|
|
私たちは経済大国日本の持つ国際的な影響力を配慮し、野生動物の消費についてはよほど慎重である必要があります。しかし残念なことに、国内では、業界による不正確で偏った情報が氾濫し、人々の判断を迷わせています。
私たちは、私たち日本に住むものが地球環境に配慮した責任ある判断ができるように、正確で多様な情報の提供をこころがけます。 |
|
|
|
日本国内では、水産庁の捕獲規制に基づき、毎年2万頭前後の小型鯨類の捕獲が行われています。方法は、銛を使って行う突きん棒猟、複数の船でイルカの群れを湾に追い込む追い込み猟、捕鯨砲を使って行う小型沿岸捕鯨の3通りです。
クジラ類は妊娠期間が10〜17ヵ月で1産1子で繁殖率が大変低く、商業的な利用に耐えられない野生動物です。しかし、国際捕鯨委員会の管轄外のままおかれており、捕鯨モラトリアム以降、クジラ肉の代用品として値段が高騰したために、新たに参入した漁業者もあって、捕獲高が増加しました。93年に規制を受けましたが、その規制そのものについての見直しは不十分で、対象となったイルカ・クジラ類の多くがなんらかの保護を必要としています。早急な調査と捕獲枠の見直しが求められます。 |
|
|
水族館で飼育されているイルカ類のほとんどはイルカ追込み猟によって生け捕りされたものです。イルカ類は母系性の社会を構成していますが、水族館のイルカは
子どものうちに捕獲されて、家族を皆殺しにされたうえ、狭い人工的な環境で一生を終えなくてはなりません。また、追込み猟で簡単に補充がきくものもあり、使い捨て同然にされていますが、個体の識別がむずかしいために、毎年どれくらいが死んで入れ替えられているのかわかりません。
また、世界的に希少なシャチについては、現在唯一の捕獲可能な海域としてロシアがターゲットになっています。幸いなことに、まだ捕獲には成功していませんが、いったん捕獲が始まると、新たな供給地になる可能性が高く、ロシア海域でのシャチの生息が脅かされます。
私たちは、現在、日本で唯一、ロシアのシャチを捕獲して導入しようとしている名古屋港水族館にシャチを入れないように働きかけています。 |
|
|
1971年に環境庁(現環境省)が創設された際、水産庁は全ての海生哺乳類を水産庁の管轄に留めておくと言う覚え書きを環境庁と取り交わしました。そのために長い間、イルカ・クジラをふくむ海生哺乳類は資源として扱われてきました。現在、日本沿岸の海生哺乳類の71%がレッドリストに掲載されており、早急な調査と保護、管理が必要です。
2002年に決められた新・生物多様性国家戦略では私たちの努力が実り、不完全ながら始めて「海棲哺乳類の保護と管理」の1項が加わりました。また、それをうけて、環境省の新・鳥獣保護及び狩猟の適正化についての法律(鳥獣保護法)では、全ての鳥類と哺乳類が原則対象とされたのです。残念ながら、それには「適応除外規定」があり、イルカ・クジラ類全てが対象外になってしまいましたが、今後、調査が進んで保護が必要であることが明らかになれば、鳥獣保護法の対象になる可能性もでてきました。
私たちは、今後とも、イルカ・クジラをはじめとした海生哺乳類の保護の法律制定にむけて活動していきます。 |
|
|
|
IKANが上記の方針に基づき、関係各方面に提出してきた抗議書等のアーカイブです。
|
|
|
|
その他の保護活動。
|