駆動系
・トランスファーダウン
 私は常々70はローローでも足が速いと不満を持っていました。ノーマルサイズのタイヤならともかく、32インチ相当のタイヤでは足が速く、オフロードで使えるギヤには殆ど選択肢がありません。ある日「AT用のギヤがあるよ!」と、Burningの親父さんから悪魔の囁きを受け、ロールバーを組むのと一緒にファーダウンも実行することにしました。
御存知かと思いますが、マイナーチェンジ前の70系(前後リーフ、1HZ搭載)では、マニュアルトランスミッション車とオートマチックトランスミッション車では、トランスファー型式が異なり減速比が異なります。M/T車では、型式BF1A搭載でHi:Lo=1:1.963となるのに対して、A/T車では、型式BF1BとなりHi:Lo=1:2.295となり、ローレンジの減速比のみが約17%低くなります。ハイレンジは両者で変わりませんから、通常の街乗りなどはこれまでどおりです。私はハイレンジについては特に不満はありませんので都合が良いです。
 下の写真は、組換え時のトランスファー部(左)およびトランスファーギヤ(右)です。作業を行ったBurningの小松社長に提供して頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。右の写真は、左からアウトプットギヤAssy、右の2つがアイドラギヤ(写真では判りにくいですがMT用とAT用です。ローレンジのギヤ(小さい方のギヤ)がより小さい方がAT用のものです。)、その下に写っているのがアウトプットギヤ(ローレンジ)となります。



 上でも少し述べましたが、ハイレンジはBF1A、BF1Bいずれも同じで、インプットギヤ32枚→アイドラギヤ43枚→アウトプットギヤ32枚で入力:出力=1:1となります。ローレンジは、MT車のBF1Aの場合、インプットギヤ32枚→アイドラギヤ43枚までは同じですが、アイドラギヤの小さい方26枚→ローレンジアウトプットギヤ38枚となり、結局、1:(43/32)x(38/26)=1:1.96394.....となります。一方BF1Bでは、やはりインプットギヤ32枚→アイドラギヤ43枚までは同じですが、アイドラギヤの小さい方24枚→ローレンジアウトプットギヤ41枚と異なるため、結局、1:(43/32)x(41/24)=1:2.29557.....となり約17%ローギヤードになります。
 実際にローローで走らせてみると(タイヤは32インチ、7.50-16、235/85-16相当))、アイドリングでは人が歩くより遅い速度で這うことができます。以前に比べても体感できる変化でオフロードでは非常に有効だと思われます。組換え後はまだ本格的にオフを走っていませんが、とても楽しみです。またタイヤサイズを34インチ(255/85-16、8.25-16)程度に大きくしても現状比でまだ約10%も低いので、多少サスペンションストロークは犠牲になりますが、デフ下の高さを稼げる大きなタイヤの選択肢も広がることになります。
 またオフロード走行後にインプレッションを紹介します。


・デフドレインプラグ
 岩場などの不整地走行をすると下回りをヒットすることがあります。特にアクスルハウジングなどは最もヒットしやすい部分ではないでしょうか。私も日頃の行いが祟ってか、いざデフオイルを交換しようとすると、デフのドレインプラグのガードが変形していてソケットが入らず、外すのに難儀しました。そこで何か良いものはないかと色々探した結果見つけたのが下の写真の物です。



左が純正、右が新しく購入したものです。特徴は、頭が六角ナットではなくて、ヘキサゴンレンチ用になっていることです。これなら少々ドレインガードを潰しても外すことができます。ただ泥などの目詰まりはこまめにチェックする必要がありそうです。もちろん磁石も付いています。欲を言えば、頭は六角ナットでかつヘキサゴンレンチ用の穴が開いていればより良いかと思います。実際に取り付けた様子が下の写真です。



あと外して驚いたのは、純正プラグに付いている磁石の大きさです。以前に80のものを見たときはこんなに大きくなかったような記憶があるのですが。やはり世界の隅々でたいしたメンテもされずに酷使され、しかも耐久性も要求される70系ならではのものなのでしょうか。