マジメなメガネ店の見分け方


マジメな店の見分け方とは?

そのメガネ店がマジメなメガネ店かどうかということは、何でわかるのでしょうか。

メガネ店で、お客さまに要望のメガネ枠がなかった場合。
そんな場合に私が、本当に申し訳ない、と思うべき場合と、そうでもない場合があります。

それは何で違ってくるのかと言いますと、
その要望が
「ウォンツ」なのか「ニーズ」なのかということで違ってきます。

たとえば、流行のブランドの名を言って、
「お宅の店は○○の枠、ありますか」と言われて、それを置いていなかったとします。

売上げ第一主義の店(大半の店がそうです)なら、くやしい思いをするでしょう。

「ああ、うちの店はあの枠は置けない。だって、あの枠を置こうと思ったら、
初回に100本買わないといけないそうだけれど、それは到底無理だもの」


とかいう感じに思うわけです。

ところが、よく勉強している店だと、

「あの枠はフィッティングをしにくいものが多いし、機能的にいまひとつ。
値段も、品質の割には高すぎる。
でも宣伝が上手なので、人気がある。
あれを買って、ずりおちやすいとか言って前に、
当店へフィッティングに持ってこられたことがあったけれど、どうにもならなかった。
まあ、もともと、ちゃんとしたフィッティング技術を持っていて、きっちりしたフィッティングをするつもりの店なら、あの枠は扱わないだろう。
あのお客さん、どんな店であの枠を買うのかはしらないけれど、
多分、いいフィッティング状態であの枠を掛けられないだろうなあ」


というようなことを思ったりして、別に悔しくはないわけです。

もちろんですが、
「人気のメガネフレームを置いてなくて、お客さんに申し訳ない」
なんて思いません。

 つまり、そのお客さんの好きこのみで、「こんなのが欲しい(ウオンツ需要)」と要望されて、
それがなかったとしても、それはその人の好みの問題であって、
どだい、すべての人の好みに合わせる品揃えなんてできるわけがないのです。

なので、別にそれを置いていなくて、そのお客さんを逃がしてしまったとしても、落ち込む必要がないのです。

では、マジメな店は、どんなときに「要望に合うものがなくて、申し訳なく思う」のかと言いますと、
それは、
ニーズに応えられなかったき、たとえば、そのかたにサイズで合う枠がなかったとき、です。

それは顔のサイズだけでなく、目のサイズ(瞳孔距離:PD)も含みます。

たとえば、
顔幅が狭いのにPDが広い人、
あるいは逆に、顔幅は広いがPDは狭い人、
どちらも広い人、
どちらも狭い人、
耳の位置がえらい前にある人や、
えらい後ろにある人……

そういう、ちょっと普通ではないサイズの人に合う枠がなくて、
その人にとって最善でなく次善のものをお願いせざるをえなかったときに、
ああ、もっといろいろなサイズを置いておかないといけないな、
とつくづくと思うのです。

 サイズはその人の好みではなく必然的なものだから、
それに合うものがないと、私は本当に申し訳なく思ってしまいます。

 それで、当店では、小さな、ウスカル枠(リンク)や、大きいメガネ(リンク)も沢山置いているのです。

 まじめでない……
というと語弊があるかもしれませんが、
とにかくボリュムゾーンを追っかけて売上げを伸ばすことを第一に考えている店は、
何かにつけても、ちょっと特殊なものは置きませんが、
特にサイズに関しては、よく売れそうなサイズしか置いていない場合が多いようです。

 しかし、本当に真面目な店なら、
大人用で玉型サイズで46mm以下のものを数十本以上、
60mm以上のものも同様の本数を、
常に持っていてしかるべきだと私は思うのです。

 そうでないと、それらの中から特にサイズが合うものを選んでお勧めするということができないからです。

マジメな店ほど、サイズを豊富に持っているはず……

これは私の経験からする実感です。


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