File 5. 今枝一郎(ICHIRO)さん


今回紹介する今枝一郎(ICHIRO)さんは、私の知る限り最も”うまい”四駆乗りの一人です。氏の愛機は、マニュアルフリーホイルハブとリヤLSDが付いた最もプレーンなスズキエスクード1600HT-Sです。氏は、この車を林道探索用の足として購入したようですが、いつの間にかクロスカントリードライブに傾倒し、車もその目的に合った仕様へと改良が施されています。
氏の車を初めて見たとき、ボディは傷とへこみだらけでなんて汚いエスクードだろうと思ったのを良く覚えています(^^)。一般には街乗り四駆として認識されているエスクードですが、元々その不整地走行における素性は優れており、目的に合った改良を施してやることにより、その秘めたるポテンシャルを引き出すことが出来るとのことです。氏に依ればエスクードの欠点は、ギヤ比が高いこと、腹下が低いこと、足が短いということですが、足回り(コイル:スズキスポーツ製、ショック:スズキスポーツ改、リヤはYASU式団子ショック、タイヤ:ミシュランXZL 6.50-16、ホイル:ブラッドレーV)を改良し、ガード類(フロントスキッドガード、タンクガード:スズキスポーツ製)を装着することで、そのクロスカントリー能力を十二分に引き出しています。
氏は、クローリング主体のとてもエレガントな走りを見せてくれます。エスクードのポテンシャルを引き出しているのは、車両の改良だけではなく氏の運転技術によるところが大きいことも忘れてはいけません。目標は、「打倒(タイヤを変えたくらいのノーマル)ジムニー!」とのことですが、その目標は既に達成されているのではないかという気がします。それどころか、どのような車両とも互角に渡り合えると思います。私などは、「氏がジムニー、サファリ、ランクルなどの、よりポテンシャルが高いと思われる車両に乗り換えればどうなるだろう?」と考えるだけでわくわくするのですが、氏にはあまりその気がないようです。先日行われたトライアルにおける全セクションクリアしてのロングクラス優勝は、氏の実力の一端をかいま見るに十分な結果と言えるでしょう。また最近では、北陸の四駆乗りのためのメーリングリスト「北陸オフロード4WD」を立ち上げ、その主宰者としても活躍されています。
診断書
患者名:今枝一郎(ICHIRO)、男
病原体:スズキ エスクード1600HT-S
特効薬:お子様
診断結果:回復の見込みなし。