どいつのどどいつ
どどいつ、それは7775音のふしぎなうた。
おいろけあり、笑いあり、皮肉あり、コトバアソビあり。の万能型詩形だ。
管理人のひそかなたのしみ、創作都都逸の世界を紹介しましょう。

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 半玉もしくはたまはんの創作どどいつ

半玉(はんぎょく)とはまだ半人前の見習い芸妓のこと。管理人のどどいつ制作?のときの源氏名です。
とある掲示板で創作どどいつに励んでいたことがあります。そこの管理人の方に準師範(いんちき)を名乗ってよろし、といわれましたので、改名して「たまはん」になりました。って、ひっくりかえしただけだよ。
どどいつにもいろいろな手法があるのですが、ここでは7775の各アタマに来る音をポイントにて読む「折込」のスタイルを中心にいくつか作品をご紹介いたしましょう。


 半玉のどどいつ選集

★「は・つ・こ・い」折込
花は散り際 罪は寸前 恋はなかばが いいらしい
初めてなのと つらっと言われ 今夜初かと  言い返す
灰になるまで つらいのならば こがれぬく方が いっそまし
★「う・す・も・の」折込
うそと知りつつ すかした言葉 もすこし耳に 残したい
宇宙を生んだ すきものの神 「もっと」の末の 残り火銀河
海辺で、したね 砂だらけでね もてあましてた ノンシャラン
浮気ですもの 「好き」など言わぬ もれ出る声は 野の風よ
唄などうたって すずしい顔で もいちどしよか のうのうと
★「な・ぞ・と・き」折込
何の因果と ゾンビに問えど 溶けた脳ごと 消えた理由(わけ)
泣いてすがって ぞっこんですと トドになる前 きみは言い
なだれて消えた 象牙の雪の とおい前世は 北の星 (雪印問題)
波はひくもの ゾルレンザイン 疾く逝かしめよ 消ゆる恋
なぞはとかぬが よろしきこわさ うすもの解けば 別の薮
★「こ・い・ず・み」折込または怖い話をテーマに
詰めものとって 締めものとって 化粧をとれば 知らぬ人
妻はごめんと 甘えた声で するりからめる 長い首
行って来るよと 出かけたヒトが 公園で読む 求人誌
こんな夜だな 一世紀まえ 砂地に埋めた 巳が俺よ
こがれた調べ 絃(いと)のみ知るや 頭抜けた夢を みた男   (扇歌あるいは晋作へ)
来し方捨てに 行かうよ海へ 水客ふたりの 密かごと
指輪はずして 訪ねて行けば 別の指輪が 横たわる
美人姉妹の ドレスの布(きれ)が 夢見るものは バタフライ
こんどあの世で いっしょになろう すでにあの世の 身に言われ
(ここでゆくのね)「いいんだ先に」 ずるいあなたは みはり役
恋の瀬の鮠(はや) 色は虹色 頭の奥に湧く みずごころ
「来るな来るな」と 振るてのひらが 「来い」に見えるを 恋という   
★「つ・き・し・ろ」折込
妻はゆうぐれ 着替えて出てく 白い胸元 露出させ
摘んで捨てたい きのうの恋も しょせん小さな ロマネスク
ツヤはどうかと 君の魚(ぎょ)見れば 塩漬けワカメと ローリング
月は三日月 桔梗の闇に しろい人魚が ローブ脱ぐ
罪はなにいろ 黄はくれないに 死ぬる紅葉の ろまん色
爪の痕かと 訊くまなざしが 斜になる前に 篭城し



         同音折込どどいつ五十音セット

アメとムチです あなたの仕方 愛に似てても 愛じゃない
糸でしばられ 痛いの小指 糸は赤色 いつわりの
ウソが鳴くので うたなどやめて 海をみていた うたうたい
縁があっても 偉くはなれぬ エセの名士の 笑みの賤
オットセイより 大きいわとて おまえしたのか オットセイとも

傘をさしても 肩だけ濡れて 肩が寄り添う 傘のうち
「君」で始まる 切口上が 「貴様」で終わる 議論好き
苦力(クーリー)は好き 姑娘(クーニャン)の胸 黒支那服で くるむ丘
けものみたいと 毛嫌いされて 結婚できぬ 健啖家
小糠雨でも 来ぬ人だとて 焦がれりゃつなぐ 心あて 

さみしいよるに さみだれよふれ さくらの匂い させながら
知らないほうが しあわせだよと しらを切ってる シニシズム
すだれ髪でも すもうとりでも 好いてしまえば 素敵なの
せめて最後に 背中を抱いて 銭でもくれれば 責めぬのに
相思相愛 相当過熱 早期覚醒 続最初

タマはときどき たたかいに行き たたかわず去る たたたたた
チチをさわった 痴漢よこいつ チチのない娘に チクられて
爪先立ちの 妻でしたわね ついに還らぬ 妻が言い
天の声聞く 定説おとこ 轍を踏んでも 天のせい
遠いの月は とれないのかと 問うる瞳に 灯る月

鳴かぬ金糸雀 鳴きすぎる娘を 並べて売ってる なんでも屋
日本的なる 逃げ口上は 二番煎じで 逃げ切れず
抜き身はずして 拭って手入れ 脱ぎ捨てかいな ぬれた鞘
ネクロフィリアの ねじれた愛は 眠れる少女の 寝覚めまで
野薔薇(ノイバラ)きみは 野にあるべしと ノーブルおとこは 野を逃れ

恥ずかしいわと はにかみながら 外す手つきは 早ワザ師
秘密秘密と 悲恋を気取り 人目はばかる 卑怯者
フタをなくして ふためくときに フタに似た人 ふと思う
下手な鉄砲 下手すりゃはずれ ヘンなオンナと へらず口
ほしのひかりと ほたるのあかり ほのかにてらす ほほみてた

まくらことばに まことを探す 真砂の中の まれな金
蜜月の蜜 三月で流れ 見果てぬ夢は 未亡人
ムーランルージュの 無数の脚が 結び開いた 夢幻劇
めるへん色に 目隠しされた メガトン級の メロとエロ
モンロー気取って 諸肌脱げば もろに出てくる 森ふたつ

破れ三味線 山間流れ やまとのうたは 闇路ゆく
ユークリッドも ユーリピデスも  遊星の砂 幽囚の
呼んでみたけど 用には立たず ようやく効くか ヨヒンビン

爛熟待たずに ランボーは逝く 乱痴気のラグ 落花の美
六花も俚歌も 理で割り切れば 利にはならぬと リアリスト
ルパシカ着ても ルドンになれぬ ルサンチマンの ルナチック
煉獄よりも 蓮華がいいと レディーキラーに 礼返し
六道の辻 老父に会って 廬生の夢の 濾光板

わかくさ色の わすれな草を 渡す未練の 笑い草
「を」が持てるのは 「を」の荷物だけ 「を」は知りたくて お届け先「を
「ん?」と目で訊きゃ 「ん」と首を振る んなことしながら 「んん」となり


 

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どどいつ好きのお方の都々逸情報満載です。なんと管理人の創作どどにもリンクしていただいてた。感謝。トップページ右上の枠内の「都々逸」をクリックしてください。
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短歌人在籍中、掲示板でどどいつの楽しさを教えてもらいました。短歌人のマルチタレント!?です。短歌好きのかたも是非。


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