
| 日時 | 会場 | 出演 |
| 02年8月5日(月) | 新宿 Pit Inn | 鈴木雅之(ts)、伊勢秀一郎(tp、flh)、大表秀具(b)、松浦賢ニ(ds)、宮前幸弘(pf) |
夏休みを利用して、伊勢さんをフィーチャーした鈴木雅之さん(ts)のクインテットのライブを、ピットイン昼の部で聴かせて貰いました。 鈴木さんはラテン・ジャズのバンド等でも活動されており、演奏はボッサやラテン調の演奏が中心かな、と勝手に思っていたのですが、少し遅れてファーストセット開演直後に入店すると、モーダルなストレート・アヘッド・ジャズが演奏されていたので、ちょっとビックリ。 曲は、鈴木さんのオリジナル、99年9月に作曲したので、『99.9』という仮タイトル、とのこと。 鈴木さんと伊勢さんの2管フロントは、ジャズの【王道】といった魅力的なアンサンブルを聴かせてくれます。 続いて、ジョー・ヘンのナンバーを挟んで、再び鈴木さんのオリジナルで、美しいバラッド『インフィニート』。 繊細さと逞しさが渾然一体となったテナーが印象的です。 ファースト・セット最後は、名トランペッター、ウディ・ショウの名曲、日本では特に人気の高い、『スイート・ラブ・オブ・マイン』。 ロマンチシズムと哀愁に満ち溢れたお馴染みのイントロ、そして、テーマが何とも言えません。
セカンド・セットは、渋い隠れ名曲といった、ジョージ・ケイブルス(pf)やジョーヘンのオリジナルが演奏されます。 そして、伊勢さんのオリジナル、『セレナーデ・フォー・ユア・アイズ』。 伊勢さんファンの全国の“イセラー”が聴いたら完全ノックアウト間違いなし! リリシズム満載の、魅惑のトランペット・ソロを聴く事が出来ました。 又、この日の伊勢さんは、いつもの叙情的な演奏のみならず、アタック感の強い、かなりアグレッシブなプレイも聴かせてくれ、思わず腰が浮いてしまいました。
リーダーの鈴木さんのプレイを今回初めて聴かせて貰いましたが、演奏曲からも分かるとおり、音色も含めて、ジョー・ヘンの影響を思わせるものがありました。 逞しくも、何処かソフトなトーンで、スムーズなフレーズ作りをされるあたりは、デックスやホーキンスもお好きなんだろうな、と感じましたが、HPでプロフィールを拝見した所、やはり、ホーキンスとロリンズに影響されてジャズを始められた、とのことで、納得。 又、このクインテットの演奏を聴かせて貰いたいと思います。
最後、当日、ゲストとして参加した宮前さん(pf)は、浮揚感のあるピアノを聴かせてくれ、才気がホトバシル、といった感じでした。 【天宮プラス】なるユニットでも活動されている、とのことで、そちらのライブも是非聴いてみたくなりました。
鈴木雅之(ts)
伊勢 秀一郎(tp)