インフルエンザ。うちの子供がインフルエンザの疑いがあったので、医者へ行った時に頂いたプリントが、分かり易かったので載せておきます。2007.12.5更新 |
インフルエンザの診断と治療インフルエンザはの冬季の風邪の(特に子供掛かりやすい)原因の1つです。現在は診断と治療か確立していますが、場合によっては脳症の様な重い合併症が発生する事もあります。 ここでは、インフルエンザについて、お母さん、お父さんから多く聞かれる質問や、医師の方から知っておいて頂きたい事柄について簡単にご説明致します。詳細については診察時にお聞き下さい。 ◆ 診断 インフルエンザの診断方法に迅速キットがあります。お子様の鼻に綿棒を入れて検査します。検査自体は直ぐに終わりますが、検査の結果が出るまでに1〜2時間のお時間を頂く事があります。 また発症後(熱が出始めてから)8〜12時間程度は検査の結果が偽陰性となる(実際にはインフルエンザであるのに、陰性と間違って出る)ことがしばしばあります。また、それ以降の時期でも偽陰性となることが10%程度あります。 なお、抗インフルエンザ薬(次の項もご参照下さい)を内服し始めた後に検査すると、やはり偽陰性となることが多くなりますが、半日から1日くらいは正確に陽性とと出ることが多いようです。 次の項にも書いてありますが発症後48時間経過すると抗インフルエンザ薬が効きにくくなります。しかし、検査をする事で病名を確定する意味はあります。 ◆ 治療 まず強調したいのは、インフルエンザは無治療でも自然治癒する病気である事です。 インフルエンザはウィルス感染症である為、抗生剤(細菌感染症に効くがウィルス感染症には効かない)は原則効果ありません。 抗インフルエンザ薬としてタミフル、シンメトレルなどがあります。いずれの薬も非常に良く効く薬ですが、発症後48時間後以上経過すると効き目がかなり落ちてくる事が知られています。検査で陽性とわかり次第、内服することをお薦めします。 薬は1日2回、3〜5日間、医師が指示した期間飲み続けてください。熱が下がってからも飲み続ける必要があります。また、どんな薬でもそうですが、お子様の年齢、体重に合わせて処方されています。他人に出された薬を使うのは絶対にお止め下さい。 もし薬が効かない時期になってしまった場合は、数日間安静にすることで自然治癒します。他の風邪同様、水分を十分に取らせてください。 ◆ 合併症 インフルエンザにかかった方の大半は後遺症はなく治癒します。合併症として、生後6ヶ月から6歳くらいまでの子供に熱性痙攣が見られますが、親御さんとして最も心配なのは、インフルエンザ脳症・脳炎では無いでしょうか? インフルエンザ脳炎・脳症は、痙攣や意識障害を発症症状とする子供特有のインフルエンザ合併症です。(ただし、痙攣が起きたからといって必ずしも脳炎・脳症になるわけではありません)。一旦この状態になってしまうと致命率も高く、集中治療が必要です。 しかし、インフルエンザにかかった子供の中で実際に脳炎・脳症になる確率は約1万分の1といわれており、麻疹(はしか)の子供が脳炎・脳症になる確率(約1千分の1)とくらべてもかなり低いと言えます。インフルエンザが流行すると、それに伴って脳炎・脳症となる子供の数が増えるため、マスコミで取り上げられる事が多くなる訳です。 解熱剤の一部が脳炎・脳症を引き起こしやすいという報告がありますが、当院で処方される解熱剤のアセトアミノフェン(商品名:カロナール、アルヒニー、アンヒバなど)にはそのような副作用は報告されていません。安心してお使い下さい。 なお、インフルエンザにはA型とB型があり、A型の方が若干脳炎・脳症になる確率が高いようです。 また、一冬にインフルエンザに2回かかる方もいらっしゃいますが、これしA型とB型の両方にかかりうるからです。
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