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| 巻の39 | CAPTAIN−V (童友社) | 2002/12/ 1 |
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| 先日ありがたいことに
私の元に1通のメールが届きました。 「群馬県桐生市議会議長」さんにしてサンダーバードの熱心なファンでもある方からでして、巻の35のコンテンツから「チビッコ名刺プレゼント」で検索してやって来られて、巻の9のジェットモグラ製作コンテンツを気に入ってリンクを申し出て下さったのです。 もちろん大歓迎!早速今月、ウチからもリンク張らせて戴きました。 さて、こういういきさつがあって今月はお礼も兼ねて、久しぶりにサンダーバード関係のコンテンツをやってみようかと思いたってはみたものの… 実はサンダーバードに限らず、こういう超有名キャラクター物を扱うのは意外と難儀なのです。 超有名キャラクターという事は、今更私がコンテンツにしなくても各所の研究サイトがもっと詳しい資料データーをふんだんにコンテンツ化してます。たかだかいくつかの古いキット 〜しかもプレミア物やレア物に相当するアイテムはほとんどないし〜 を持ってるだけの私が今更書ける事なんてタカが知れてるんですよ。 あの巻の9だって単にサンダーバードだからだけじゃなく、数十年の月日を経た絶版キットの『組立て』というトピックスあってこそのコンテンツなんですから。 確かにサンダーバードのプラモも持ってるだけならミカン箱に2箱ほどありますが(←どこが「たかだかいくつか」ぢゃ)てきとーに写真撮って並べるだけならタダの「お宝ご自慢ページ」になりかねません。 運営してる立場としては「見て呆れて笑ってウケてもらって、ちょっぴり“眼福”と言ってもらえたら嬉しいかも」なスタンスでやってるつもりでして、いくら感想は見る人の自由とはいえ、ただの「お宝グッズ見せびらかしページ」とかと同列に取られると正直運営してても甲斐がないんですよね〜。 そんな事やらあんな事やら…いろいろ考えながら押入れをまさぐってみました。 そしていきなり見つかったのが、その当時多大な影響を受けた便乗商品のひとつ(大笑)! サンダーバード大ブームの時代の波をドップリ受けまくった結果、いい塩梅に味わいが熟成されたメーカーオリジナルのこのプラモ。サンダーバードから斜め45°ほど視点をズラして(苦笑)今月はこんな模型を紹介しましょう。 |
| 当時の子供達の間ではサンダーバード2号が一番人気でしたが、私はアマノジャクだったのか一番好きだったのがサンダーバード1号(以下TB1と略)だったのです。
鋭角にトンガっているのが早く飛びそうだし何よりロケットのスタイルそのものがカッコ良かったのです。その上翼が開閉までするからまたたまらないです。いやー、昔も今も好みの大筋がほとんど変わってないなーと情けなくなってきそうですが(苦笑)。 そういうデザイン上のポイントをうまく掴んだ、似て非なる絶妙な便乗商品がいつのまにか発売されてたのですねぇ。 そんなプラモが、今月紹介する童友社の「CAPTAIN−V」というプラモです。 まぁ、とりあえずはパッケージを見てくださいな。 |
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TB1のデザイン上の特徴を絶妙に抽出してオリジナルメカに仕立て上げたのがまるわかりなのが、このCAPTAIN−V(以下キャプテンVと記述)です。 デカデカとキャノピーが付いているのでスケールこそ全然違いますが、デザインのポイントとなる部分は見事になぞられていますね。 |
| ひょっとするとTB1を知らない方がおられるかも知れないので、たぶん余計なお世話かも知れませんが。
手持ちのTB1のキットから一番古いのを引っ張り出して、早速笑えるツーショットを撮ってみました。 |
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一応オリジナルのTB1のギミックといえば ・ゼンマイ(初版はモーター)動力で走る 前輪を回せば方向も自由 ・先端のノーズコーン(赤い部分)がバネで飛ぶ ・スイッチ押すと翼が開く というものでした。 もちろん童友社の開発者はこれを意識はしてたでしょう。 だからこんなにデザインが似通ったワケなんでしょうが…だからといって中身まで単なるマネになどなっておりません。 箱に書かれてるギミックは、 ・電池のいらないP.A.T.マジックモーター付 1mバックで15m前進直進OKカーブOK ・車を前後にこするだけで快走します ・突き当ると両翼が開きカーブを描く ・ミサイル二基発射装置付 となっております。 「P.A.T.マジックモーター」の「P.A.T.」というのが何かは判りませんが(なんとなく先月の「N.Y.C.グッドアイデア賞」を彷彿とさせますねー)マジックモーターと名乗る謎の動力源の正体は今で言うプルバックモーター、つまり後ろに引いて放したら走るというものです。まぁ、チョロQみたいなものと思えば間違いないでしょう。 しかもこの開発者はオリジナルを越えるべく驚きのアイデアをいくつも組みこみました。 オリジナルがボタン式で翼が開く機構なのに対し、このキャプテンVは走らせて壁とかにぶつかった時にスイッチが入って翼が開くのです。 しかもそれと同時に前輪が連動して動き、自動的にカーブがかかるのです。 なんという凝ったギミックが搭載されているのでしょうか! そういうワケで先端がギミック起動スイッチになっているので、オリジナルにあるような「先端部発射」は当然ムリです。まぁオリジナルをパクッてもしょうがないですし、パクるつもりもなかったでしょうし。 そこで代わりにミサイル発射装置を二基搭載し、子供達の大好きな「発射!」の醍醐味もキチンと味わえるようになってます。 TB1にない透明キャノピーまで付いてます。コクピットとか「中身」がないのはご愛嬌ですが(笑)地味ながらオリジナリティを主張しているかのように見えますね。 |
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このプラモ、私は立派なオリジナルプラモだと思ってます。間違っても安易な「パチモン」とは思っておりません。 確かにTB1の影響をモロに受けているのは間違いないでしょう。でも単純に便乗して出した、それだけではない作り手側の気合いを感じるのです。 イマイがTB1をヒットさせてたのを横でチラチラ見ながら童友社開発者が「ウチならこう作るのに」「イマイがそうくるなら、ウチはこうやる」とライバル魂を思いきり奮った、その想いが模型として結実した物がこのキャプテンVだというのは言いすぎでしょうか。 当時の子供がもしTB1を買えなくて代わりにこのキャプテンVを買ったとしても、「サンダーバードじゃない」という以外の不満(もちろんその不満がけっこうデカいのはさておき)はほとんどないぐらいの満足感を感じたと思いますよ。 今は版権もキビしくなってか、こういう味のある「著名作品のあやかり物」もあんまり見なくなったような気がします。 思えばおおらかな時代だったんだなぁと、箱をながめつつ過ぎ去りし時代の空気を感じたりします。 あぁ〜、しみじみ。 |
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