作並温泉「ホテル一の坊」
(仙台市)


温泉に浸かって何も考えずにのんびりしたいなあ、と思ったときはここに行きます。
「湯づくしの宿」と銘打っているだけあって、お風呂が魅力の宿です。

お風呂は4ヶ所あってそのうち3ヶ所が露天風呂。
お風呂はどれも風情があって素敵ですが、露天風呂の中でもっとも大きい「広瀬川源流露天風呂」は特にお勧めです。
脱衣所から一歩露天風呂へ出た瞬間、深い森に包まれた渓谷の中を散策している錯覚にとらわれます。
広瀬川の渓流が森の奥のほうから蛇行しながら流れ込んできて、ちょうど露天風呂のところで向きを変え、再び森の中へと消えていきます。
湯船から川を覗き込むと魚が泳いでいるのがはっきり見えます。
見上げれば重なり合うように繁った木々。目を閉じれば、広瀬川の瀬音や森を渡ってくる風の音。
とても心地よいひとときです。

記憶が不確かなのですが、何年か前の大雨のときは川が増水して風呂が流されたとか・・・。(間違った情報だったら、どなたかご指摘願います。)
それほど自然に近いところで温泉を楽しめます。

春は鮮やかな新緑を眺め、夏はにぎやかなセミ時雨を聞き、秋は舞い落ちる枯葉に風情を感じ、冬はしっとりと雪景色。四季折々、違った趣を見せてくれます。

露天風呂を堪能したら、「だいこん茶屋」
風呂を出ると、「待ってました」と言わんばかりのところにあります。
ここでのむビールはまさに至福のとき。
店のおばちゃんと会話しながら食べる「ふろふき大根」、とてもおいしいです。


いつも「温泉倶楽部」というプランを利用しています。
料金は朝食付で2人で泊まって1人10000円弱程度。(利用する時期にもよりますが)
チェックインすると、まずはウェルカムドリンクならぬ、「ウェルカムお茶&饅頭」
饅頭は3種類あって、出されるのはそのうち1個です。(本当は3種類全部食べたいのですが、もっとくださいとも言えず、売店で買って食べてます。これがいかにもうまそうに並べてあります。実際うまいんですが!)

夕食は利用できるところが数ヶ所あるので、懐具合と腹具合に応じて使い分けてます。
ご参考までに、利用法を挙げると

お金もあるし腹も減っているというときは、「なべ茶屋」
お金もないし、腹もそれほど・・・というときは、「だいこん茶屋」
腹は減っているけど、お金が・・・というときは、「かまど屋」

基本的に予約なしでOKなので、食べたくなったときにふらりと行って食べるというパターンが多いです。
ただ、「なべ茶屋」は満席だったことがあるので、最初から気合(どんな気合だ?)が入っているときは予約しておいたほうがいいかもしれません。
どこで食べても、その値段に見合った素材と料理法でおいしくいただけます。

部屋の方はといえば、こちらも利用する側の立場に立った快適なつくり。最近改装したばかりの木の香漂うリラックスできる空間です。ベッドと畳敷きがうまく組み合われていて、のんびりくつろげます。ちょっと風呂まで遠いのと、国道を通るトラックの音がたまに聞こえてくるのが難点ですが。

ホテルのスタッフも、洗練されている人あり、気さくな人あり、人情味あふれている人あり、と個性があってマニュアル的な対応がほとんどないのが嬉しいです。


なんだか、一の坊の回し者が書いた御用記事のようになってしまいしたが、でも、本当にいいところなんです。お勧めです。


ちなみに「ホテル一の坊」の公式ホームページはこちらです。