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巻の32 BLUE THUNDER (MULTI TOYS) 2002/ 5/ 1

今月は初の洋モノ!

今からおぉよそ20年近く前、時代的にはロスアンゼルス五輪の年。
その、まだ景気が良かった頃に生まれて初めての海外旅行でロスの地へと飛んでった事があるのです。
もちろんロス五輪が目的の渡航のはずなどなくて(苦笑)それが終わった直後のタイミングで開催された世界SFコンベンションというとんでもなくマニアな催しのツアーだったのですけども。
ロス五輪が終わった後だったので諸費用が安かったのでしょう。私でもなんとかやりくりできる程度の値段だったので青春の思い出とばかりに思いきって参加してみたのです。

ところが、その世界SF大会というものがさっぱり面白くなくてツアーで知り合った人達と共にあっさり会場を後にして、ツアーの旅程を無視してそこらの地元のバスで勝手に観光したり周辺をさ迷い歩いてバーガーショップや雑貨屋などをひやかし歩いたりとか…まぁそんな旅行してたんですよ。
そんなときに、たまたま 〜今でこそ日本でも珍しくなくなった〜 トイざラスに巡り合ったのです。
入ってみてビックリ!まるで倉庫のような店内はまさにカルチャーショックでした。
そしてアメリカならではのデカくて大ぶりな玩具の山脈にはドガガガッとインパクト受けたものでした。

アメリカ土産は、コレに決まりやっ!!

…そして。クソでかいオモチャの箱を抱えて嬉々としてレジに並ぶ自分がいたのですねぇ…



勘弁してほしいぐらいデカいパッケージ

1982年、『BLUE THUNDER』という近未来を舞台にした映画がありました。
主演はあのロイ・シャイダー。
F−16をも屠りヒューズ500の迫撃もかわす!まさにスーパーウェポン!!ジェットエンジン吹かしての豪快なドッグファイトから、ホバリングしつつ盗聴なんて地味なステルス活動までこなせる、とんでもなく幅広い性能を誇るジェットヘリコプター。
その名は、ブルーサンダー!!
このスーパーヘリをめぐっての派手なアクションが問答無用のド迫力でした。この映画が大好評につき後にTVシリーズも作られましたが…そっちはイマイチなんで忘れてもOK(苦笑)。
当時この映画を観て、ヘリコプターって主役が張れるメカなんやぁ!とやたら新鮮な感動とインパクトを受けたこと、未だに憶えています。けっこうお気に入りの映画でした。
ヒットした映画ですからやっぱりファンも多かったようで、当時スクラッチモデルがホビージャパン誌1983年11月号の表紙を飾ったこともありましたし、その後輸入プラモが一部で流通したこともありました。このプラモ確か当時買ったはずなんですが、先日押し入れ探してみてもとうとう見つからずじまい。捨てた憶えはないんだけどなー…。

でもって、思いっきり話を戻しますけども。
プラモの存在は知ってはいても、まさかブルーサンダーのオモチャがあるなんて思いもよらなかったのです。
そんな思いもよらなかった代物と、遥か異国の土地で奇跡の出会いをはたしたのでした。おおげさですね。
とにかく箱がデカい!もちろん中身も「OVER TWO FEET LONG」の説得力のあるロゴで迫力ニ倍増し!
さっすがアメリカ!やる事が日本と違う!!これを買わずに他に何を買うんや!?
 ※「他に何を!?」って、もちろん大量のくだらない代物買いこんでたのは言うまでもないです(苦笑)。
そして、ここのトイざラスには何度も通い詰め(爆笑)ほかのいろんなモンと一緒にこれも買っちゃったワケですね。
さてこの巨大TOY、値札が残ってたので当時の購入価格が$16.97だとわかりました。
でもでも値段よりも、このデカくてジャマな箱をよく空港〜自宅まで持って帰ってきたなーと今更ながら当時の蛮行に感心してます。




さーて。
そのクソでかいオモチャの箱の中身はどんなものか…ですよねぇ。
パッケージの写真は結構リアルで、少なくともハズレなオモチャじゃないと期待して箱を開けてみましたが。

う〜〜ー〜む… ...


いや、開けてみてはじめてこれが組立式キットだとわかったんですが、その中身がなんとも。
メインのボディはブロー成形品です。ブロー成形ってのは比較的デカ物を成形するのに向いていてその代わり細かいところは勘弁してねーな造りになります。喩えは古いけどジャンボマシンダーとか、も少し判りやすい喩えならシャンプーやリンスの容器とか、あんなのを思い浮べて下さい。あぁいう感じです。
これにクリアパーツのキャノピーとか、いかにもあちらの国のフィギュアなパイロット一体、ローターとかパーツ数点に金属パーツも数点、ラベルステッカーが一枚。
そういう内容がガササッと入ってます。
これが組立説明書


とりあえず中身を並べてみました

ちなみに右上のどこかで見たような白い人影は大きさの比較用に置いた1/144UCHGガンダムです。
これでブルーサンダーそのものがどんなにデカい代物かわかってもらえるでしょか。

約20年ぶりに箱を開けてみたんですが、実はそのとたん恐ろしいことが起こりました。
機体ナンバーやステンシルのステッカーが一枚入ってるんですがそのステッカーが崩壊を起こし始めたのです(驚)。
判りやすく言うとシールのノリが成分がみごとに乾ききってたせいで、台紙から各種ステッカーが粉々に剥がれ落ち出したのです…
この写真撮影の時間までが姿を保ってた最後の瞬間で、その後すぐに急激に起こった崩壊を防ぐべくシートごとビニール袋で保管せざるを得なくなりました。
今まで止まってた時間が動き出したとたんに封じ込められてた時が堰を切ったように取り戻し始め、みるみるうちに老化を起こし始めた…昔そういうコールドスリープネタの三文SFをどこかで読んだよぅな気が〜(苦笑)。




今度のは、飛ぶ!(笑)
さて、デカいのもいいけど、やっぱりヘリコプターなら飛ばないと!

…と、やっぱり当時の私も思ったらしく。
そんな欲求を満たせるようなオモチャもちゃんと一緒に買ってたんですねぇ。  
左の写真がその『BLUE THUNDER FLYING HELICOPTER』。  
上のと同じメーカーから出てまして、お値段$5.97と値札が残ってました。
箱には『FLIES OVER 30FEET』と書かれてるあたり、飛距離には自信があるんでしょうね。
 
    
当然のごとく屋外で飛ばすようにと(英語で)但し書きがありますんで。
思いきって飛ばしてみようかと外に持ち出してはみたんですが…
やっぱ狭い住宅では飛ばすふんぎりがつかなくて(苦笑)とりあえずポーズだけ。

本当は名刺大のヘリポートパーツがあるけど見づらいんで省略

でもスタイリング、けっこういいでしょ?
今の目でみても、なかなかの逸品じゃないかなぁと思ったりします。

    
今では景気も悪いわローンも残ってるわで、こんなお気楽な海外旅行なんぞもぅ気軽に行けそうもありません。
このブルーサンダーのオモチャとか、ついでに発掘されたインポート玩具の山をあらためてシゲシゲと眺めながら、おバカな経験は若いうちに限るよなーと想い出にふけってしまう、春たけなわの私なのでありましたとさ。


この項終わり
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