西で分断され対立したら…『二重スパイ』などもこの言葉が絡みますね。 あと
は『シルミド』あたり?
『セブン』『エイリアン3』他のデビット=フィンチャー作品の後味の悪さは、もはや彼の持
ち味なんだろな〜。リチャード=マーカンド『針の目』も後味は悪かったけど、確か『SW』
ep6の監督でした?壮大なサーガ、原住民のダンスで終わる…ハッピーエンド?

にる様 URL
『猿の惑星』(関連作品含む)

『ツインピークス』(劇場版TV版含む) デヴィッド=リンチ監督

『猿の惑星』 この時代の洋画は実は世相を反映して悲観的なのが多かったみたいっす。『未来
惑星ザルドス』とか『サイレントランニング』、『ソイレントグリーン』etc…。でも、どれも印
象に残ってます。未来への警告がきちんと昇華された佳作だったんですね。最近リメイクされた
ティム=バートン版は冗長気味。『ツイン…』はリンチ監督の悪趣味がうま〜くソープオペラに
馴染んだ改作。クーパー警視役のカイルは他リンチ作品も多く出てます。不幸が多いけど。


toku様 URL
『シックスセンス』『アンブレイカブル』他(俗に言うシャマラン3部作)

ネタバレが起きた時が最大の悲劇、という氏の脚本作品。前にTV放映された時、別局のバラエ
ティ番組が「○○は幽霊なんだよ」とこそっと冒頭で言ってました。…ひ、ひでえ(^^;)。


並木様 URL
『悪い奴ほどよく眠る』 黒澤明監督
     「政治家の汚職事件で父親を殺された息子が、証拠を集る。やっと政
     治家を訴えられる…寸前に汚名を着せられ殺され、証拠も処分される
     話。」

『テルマ&ルイーズ』 リドリー=スコット監督
     はしゃぎすぎて箍が外れて犯罪者となった女2人のロードムービー。
     ラストで2人はグランドキャニオンの崖から車でダイブする。

『パーフェクト・ワールド』
     脱獄囚が子供を人質にとって逃げるロードムービー。脱獄囚が殺され
     て終わる。

『顔のない天使』 メル=ギブソン主演
     教え子とのトラブルで顔の半分を失った元教師の家に、地元の少年が
     勉強を習いに来る。周囲の人々に教師は、その土地を離れ、少年に2
     度と近付かない事を強要され、従う。

『ロミオとジュリエット』 オリビア=ハッセー主演(映画、オペラ他多数)
     早とちりな、すれ違いカップルが自殺する話。

『アルジャーノンに花束を』
     障害者が一旦よくなって元に戻る話。

 さて、これらの作品はバッドエンドか?と問われると、微妙な位置かもしれな
い。その物語が悲劇かどうかではない。そうすると基準はどこ?って事になりま
す。一晩と一日考えてみました。
でね、出た結論は『ゲームなんかで言うバッドエンドは、テーマからも逸れ、何
だよばかやろーって状態で終わる。主人公の意思や、物語の流れを無視して、勝
手に終わってしまって、読者・視聴者が置き去られるものではないだろうか? 
と思ったりしたわけです。
例えば『悪い奴ほどよく眠る』 これはその定義にハマってます。バックステー
ジで監督が「このエンディングにすることによって、見ている人は悪を憎み、許
すまじし思う。
不快に感じるなら成功。」と言ったとしても、物語としてはバッドエンディング
になるだろうと思いました。
『テルマ&ルイーズ』は現代社会への差別意識という視点から、彼女達はキレ
イ事の社会なんて望んでいなかった。だから死んでハッピーエンドでいいよう
に思います。
『パーフェクト・ワールド』 微妙……。でも、主人公は納得して死んで行った
から、コイツもそういう意味ではハッピーエンド。
『顔のない天使』 社会の偏見は変わらないし、変わったとしたらキレイ事にし
かならないから、少年に一番大切な選択をしたこれもハッピーエンドかな。
『ロミオとジュリエット』
シェークスピアあまり好きじゃないのです。こんなこともあるから、みんな普段
から仲良くしようね…って視点で描くなら、第3者を主人公に設定すべきだし、
バッドエンドに見えるなー。
『アルジャーノンに花束を』 今ある幸せで満足しなさい。上を見たってキリは
ない。人間、分相応が幸せなんだよ…。あああ、自分で書いていてムカつくー。
この解釈。ははは。彼が戻りたいと切望し、戻った事に幸福を噛み締めたなら
ハッピーエンド。そうでないならバッドエンドなのかな? そして真偽は明記
されていない。

結論、『ジーパーズ・クリーパーズ』と『ニキータ』はバッドエンドってことで
しょうか。ははは。

「不快に感じるなら成功。」これは物語としてはバッドエンディングでも、もー監督の勝ち。き
っとよく眠れたことでしゃう、黒澤監督。
『テルマ&…』 ごめんなさい、観てません(^^;)。リドリーは大好きな監督なのですが、その
映像美にも関わらず(またはそれ故?)諦念思想的なものがあるかな。代表作『ブレードランナー』
はアンドロイドと人間の戦いの中、主人公は恋人も人造であることを知り、彼女を連れて街を逃
げ去ります。寿命を定められた人造人間。それは悲劇でしかありえないけれど、そこには生きよ
うとする「意思」も感じますネ。テルマとルイーズの本当の脱出は成功したのでしゃうか?
『ロミオとジュリエット』…さあ、明るく楽しくハッピーなシェークスピア作品を想像してみま
しゃう。それこそバ〜〜ッド(^◇^;)。
『アルジャーノンに花束を』 これも観てない、TVのユースケ版も…とゆーか、こりわ小説をし
ーみじみと読むものだ! だって稚拙になっていく文面を見る方が、辛くて心にズンっと来たか
ら。彼の立場にはなれないから、幸せ?不幸せ(^_^;)?
『ニキータ』 これでもかこれでもかと、試練を与え続ける教官。淡い恋心さえ、暗殺者に仕立
てる為に利用する彼と、それすら受け入れる彼女。残酷で辛い、それが彼女を鋼のように強く美
しくしていくのでしょう。


思えば、昔の作品ってバッドエンドが多い気がします。死んだり、真っ白に燃え
尽きたり(笑)。んでも印象深いのも昔のほうが多いのも事実。今の良いバッド
も探さねば!
ちゅうワケで小説やゲーム、他メディアはまた別の機会に。中途半端で終わら
せるのもバッドですねー(^^;;)
                         2006/06/10 UP


  

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