放映されてたのは何年前でしたったっけ?今頃これを取り上げるのもどうかって気はしますが、今も休日にはよく聴いている
CDなのです。これは以前、深夜枠で放映されてた「Noir」というアニメのサウンドトラックです。
あと2〜3枚くらいCDは出ていたような気もしますが、私が現在持っているのはこの「I」だけです…なぜこれだけ持っている
のかといいますと、この中に私が聞きたかった曲が全て入っているからなんですよ。
私がアニメ(に限らずテレビ番組全般、あとゲームも入りますね)に「はまる」時、そのきっかけになる要素は「キャラクターの
魅力」や「ストーリーの面白さ」の他に「音楽が気に入るかどうか」というのがあります。
偶然見たその番組(あるいはCM)で流れていた曲がやけに気に入って、その後見ていくうちに話やキャラも好きになるという
ことはけっこうありますし、逆にキャラや話が好きで見ていたらある曲がやけに気に入ったということもよくあります。
前者の例としては「腕におぼえあり」や「ピクミン」、「サクラ大戦」で、後者の例としては「アイアンリーガー」や「レツゴー」、
「電童」といったところでしょうか。
で、「Noir」は前者なんです。
さて、「Noir」のBGMとして最大の特徴と言ってもいいと思われるのは
「BGMなのに歌が入っている(でも挿入歌ではなく、あくまでもBGM)ものがある」
ということでしょうか。
例えば番組中で敵とドンパチやる時によく使われていた(次回予告のBGMでもある)「salva
nos」という曲はテンポも良く、
女性ヴォーカル2人(1人が2パート歌って合成してるのかもしれませんが)のハモリ具合もいい感じの曲です。
また、作曲者いわく「霧香のテーマ」である「canta
per me」という曲はどこか物悲しく、でもその悲しみを乗り越えて前進する
しかないというような雰囲気(私的感想ですが)がします…で、実はこれが1番好きな曲だったりします。
ちなみに↑は特にここという決まった場所で使われてたわけではないのですが、霧香が絵描き(元傭兵)の男性と知り合った
回で、彼が霧香を狙った連中により殺された後、そのアジトへ乗り込む時に使われていたのが印象深いです。
そういえばこれらの曲はあくまでBGMだからなのか、あるいはネタバレになるからか歌詞が載っていませんでした(IIとか
IIIとか、後から出たCDに載っているって話を聞いたような気もしますが)
フランス語は全然分からないので、曲を聴いて歌詞を聞き取ることもできません(いや多分、英語やドイツ語でもやはり
できないでしょうが(^^;;;)はたして、どんなことを歌っているのやら…ちょっと気になります。
上で挙げた言葉はCDの歌詞ブック(正式名称不明)の1ページに書かれていた「Noir」についての評論(みたいな文章)の中に
出てきた言葉です。
この文章を書いたのは國分俊宏さんという仏文学研究者なのですが(なぜこの方がいきなり登場したのかは知りません)
この「白の上に黒を置く」というのはフランス語の古い成句で、「書く」ことをこう言うのだそうです。
そしてその言葉をミレイユ達になぞらえ、このアニメについて
「黒い過去を抱えた少女たちの行く手は、同じく黒に彩られた殺人の連鎖」
「『黒き手の処女たち』の辿る道のりは、そのまま黒い轍となって刻まれる」
「彼女たちの巡礼はまさに自らの記憶=物語を書こうとするエクリチュール(書く行為)の軌跡そのものなのだ」
と表現しています。意味深ですなぁ…(-_-)
その後ビデオを整理していてようやく最終回まで見た「Noir」ですが、今時(?)のアニメにしては「最終回に積め込みすぎ!」
とか「謎が全然明かされてない!」といった不満を感じることがあまりなかったかなと思います。
細かいところに対するツッコミ(戦い方とか銃の使い方とか)はあちこちで見かけますけど、それでもいいと思えるのはやはり
音楽のおかげですかね。
#実はDVDほしいんですけど、1巻に2話しか入ってない割に高いんですよ(^^;;;
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