空間(濾過の話)


点には、体積は勿論のこと面積もありませんね、cad上で点をいくら拡大してみても点が円になることはありません。ということは点というのはこの世に点は存在しないわけです。

点が移動した軌跡を線とすると線も実際には無い事になります。線を平行移動した軌跡を面というなら面もこの世にはありませんね。面が平行移動して始めて空間という実際に存在しそうなものになりますが、もともと点という位置情報しかない現実には存在しないもので構成されてるわけですから空間つまりこの世の全ては無なのかもしれません。

実際、この世界には無駄や無理があふれていて、宗教にでもすがりたくなるのですが宗教の世界にも少なからず矛盾があるよーで世界中の人々が皆熱心な信者になる日はきそうもありません、

こんなあやふやな世界でなにをあくせくと思いつつも動物の本能なのか、神の創ったプログラムなのか皆様同様Gも結構まじめに働いております。


レーザー加工01/05/31

なんと、仕事の部屋(ここ)は 1年も更新しておりませんでした。よく文句のメールが来なかったもんです。Gの人徳のおかげというより、たぶん誰も覗いてくれんのでしょうとひがみつつ、反省しつつ、最近ちょっと凝ってることがあるのでご報告。

以前からチョコチョコと単品部品の制作をお願いしてたK精機のSさんからHPをほめてもらってうれしくなったGはSさんの仕事であるレーザー加工に興味がわいてきたのであります。大量生産、大量消費の時代に一品ものでも、量産品とコストの差が少ないところが不思議というか面白い。

Gは子供の頃、絵をかくことが好きでしたが、先生に書いた絵を笑われて以来きらいになってしまったし、学生の頃、図学だの製図だのやったけど書き直してるうちに汚れてきて 完成する前にいやになるのが常でした。コンピータのおかげで絵を描くことが再び好きになったところへ2次元ではありますが、絵のとおり自由に板を切りぬけるレーザーにこの頃ぞっこんです。

ステンレスで12mm鉄なら19mmの厚さまでOKでCADファイルをメールすると翌日の夕方にはできあがっていて、安い、早い、巧いとはこのことだったのかと納得させられます。曲げや溶接が入ると人手不足のため少し日数はかかりますが、どこにも売ってないものが出来あがるというのはわくわくするものですね。

そんなわけで最近はお客さんから、こんなものないかと聞かれるとすかさず「作りましょう!」と言ってしまうGですが、機械加工も必要な仕事も出てきたので、えーとこないかなーと思ってました。そしたら、工具商社のSさんが紹介してくれることになり、週末見学にいきます。これで塗装不要のステンレスならなんでもできるようになるかも.........金型が必要な絞りなどはできませんが、そういうのはいわゆる量産品の分野なので大企業におまかせいたします。

濾過器屋

 

 

あんた何屋?と聞かれて以前は迷いましたが最近は濾過器屋と答えてます。
娘にも昔、お父さんの職業は何?と聞かれて科学者と答えましたが以後何も聞かなくなりました。
会社の定款をみると目的欄には油圧作動油の管理と管理機器の販売とあります。
注文書にはoil element とかoil filterと書いてあることが多いので,正確には油濾過器屋になります。
netで濾過を検索しても飲料水
鑑賞魚 プール 下水とほとんど水の濾過ですから油の濾過はやはり特殊な仕事といえます。
いずれ石油は無くなるわけですし、変人の変な職業ですから興味の無い人はこのページは読み飛ばしてください。


変人でもないのに仕事で作動油とか潤滑油を扱わざるをえない不運な人には役立つこともあるかもしれません。Gへの問合せで特に多いのが「予備elementの型式がわからない」というもので、メーカーさんはシステムの販売には熱心なのに消耗品の販売には消極的なのはなぜなんでしょう?各社のカタログをめくり電話で問い合わせたりしてると2時間ぐらいすぐたってしまいます。

で、使用済みエレメントを渡され「これと同じ物を」といわれた工具屋さんに役立ちそうな外形と長さから型式を特定する表を作ってみました。特に輸入品についてはまだまだ資料不足で情報をおまちしてます。

粘性の無い流体を理想流体といいますが、油の特性はこの逆で、しかも鉱物油はいずれ酸化してゾルの状態になります。
こんな液とつきあったら辟易して当然です。

 

 

 

メンブランフィルターテスト

 

メンブランフィルターは微生物、微粒子の測定や除去に用いられる多孔質のフィルムで、作動油の試験には0.8μmの穴径が使われますが、フィルムの厚さは150μmもあります。狭い穴のトンネルです。
この試験の長所は粒子数測定ではカウントされない油の酸化生成物を捕捉できる点にありますが、フィルターの表面より裏側から見た方が汚れて見える事が多いことから、酸化物は穴の表面で捕捉されるだけではなく穴の内側にも付着するものとGは考えています。
酸化物は高温では油に解けていますが冷えると微粒子となり付着します。
しかもその変化には時間がかかるので定温で試験しても再現性に乏しいのが欠点です。
それでも劣化と汚染の両方を短時間で把握することができるので(器具も安価です)Gは愛用しております。
下の画像は試験結果で左が一般には問題ない状態ですが、サーボ弁はこの程度の静浄度でも誤作動します。
中央は酸化生成物が増えており更油や浄油機の保守が必要な状態です。
右はポンプトラブルになった例で更油し浄油機を使用してもバルブのトラブルはしばらく続きました。




 

 

 

 

浄油機

 

 

 

濾過とは別に浄化という言葉がつかわれ、オイルクリーナーという和製英語までありますが、これは物理的な濾過では効果の少ない油中の水分とか酸化生成物を除去を目的にしていて、金網のメッシュのように隙間より大きなごみを通過させないという発想とは異なります。

重力や磁力を利用する方法は多量の水分や鉄分の処理には経済的ですが、作動油に必要な静浄度は得にくいようです。活性白土やアルミナといった分子レベルの吸着材は添加剤まで除去してしまうので現場ではあまり使われません。

静電気とかエレメントの特性を利用して、経済的に除去困難な微粒子を除去しようというのが浄油機ですが、消耗品を使用しないというものはGの知る限りまだ実用化されていません。最大の理由はやはり粘性でしょう。

金網のメッシュにしても酸化生成物によりサクションが閉塞して、ポンプトラブルを起こすことを考えれば、微粒子は付着するわけで濾過と浄化を厳密に分ける事はできません。いってみればメーカーの設計思想の違いによる分類といえます。

ただやたらと精度の高いfilterを使えば安心というわけではなく、酸化生成物は0.8μmの穴さえ通過するものですから、油を長期使用する場合は浄化という界面科学の力を借りる必要があるわけです。

地域特性

   

 

一般にはあまり知られてませんが栃木にはフィルターを製造する工場が多いんです。大体本社は東京にあって、工場の所在地はカタログの裏に小さく書いてある事が多いのですがアドバンテック東洋フジフィルター工業、大生工業、トリプルアール工業などが主に栃木県内で生産をしています。国内のフィルター生産量の5割ぐらいになるのではないかとGはおもいますが、いちごや餃子に比べるとかなりマイナーで土産屋に並んでるのは見た事がありません。

輸入品とばかり思い込んでたフィルターがじつは国内どころか県内で作られてたなんてことは珍しいことではないんです。確かに多品種少量生産で大変とは思いますが、IT革命なんていわれる時代ですからもう少し製品PRしてもいいんじゃないかと思います。趣味で使うものじゃないんですから逆輸入のメリットはGには考えられません。

さらに、隣の茨城県ではキュノ、埼玉県では増田製作所や工栄モスフィルター、群馬県でも日本ドナルドソンなどがフィルターを生産していますし車輌用のエレメントも県内や隣県の自動車部品工場で作られるものが多いようです。
2000/7/7更新

Gの事務所が河内町商工会の地図立伏エリアにのってたのでご案内します。

御近くにお越しの際はのぞいてみてください。



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