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巻の37 銀河疾風サスライガー バトレインC−3 (タカトクトイス) 2002/ 10/ 6

ポロリ〜ン♪

   ぢぇーないんって 知ってるかぃ?

聞くんかいな、そんなこと…(苦笑)

そう、その昔。軽く20年は昔の話。
1981年より、国際映画社という会社がTVアニメで通称『J9シリーズ』ってのを3年にわたって放映してました。
今でも根強いファンがいるにはいますが、知ってる人の間での評価は…なんといえばえぇのやら(苦笑)。



サスライガー機関車形態「バトレインC−3」


昔まだアニメ雑誌をチョコチョコ読んでた頃に、各所の雑誌で期待の新作として鳴り物入りで紹介されてたのが、シリーズ一作目の『銀河旋風ブライガー』でした。
クールなリーダーに飛ばし屋とガンマン、お色気担当の計4人(解釈が乱暴?)が「コズモレンジャーJ9」を名乗り「お呼びとあらば即参上!」と銀河の仕事人として活躍するっていうよーなストーリーでした。
キャラデザインが小松原一男氏、アニメーターには当時人気のあった金田伊功氏の名前も。さらにはタイムボカンシリーズで絶好調の山本正之氏によるロック調の主題歌。メインキャストも人気声優でがっしり固めて前人気はもぅ上々。
ここまで雑誌で思いっきり盛り上げてたのでさぞや凄いアニメだろうと期待して観てみたら…

 なーんじゃ!?これわ…(失笑)

別の意味でスゴいアニメでした(苦笑)。
作画はヘナヘナ。演出はセンスが勢い余ってカラすべり。
オープニングはメチャクチャシブいのに、その迫力がオープニングで使い果たされたかのような、身のほど知らずなほどのショボい内容に正直失笑を禁じ得ませんでした。
「カッコつける」だけなら誰でもやれますが「カッコつけてサマになる」のは並大抵じゃないんです。
雑誌であれだけ持ち上げてたので、ショボいのは今回だけで次回はスゴくなるかも…と思ってたなけなしの期待も哀しいぐらい裏切られ続ける始末。
オープニングと変形シーンという毎回使いまわす部分だけはカッコよかったですが、残念ながら他にほめるところがいまいち見つからず、当然のように途中で観なくなったのでした。
多分ですけども、作り手の思惑としては活劇色の強い「カウボーイ ビバップ」みたいなアニメを目指してたんじゃないでしょうか。
予算がなかったのか時間がなかったのかセンスがなかったのか何もかもがなかったのか…。
まるで根っ子からセンスのない田舎モンが身のほどをわきまえず都会に出てきて、なけなしのお金はたいて無理矢理カッコつけてみたら周りから失笑を受けたっていうよーな、そんな感じのアニメな印象のせいか。
今でもJ9シリーズというと嘉門達夫の名曲『どう見ても山田君』を連想してしまうのであります(笑)。

そんなアニメがよりにもよってシリーズ化を宣言(苦笑)。翌年の1982年にはJ9シリーズ第二弾『銀河烈風バクシンガー』が放映されました。
キャラ設定は前作そのまんまでチャチャッとディテールと名前変えただけという、やり方がタイムボカンの三悪まんま。
 (メカが5体合体なんで面子は一人増えてますが)
ストーリーは…まぁぶっちゃけた話が「新撰組の銀河版」。「誠」の代わりに「烈」の旗印をかかげて…とまでわかった時点で「もぉえぇわ」な感じになったのは言うまでもありません。もちろんシリーズ中でも一番見切りをつけたのも早く、まるで印象も記憶も残ってなかったりします。

そしてさらに第三弾『銀河疾風サスライガー』が翌年の1983年に放映されました。
こっちのストーリーも「80日間世界一周の銀河版」の一言で終わりです(笑)。
今思えば私的にはシリーズで一番普通に観れる内容やったかも…でも前2作があまりにもあーいう内容だったので「J9は付き合うだけ時間のムダ」という印象が擦り込まれたのか、理由も無く途中で観なくなったのでした。


サスライガー ロボット形態 前面 サスライガー ロボット形態 後面

さーて。
アニメに褒めようがなくっても、当時のDX玩具は一通り買ってました。
メーカーは、今は無きタカトクトイス。ここがポピーやタカラとロボ玩具を競ってリリースしていた当時は、今思うと実り多き良き時代だったんだなぁと思いますね。
前2作はすでに処分されてしまってるんで、当時の手触りの記憶をたどって簡単なレビューをやってみましょうか。

ブライガーの玩具はその名も『ブライガー超変形』という実に大きく出た名称の商品がありました。
スーパーカー「ブライサンダー」から飛行形態「ブライスター」そしてロボ「ブライガー」へと3形態に変形するのがウリだったんですが…
カー状態のボンネット部や飛行形態の機首部、その上ロボの腕部までをも!まるまるゴッソリ付け外して変形と言いきる豪快一本槍な仕様にクラクラきました。こんなん、デカい食玩やんか!
同じ時期にタカトクはヤットデタマンの「大巨神」「大天馬」をリリースしており、こちらはアニメ通り余剰パーツ無しで「大馬神」への合体をこなすという名作玩具だっただけに、ブライガーを「大巨神開発の空き時間で作ったんと違ゃうか」とさえ思ったものでした(笑)。
ただブライサンダーは自動車オモチャとしてかなり大きく遊び甲斐があり小さな子供にはウケるかも…と感じました。にもかかわらずアニメ番組は年少世代を相手にしない内容だったワケで…最初から企画そのものがサッパリかみ合ってなかったんじゃ?と今でも思います。

バクシンガーですが、こっちは5台のバイク(胴体になる一体は三輪バギー、脚になるバイク二体はサイドカー)が合体する玩具が『爆走合身』の名称で発売されてました。
こいつは、いや、ものすごかったです。
5台のバイクがバクシンガーに合体するとロボットの横にタイヤの山が積みあがるのです(笑)。
しかも胴体と脚部を合体させるのに太股部をそっくりまるまる「ジョイントパーツ」として別部品を必要とする豪快一本槍な仕様にクラクラきました。こんなん、デカいだけで食玩以下やんか!
同じ時期にタカトクは逆転イッパツマンの「逆転王」「三冠王」をリリースしており、こちらは余剰パーツ最小限でトッキュウザウルス/マンモスからの合体をこなすという名作玩具だっただけに、バクシンガーを「逆転王開発の空き時間で作ったんと違ゃうか」とさえ思ったものでした(大笑)。
そぅいえば、このバクシンガーがガンダム以降初めてふくらはぎがはっきりデザインに含まれてる“合体ロボ”でして、意外なガンダムとの共通点に「これからのアニメロボはふくらはぎがキーポイントかも」と当時思ったりしましたけどどーでもえぇ話ですよね(笑)。

んで、上の2つは処分されてしまったんですが。
最後のサスライガーだけはお気に入りだったのでなんとか手元に残しておいたのです。
機関車がロボットに変形するこの商品は『可変メカシリーズ バトレインC−3』という前二作とはかけ離れた名前で発売されました。
タカトクトイスといえば1982年に玩具界の記念碑ともいえる超名作玩具「可変バルキリー」をリリースし業界全体に一大センセーションを巻き起こしてます。その影響を受けてこの商品から前年までの「○□合身」的な名称を一新したのでしょう。


銀河を天翔ける機関車のカラーリングとしては、実にポップな色調でまとめられています。
私はこれをサスライガー云々とは全く考えずにメルヘントレインのオモチャとして普段から機関車状態で飾ってます。
あのバルキリーの影響をストレートに受けているせいもあってか、機関車形態にまったくムリがなくオブジェとしてディスプレイに十分たえられるのです。
しかも遊んでも、転がし走行させるとちゃんと動輪が動いて、その凝り具合がけっこう楽しかったりします。
当時「手荒な扱いに耐えられる頑丈な造りがウリ」とメーカーが言ってたらしいです…が、当時私がいつどこでこんな話を目にしたかを憶えてないのが我ながらフシギでして。

変形は腕のみ着脱式ではありますが(アニメのフィルム上でここんトコをどう処理してたか記憶がないのが悲しい)他の部分は見事なぐらい絶妙に変形します。
試しにほとんどの可動箇所を変形途中状態にしてみました。
これで変形手順が少しでも判りやすくなれば…と思って撮ってみたんですが、やっぱイマイチのようですねぇ(笑)。
手首はボタンでパンチ(?)を飛ばして90°回して付け直すようになってます。
本当はバネで弾が飛ぶ専用銃もあったんですが、そっちは箱と一緒に処分しちゃいました。
全可動箇所の変形途中状態

    
時代が時代ですので、もっともらしいカラーリングを施された「リアルタイプ」な商品も出てました。
でもそっちには全然興味は湧きませんでした。アニメのこととは関係なしに、ロボットにも変形できる実に良く出来たメルヘントレインとして絶品だと思っています。

というワケで、こんな写真が撮りたかったというのが今月このオモチャを取り上げた理由だったりするんですよ、
実は(笑)。
「どうぶつの森」でさぁ!よその村におでかけしましょ(笑)
    

それでは、いってらっしゃい

  ウッキー

    
《参考文献:メディアワークス刊 『スーパーロボット大鑑Ver.98』》


この項終わり
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