都電荒川線概要

荒川線は、唯一の都電として都民の皆様に親しまれ1日約6万1千人のお客様に利用されています。

荒川線の前身は明治44年開業の王子電気軌道(株)でしたが、昭和17年の陸上交通調整により東京市に統合され市電となり、翌昭和18年の都制施行により都電となりました。かつて都内の大衆輸送の花形だった都電も昭和30年代から始まった自動車の増大により輸送効率が著しく低下し経営は極度に悪化しました。

東京都は財政再建のため都電撤去に踏みきり、昭和42年〜47年に35路線を廃止しました。27系統(三ノ輪橋−赤羽)・32系統(荒川車庫前−早稲田)も廃止予定でしたが路線の大部分が専用軌道であり、他に代替輸送がないこと、沿線住民の強い存続要望などにより、27系統の併用部(王子駅前−赤羽)のみを廃止しました。昭和49年には27系統と32系統を1本化(三ノ輪橋−早稲田)し、名称を荒川線と改め存続することになりました。

昭和52年10月からワンマン運転を始め、53年4月には全車をワンマン化しました。昭和59年3月から冷房付車両の運転を開始し、昭和61年4月から運行監視システムを導入しました。また、平成2年5月には28年ぶりに新造車両が登場しました。平成9年には美しくバラの咲き誇る三ノ輪橋停留所が「関東の駅百選」に認定されました。

荒川電車営業所 「都電のあらまし」より
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