
「世田谷美術館」編 「cafe 」編 アースセレブレーション編
2月08日28日の世田谷美術館のライブで音楽を担当する川野直輝君と打ち合わせ。
実際に音を出してみよう、ということで川野君の地元のスタジオでやる予定が、川野君の希望で彼の部屋でやることに。
川野君が用意したサウンドに僕が注文をつけ、2人がかりで音を見つけていく。これまた即興のコラボレーション。
エンジンがかかるのに時間がかかったが、1つ注文をつけるごとに川野君のサウンドは変わっていく。
川野君の叩くボンゴにターンテーブルのループをかぶせた演奏は、見ていて鳥肌が立った。
「OK!」
演奏者としての川野君の能力にあらため感心する。
ただ、大木裕之の超強力な存在に対抗するには、もう一つ決定的なものが欲しい、ということで2人の意見は一致。28日に向けて、川野君が『光の庭の子供たちのテーマ』を作曲する、ということになった。
2月11日
『時代の体温/ART DOMESTIC』展の初日。なんと昨日NYから帰った大木裕之氏と1ヶ月ぶりの再会。
オープニングパーティーには間に合ったそうだが、キュレーター氏は生きた心地がしなかっただろう。
明日は我が身・・・(笑)。
お互いに山のように報告を交わす。
個性的な出展作家のなかでも、大木氏の作品『君の店−時代の鏡』は、異色。
展覧会のお客さんもあまりの「居心地」のよさに、すっかり和んでいる。
翌日の大竹伸郎さんのライブ会場の設営を手伝う。
2月13日
東工大で大木監督を囲んで自主ゼミ。友人の院
生・小林君の企画。
建築学科出身の大木氏はこの自主ゼミをかなり楽しみにしていた。当日は『HEAVEN-6-BOX』、『3+1』を見ながら、大木氏がレクチャーする、という豪華な内容になった。
特に塚本先生とのやりとりのなかで、スリリングなコメントが多々あった。
小林君にぜひとも続編を!と希望する。
2月14日
宣伝用イメージフォトの撮影。カメラマンは特殊カメラマン(勝手に命名)こと長沢君。
モデルはアキラ君と川野君。ロケ地はいつもダンスワークショップを行っている、船橋。
「見目うるわしい自然も、美しい町並みも無い場所で、光り輝く子供たちを撮りたい」とコンセプトを伝えると、長沢君はおもしろいと言ってくれた。
感謝。
色々と場所を変えて2時間ほどの撮影は、終始アキラ君に引っ張られて、笑いの絶えないものになった。
あんなに腹を抱えて笑ったのはひさしぶり。
すばらしいショットになった、と確信。
2月18日
宣伝用イメージフォトの選択。山田晴子さんと会う。
『光の庭の子供たち』の主役は、大木氏でも川野君でもなくこの人、というべきスゴイ人。
「“障害児・者”の高校進学を進める会」のリーダーとして千葉県教育委員会と闘ってきた素敵な人。
今は、障害者の社会参加のためのNPO「ちばMDエコネット」のNPO法人化のために奔走していらっしゃる。
アキラ君のお母さんでもある。
千葉県は、県立高校の倍率がのきなみ上がり、障害児が受験しにくくなってきているので、山田さんの表情も暗い。
山田さんは、落ち込んだとき萩原朔太郎の『虚無の歌』を読むのだそうだ。
世田谷のサブタイトルを“訓練”にしたことについて、山田さんからも反対された。当然である。
だがしかし、タイトルは、イメージのためのスプリングボード。
“訓練”ついて延々と話し合った結果、OKに。やったー!
2月19日
茂原にて、川野君とリハーサル。
この日は、楽器もいくつか持ち込んでのリハ。大まかな構成が決定。
川野君のパフォーマンス(あえて“演奏”と言わずに)だけでも立派なステージとして成り立つくらいでないと、今回のコラボレーションはつまんないものになってしまうので、かなり注文をつけさせてもらう。
最終的には、僕も思わず踊りだしてしまったほどの出来になりました。
このパフォーマンスが世田谷美術館のあの天井の高ーい講堂に現れると
思うとワクワクする。
2月21日
世田谷美術館のキュレーター・東谷さんに電話。
ネットの情報で、かなりお客さんが集まりそうなので、28日当日の会場整理&スタッフ配置をお願いする。
さらにお願いし、前日の閉館後、リハーサルをさせてもらうことにする。
夜、川野君から電話。前に聞いたときには「ぶっつけ本番でいい」などと言っていたが、前日にリハーサルを
することに彼も賛成。
即興パフォーマンスをのびのびと演じるには、会場の雰囲気に慣れておくことが大事なのです。
2月22日
大木監督、ラスベガスより帰る。
さあ、これからが本番だ!
28日に来場者に配る(予定)のポストカードの校正原稿が届く。
2月14日に撮影したもので、モデルはアキラ君と川野君の2人。
飄々としてかつ楽天的な印象の、良いものになったと自負。
問い合わせメールが多い!ありがたいことです。
ただ、「イベント自体の入場料は無料」というのが伝わらないらしく、チケットの入手法についての質問がほとん
ど。
「お散歩のついでに美術館によったらなんかイベントもやってた」みたいにとらえてもらえればそれでいいんです
が(笑)。
お得な企画なんです。