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巻の47 夜光・歩く手首 (マルイ) 2003/ 8/ 2

思い返せばちょうど一年前。巻の34でちょこっと…

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当初の予定では、今月は『夏といえば、怪談ッ!』とばかりに、マルイの『夜光 歩く手首』のプラモの紹介をする予定だったのですが(大笑)こっちはすっぱり来年まで延期します。

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…と書いてあれから一年。今年もまた夏のシーズンがやってきました。
では改めて小見出しいってみましょう。

夏といえば、怪談ッ!!


「ドッキリするよー」したねぇ…別の意味で(苦笑)

まぁ、昔のプラモ屋って棚の上のほうには手の届かないゴージャスなプラモがドデン!と鎮座してはるかな憧れを誘っていたりする反面、棚の下の方からは「いま手が届くのはこっちやでぇ〜☆」と駄なプラモが手招きしていたものでした。
なにせ子供ですから、誘惑には弱いもんです。小遣いをコツコツ貯めてゴージャスプラモ買うぐらいなら今の手持ちですぐ買えてすぐ遊べるほうを選ぶのはごく普通の流れ…でしたよねー、皆さん(笑)。

そんなお手軽さをウリにするプラモ屋の棚の下は、いつでも子供達へのアピールは熱心で、ブームの便乗モノとか季節に敏感な商品群とかが「これでもかこれでもか」と豊富に並んでいたものです。
特に夏は季節モノの宝庫。定番の昆虫モノとか扇風機とかの実用(?)モノ、そして怪獣モノの親戚筋扱い(なのかな)で怪奇妖怪系というかスリラー系のプラモが出回るのもこの時期の風物詩。
今月は、そんなこの時期ならではの季節モノのプラモの一つを紹介しましょう。

かつて「駄プラモ」でも名を轟かせていた(笑)あのマルイから出ていたスリラー系プラモ。
それがこの『夜光・歩く手首』です。当時のお値段350円也。
ほぼ原寸大の手首がゼンマイ動力で指先を動かして歩く(と言っていいのか?)プラモですが、夜光樹脂で成形されていて、光を当てて暗くするとボンヤリと光るのです。
箱に「MARUI THRILLER SERIES NO,1」と書かれていますが、NO,2は血だらけ落ち武者の討ち首がゼンマイで歩く「夜光・歩く生首」だったんですねーコレがまた。

それにしても…
数年ぶりに箱から出してみたんですが、箱を開けてビックリ!ドエラい事態になってたんですよぉ!
いや、箱の中にゴキブリのタマゴのカラやフンが溜まってカサカサ音を立ててたなんて事ぢゃなくて(←フンの話は伝聞ですけどタマゴのカラは経験有り)ある意味もーっと悲惨な事態なんですよ。


パッケージをよく見て下さい。こう書かれてますね。
 「ビックリ怪物のオマケ付!」、と。
この怪物ってのはゴムで出来たヘビのオモチャなんですよ。メーカーのちょっとしたサービスだったんでしょうけど、箱を開けてこいつを見たとたん一瞬ヒキツりました。
ゴム材質とプラ材とが長期間接触したまんまになってると、接触部で化学変化が起きてプラ樹脂が侵される事があるんです。
そして…ものの見事にヘビと触れている部分の樹脂が侵されてたんです。剥がしたら糸まで引いてくれて、あぁ〜(涙)。
これがホントの妖怪ならぬ「溶解プラモ」…笑えんわぃ(苦笑)。
可動部に影響は無さそう…かな?そこだけが救いですけどねぇ。
この「ビックリ怪物」のせいで〜(怒)

さすがにメーカーを責めるのも酷というもんです。こんな駄な模型を20年以上そのまんまで置いとくよーな奇特なユーザーがいるなんて考えもしなかったでしょーから。
とはいえ、当時の私にこんな接触腐食についての知識があろうはずもなく。
あぁ〜、時の流れというものはこんなにも残酷なんですねぇ、ぐっすん(涙)。

    
さて、実は似たような駄なスリラー系プラモがもぅ一つ見つかったんで、気を取り直すためにも紹介しちゃいましょう。
何でか知らんけど、今度のプラモも光ります。
さっきの「歩く手首」は夜光材質で光ったんですが、今度のは「金メッキで光って」ます(大笑)。
その名もストレートな『黄金ドクロ』。ゼンマイ動力で、当時のお値段400円也。
スゴイのが、パッケージ下のほうに書かれてる売り文句。「歯をガチガチ鳴らしながら迫ってくる」に大笑い。
「歩く」んでも「走る」んでもなく「迫ってくる」んですよ。

別に「歩く生首」の代わりというワケでもないんですが(大笑)

良くわからないのが、このプラモのメーカー。
岩堀金属株式会社…とあるんですが、自分で買っといて言うのも何ですが聞いたことすらないメーカーです。
プラモ自体も「黄金バット」のパチモンなのかパチモンにすらなってないのか、見れば見るほど言葉にしようのない微妙〜さを感じたりします。


    
「夜光」というものからして今時あんまり見なくなったような気がします。
ましてやこの存在そのものの言いようのない怪しさ(爆)。もし今の時代に世に出ても今時の変にスレた子供達には小バカにされて終わるかもしれません。
往年のあの時代だからこそ存在できた、意外と儚いジャンルのプラモなのかもしれませんね。


この項終わり
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