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巻の46 水の生物シリーズ ベンケイガニ&ハマガニ (エーダイ) 2003/ 7/ 5

季節はもぅ初夏
子供たちは今月から夏休みに突入するんですよねぇ。
社会人になって長年経ってしまうと、親だの親戚だのにどこか連れてって〜とか拝みたおして海だの山だの行ったのもはるか昔の思い出になっちゃいましたけども…というか、もはや本来連れて行く立場なんでしょうけど(苦笑)。

ともあれ、夏休みのレジャーに海とか山とか行ったら、やっぱり生き物に触れるのが楽しみの一つ。
特に海や川とかに行くと、魚の泳ぐ姿ひとつに単純にはしゃいだりしたもんでした。
ほかにも、岩場の影でチョコチョコと動くヤドカリとか小ガニとかの小動物を見つけると、普段動いてる姿を滅多に見ないだけにメチャ盛りあがったもんでしたねぇ、しみじみ。

さぁ、今月はそんな夏の自然の小動物が身近なプラモになった、ちょいと愛嬌のある模型を紹介しましょうか。


小松崎茂先生のイラストのパッケージ

昆虫のプラモはイマイやバンダイがいくつかリリースしてたのでそんなに珍しいわけではないんですが(そういえばバンダイの「自然科学昆虫シリーズ」のカタログになぜかヤドカリがあったなぁ)、実は小ガニのゼンマイプラモなんてのもあったりするんですよ。
作ったのは往年の模型メーカー、エーダイ。ここがミンミンゼミとかアブラゼミとかのネイチャー系プラモを作ってた事があって、その頃に同じ流れのシリーズとして出てたのがこの「水の生物シリーズ」
精密スケール4倍の大きさでベンケイガニハマガニなんてのがあったんですよ。当時のお値段350円也。
子供たちにとってカニの生態は昆虫とかに比べて知られてないだろう…と思われたのか、箱の横には「ベンケイ(ハマ)ガニの一生」と題したタマゴからの成長過程やオスメスの違いなどがイラストで説明されていて面白いです。
だって、普通の人はカニの幼生形態「ゾエア」「メガロパ」なんて知らないですよ(笑)。今の目で見てもけっこういい勉強になるんじゃないでしょうか。


箱の中を見ると、すでに甲羅とハサミがエアブラシ塗装されているのがわかるでしょうか。少々クリア気味の成形色の上に絶妙にグラデーションが効いてる、味わいのある塗装がたまりません。
箱の横の台紙にはハイパワーゼンマイが入ってまして、これで脚を動かして歩くのです。実はこのシリーズの「アブラゼミ」も持ってるんですが(大笑)250円のこのプラモだとゼンマイはただの袋詰めで台紙に収まってませんし塗装もされてません。350円の「水の生物シリーズ」はエーダイでは上位商品の位置付けだったのかも知れませんね。

八本脚のうち、外側の四本は接着固定。内側の残り四本の脚を動かして歩行するようになっています。
腕…といえばいいのか(笑)とハサミは好きなように動かせるようになってます。

上がハマガニ、下がベンケイガニ

出来上がるとだいたい本体だけで手のひらサイズ、その本体から八本の脚とハサミがニョキッと伸びるとけっこうな大きさになります。この大きさのカニがゼンマイでジーコジーコと歩くのかと思うと、それだけでも十分迫力ありそうな光景が頭に浮びますね。

    
最近はチョコエッグ等の食玩でリアルフィギュアがブームになって久しいですが、これだけ姿が進歩したならそれが動くともっとスゴい…なんて方向にも進歩してほしいのは私だけでしょうか。
もちろん、この手のプラモの動きが厳密にリアルなのかと言われれば疑問ではあるんですが(笑)立体図鑑のコレクションだけがホビーの王道だと思われるのもちょっと寂しい気もします。カバヤの「昆虫パークシリーズ」なんかが根強く頑張っていますが、もっとこういう動いて楽しい小動物模型がたくさんあったら楽しいと思うんですけどもねぇ。

この項終わり
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