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巻の2 茶運人形 (日東模型) 2000/ 2/12

ひょっとすると、
この写真に見覚えある人もいるかも知れませんね。私にとっても思い出のアイテムです。なぜなら、このアイテムのおかげで私はTVに出たんですから。そう「開運!なんでも鑑定団」の大阪鑑定大会に。放映は98年の3月10日、収録は同じ年の2月1日の事でした。
箱の中身
アイテムの紹介の前に、せっかくなんで公開録画収録記をば。


そもそも横浜でオモチャ鑑定大会があると告知していたのを見た私は「タダで横浜に行ける!」と番組向けにウケるアイテムを選定して、選んだのがこの茶運人形でした。そしてしばらく後、株式会社ネクサスさんという番組製作会社から番組『仮』出演の連絡電話がかかってきました。まさかと思いつつも舞い上がりまくって、さっそく知り合いにネット上でしゃべりまくりぃの、横浜の一泊宿泊をお願いしぃの、ではしゃぎまくりの大騒ぎぃの大はしゃぎしてました(笑)。

だってTV出演なんて人生の一大イベントですから。気持ち判ってくれますよね?
ところが人が大喜びしてたところに数日後あっさりと「すいませんボツりました」とお詫びの電話が…せっかくタダで横浜に行けると思ったのに(←それだけか?)…とメチャクチャ残念で残念で残念で残念で。この時の最後の電話が「次の機会がありましたらその時にまた」と当たり障りのない言葉だったのですが、そんな社交辞令?みたいな返事なぞ当てにするはずもなく。で、当然この事はす〜っかり忘れていたのでした。


ところが数ヶ月後の晩、その「ネクサス」さんからまたまた電話がかかってきまして。なんやねんなと思ったら、大阪鑑定大会が大阪OBP(京橋ツインタワー1F)で行われるので、来れますか?という電話。一度はボツになったにも関らず「鑑定師が北原照久氏」「場所が大阪」という二条件が重なって、なんと出演の話が再浮上!まさか…と驚きの夜でしたね。アレは社交辞令やなかったんですねぇ、なんと義理堅い。

それにしても、顔の判る普通のスチル写真が1枚必要(出来るだけ大きく写ってる物)と言われたけど…その時手元にあるのは某ネットのオフの集合写真から適当なのをチョイスしたものしかなかったもので。しょうがない、コレでも持って行くかぁ。
で、引き続き郵送で送ってきた書類の準備にもとりかかり。番組主旨確認書ってのを書かされました。電話で話した内容だと、以前鑑定金額に不満があった人が後からTVに出さんといてくれとかいろいろゴネた事があったらしくて、そういう事態を未然にガードする為作った書類なんだとか。いろいろあったんでしょうね。

不安な事に「放送上の事情によりやむを得ず参加部分を割愛させていただく事がある事を予めご了解下さい」ってな一文も。「出るから見てね」って言うだけ言っといてカットされてる可能性もあるんだなーこの書類によると。どーなるやら…


さてさて当日。集合時間は10時半。車で会場の京橋OBP(大阪ビジネスパーク)へ。出演者控え室に案内されると鑑定品を預かりますと持って行かれ(番組用の写真を撮影する為らしい)評価額フリップをこの場で書かされました。最初は皆んな金額が控えめだったんですが…スタッフから「番組も盛り上がりの為に奮発して下さーい」と必死でお願いされ(無言の圧力で?)心ならずも「さらに倍!」とまで書き直した人もいたりして。番組で「欲の皮が突っ張った」ように見える人も、実はスタッフに煽られた人やったんだなぁと黙ってうなずく私。
出演料(謝礼)として一人一律1万円が支給!…とはいえ交通費や駐車料とかも諸費用全部ここから捻出って事なんで丸もぅけって事じゃないのが微妙にセコい。京橋なんぞで6時間ほど駐車していた私には結構助かったんだけど…もし「スタジオへ」とかになった日にゃ交通費も自前なんやろか?…は聞きそびれてしまいました。ちょっと後悔。

出演者は全部で8人。
弁当支給があったので(意外にもなかなか立派なもので満足)食べながら出演者同士で談話。リーダー格の年輩の紳士の方を中心に(お面の鑑定)結構話の合ったちょっとお姉さん(親が拝んでいた像を鑑定)話してるうちに昔某声優の追っかけだったそうなエレクトーンの先生さん(万博パノラマビュー鑑定)さんたちと初対面とは思えないほど花が咲く。他にも、見るからにプレミア系のブリキのロボットTOYを目の前で動かしてもらうなどオモチャ好きとしても満足な出番待ちで至福の時間が。

12時半までに戻れるなら自由にどうぞと言う事で、収録に呼んだ連れと連絡を取って写真撮影をなんとかお願いしたんだけど…結局見学者が「超!」多すぎて近づけんかったせいで満足な写真は撮れなかったのが残念。


で、会場へ。 すでに1Fエントランスホールは超!満員。 この人ゴミをぬって依頼人は揃ってステージ前のパイプイスに着座。早くも緊張。 呼ばれる順番は全く教えて貰えない事になっているそうです。心の準備をワザとさせないつもりでしょうか(呼ばれる順番=番組の盛り上がりの都合=鑑定額の推測、となるからかな)。

前説など軽くこなして、本番。お馴染みビシバシステムの住田氏が登場。鑑定士は安岡先生と北原先生のお馴染みお二人。 私の順番はだいたい8人の半ばぐらいだったか。呼ばれてステージに上がり、後はアガッてるのかアガッてないのかすら自分で判らんぐらいの精神状態で… とにかく母親も妹も当然自分もギャグのネタにして抑えつつもウケてた…かな? 鑑定結果についてはともかく、終わって素に戻ってから後悔したのが「親が見たらシャレに取ってくれるやろか?」って事。ヨメがまだ来んのまでネタにしたのはサービスしすぎやったかも。あ〜カットして欲しかった。

結局鑑定士も司会も収録終了後すぐ引き上げて、サインや写真とかをもらうゆとりは全然ありませんでした。せっかく色紙まで買ったのにぃ。話によるとこれが普通らしいですが。

無事に収録終わって控え室に戻ろうとすると、私のそばに一人の中年の女性が「鑑定品を見せて欲しい」と寄って来ました。控え室に戻らないといけないのでスタッフがやんわり断ったんですが、フロア上がるエレベータまで箱の中身を見に来たのには思わず苦笑。

エレベーターに乗る我々の直前で「アンタらどないやって出してもろたんや?」と尋ねるおっちゃんもいたりして。どうやら一部の人にはめっちゃめちゃ羨ましかったらしいようでした。控え室で、鑑定士のチェックが入ったポイントをもう一度写真撮影し直し、引き渡して解散という事で、それまでの間また出演者同士で雑談してたんですが、やっぱりパイプイスの後ろから「私ツボ持って来たんやけどついでに見てもろてぇな」とか言われた人もいたらしいとか。別の人は同じく後ろから「アンタらどないやって出たんや?コネか?」って言われた人もいたとか。コネのわけ、ないやろ! そんなこんなでスタッフからお茶やお菓子を提供してもらいながら世間話をあれこれ。 一部の人とは住所の交換とかもしながら、鑑定品引き取って解散したのでした。

もぅ2年も前の話になっちゃいました。今となっては懐かしい思い出ですわぁ。

さて、定価28,000円で自己評価額50,000円(もちろん番組スタッフに煽られて心ならずも倍以上に引き上げた金額やけども)に対して鑑定結果は14,000円となり、安岡先生に鋭いツッコミまでもらうというオマケ付き(もちろん半分以上計算ずく)。 で、TVでは丸々カットされたこの鑑定額の根拠。一言で言うと「レア物なのは確かだが、欲しがる人(市場)がない」のが理由。レア物=高プレミアという訳じゃないという、考えてみれば当たり前の事を納得せざるをえない結果となったのでした。


番組の思い出はこんなとこかな。そろそろ商品自体の紹介をば。

商品の仕様は2チャネルプロポを使うラジコン模型で、

・ 左右Uターン自在走行

・ 自由な位置で賓客に一礼できる

・ ラジカセも内蔵出来て対話も出来る
パッケージ

という結構凝った内容の模型です。もちろん外装は和人形としてきちんと鑑賞に堪える顔作り(植毛)&和服のいでたちで、素材も立派。安物くささはほとんどありません。

「お部屋に甦る巧のわざと心」とまでパッケージに書かれているほどにあまりにも大袈裟なキットすぎて、未だにおいそれと気軽には手を付けられんのですわ。おかげで今でも新品同様の状態で車庫で保管したまんまとなってます。
ともかく、一生残る強烈な思い出を残してくれたアイテムであります。


この項終わり
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