リミッター
(LIMITER)




リミッターは、THRESHOLD パラメターで設定した音量よりも大きな音が入力されたときに、出力をTHRESHOLD レベルに抑える働きをします。他のエフェクターやアンプの前に置いて歪みを押さえたり、音の粒をそろえる目的で使用される物で、本来は、積極的に音を変える目的で使用される物ではありません。コンプレッサーの一種、というかコンプレッサーのセッティングの一種をリミッターと呼ぶと思っても間違いでは有りません。ギター用に作られたコンプレッサーのパラメターは、通常、SENS, ATTACK, LEVEL の3つですが、少し上級のコンプレッサーの場合は、THRESHOLD (SENS)RATIO, ATTACK, RELEASE, LEVEL, KNEE などの多くのパラメタを持ちます。このパラメターの設定をRATIO が 10:1 以内、THRESHOLD を低めに設定してLEVEL を上げ、適度にアタックを持つように ATTACK を設定したものをコンプレッサー、RATIO を 10:1 以上にして、THRESHOLD を高め、ATTACK は早めに設定したものをリミッターと呼びます。RELEASE は、楽器や奏法に応じて適度に設定しますが、リリース部分が不自然な音量変化にならないように慎重に設定します。ギターやベース用のコンパクトエフェクターでは、ほとんどの場合 THRESHOLD (SENS), ATTACK, LEVEL の3つのつまみで設定出来るので、設定はさほど難しくは有りません。RATIO や RELEASE などのパラメタは適度に調整されています。

注意事項

コンプレッサーとリミッターは、基本的には同様な回路を、全く違う設定にして得られる効果なので、コンプレッサー = リミッターという事が言えますが、ギター用のコンパクト・エフェクターの場合、アタックを出す設計がされているコンプレッサーと、逆にアタックを抑える様に設計されているリミッターでは、同様な効果は期待出来ません。またコンプレッサーによってトーンが変わったり、出力の大きいギターをつないだ場合は歪みが発生する場合も有りますのでどの機種が自分の目的に有っているかを試奏して確認することが大切です。

代表的なパラメターの例

THRESHOLD
SENS
リミッターのかかる音量の境目を設定します。このレベルを超えた音が入力されると、RATIO パラメターにしたがって圧縮されます。
RATIOTHRESHOLD を超えた音を圧縮する比率を調整します。1:∞ では、THRESHOLD レベルを超えた音はすべて THRESHOLD レベルまで圧縮されます。 1:1 の場合は圧縮されません。
ATTACK TIMETHRESHOLD レベルを超えた音が圧縮するまでにかかる時間を調整します。リミッターとして使用する場合は短めに設定します。
RELEASE TIMETHRESHOLD レベルよりも音量が小さくなったとき、圧縮状態から通常状態に戻るまでの時間を調整します。
LEVEL出力レベルを調整します。



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