(タイプ1)色つきで度なし
VDT用・カラーレンズ
レンズに色があり、度がない、パソコン用メガネレンズ
(タイプ2)色なしで度もなしのレンズ
VDT用・無色シールドレンズ
レンズに色がなく、度もない、パソコン用メガネレンズ
(タイプ3)度つきのレンズ・その1
お父さんのためのパソコンメガネ
老視対応(老眼対応)の度を入れた、パソコン用メガネレンズ
(タイプ4)度つきのレンズ・その2
若い人にも・近見対応パソコンメガネ
老視でない人にも対応した度で調整する、パソコン用メガネレンズ
(タイプ1)色つきで度なし
まず一つ目は、
レンズに色が付いているパソコン用メガネで、
度が入っていないものです
ひとことで言いますと、
VDT用・カラーレンズ でしょうか。
これは通信販売などでもよく販売されているようですが、
パソコン画面を見ていて、なんとなく眩しさを感じる人には
有効な場合があると思います。
そして、
「パソコン作業用に特別の色が付けてある」
といううたい文句のレンズもありますが、
そうしたレンズにどの程度効果があるのかということ、
それはきちんとした学術的な実験によって証明されなければなりません。
それと似た色のレンズを、
普通の染色方法で作った普通のプラスチックレンズとの
比較実験のデータ
といったものを、私はまだ現実に見たことがありません。
どうもそうした厳密な実験はいまだ行われていなさそうなので、
その「パソコン作業専用の特別の色」と打ち出すだけの価値があるのかどうかは、
まだ判然としないようです。
また、どういう場合に、どういう色がよいのか、
その場合に、他の色ではいけないのかという区別も、いまひとつ明確な説明はないようです。
また、単に色がついているだけでなく、
紫外線カットだとか電磁波カットだとかの機能をうたっているものが多いですが、
たとえば、電磁波カットのレンズとそうでないレンズを厳正に比較実験したというデータもないようです。
また、紫外線に関しては、
普通のメガネに用いられるレンズでも、プラスチックであればすべてのものが、
目に与える害が顕著な320nm以下の有害紫外線は100%カットしますし、
目に与える害がまだよくわかっていない、波長の長いUV−A波も、大半はカットするのです。
ですから、UV400カット(波長400nmまですべてカット)という性能が、
パソコン作業において目の疲れを防ぐということに関してどれほど有効であるかは、
現状ではよくわからないと言えるでしょう。
(タイプ2)色なしで度もなしのレンズ
二つ目は、
レンズに色が付いていなくて、
度も入っていないものです。
これはいわば、
VDT用・無色シールドレンズ と呼ぶべきものでしょう。
無色のプラスチックレンズで、度もなくて、
レンズに細かい蜘蛛の巣のような感じのものが入っており、
それが目の疲れを防ぐ効果を発揮するというレンズもありますが、
たとえば、
このレンズを使った人50人と、裸眼の人50人で比較実験をやったら、
使った人の方が目の疲れが少なかった
というような結果では、そのレンズの有効性を証明することにはなりません。
なぜなら、プラセボ(暗示)効果があるからです。
そのレンズと、同じ程度の視感透過率を持ったごく薄いグレーのレンズとの比較実験
というような研究は行われていないと思います。
そういう実験(治験)を二重盲検法といいます。
(メガネを渡す人も渡される人も、それが本物か偽物かかがわからない実験)
そうした厳密な実験法で行なって有意な答えが出れば、そのレンズに有効性があると言えるでしょう。
また、無色で紫外線や電磁波をカットするレンズというものでも、まったく同じことが言えます。
確かな実験結果が発表されてこそ、確実に効果があるのだと言い切れるでしょう。
(タイプ3)度つきのレンズ・その1
レンズに度の入ったパソコンレンズに関してですが、この場合、
大きくわけて二通りのグループ分けをして考えるべきです。
[(タイプ3)度つきのレンズ・その1〈お父さんのためのパソコンメガネ〉と、
(タイプ4)度つきのレンズ・その2〈若い人にも・近見対応パソコンメガネ〉の二通り]
老視(老眼)のある人においては、
裸眼や遠く用のメガネよりも、適度な近く用の度数の入ったメガネでパソコン作業をすれば、
見やすくて目の疲れもおこりにくいのは当然です。
それに対応するレンズはいろいろな種類のものが出ていますし、
レンズメーカーもさかんに宣伝をしていますので、みなさまよくご存じだと思います。
また最近、あるメーカーから、
30歳前後から上の人の、パソコン作業用にも良い、常用メガネレンズということで、
ごく弱い加入度(1D)を持たせた累進レンズも発売されました。
これらのメガネは、
お父さんのためのパソコンメガネ などと呼ばれています。
しかし、
それはあくまでもそのレンズまかせで、
適当に遠く用の度数よりもやや弱い度数のところでパソコン画面を見れるから、
普通の遠く用のメガネをかけてパソコン作業をするよりも楽なはず、
ということにすぎず、
ある人物が、ある距離にあるパソコン画面を長時間見るのに
最適の度数はどうなのかとういうことを、厳密に測定した上で作られるメガネではありません。
また、仮にそのように測定したとしても、老視以前の人であれば、
メガネのどの度数の部分でパソコン画面を見ることになるのかが判然としないので、
(どこで見てもパソコン画面ははっきり見えるのです)
その効果のほどは、やや予測が難しいということになりかねません。
(タイプ4)度付きのレンズ・その2
度つきで、もうひとつ。
これが私が提唱するパソコン用メガネのレンズの本命というべきものなのですが、
老視のない人向きのパソコン作業専用のレンズで、
それの度数を的確に測る方法を、私は先般、
日本眼鏡技術研究会 にて発表しました。
ですから、私だけでなく、その発表を聞いて理解した人で、
その「ある種の近く用の視力表」を持っている人なら、
おそらくこのパソコン用メガネは処方調製できると思います。
その視力表の効果は顕著で、
それで検査すれば、あなたが裸眼またはメガネをかけてパソコンの画面を見ているときに、
目が少し無理をしている状態かどうかというのが、明確にわかるのです。
つまりこれが、
若い人にも・近見対応パソコンメガネ ということになります。
このパソコン用メガネは色つきでも色なしでもできますし、
目に有害な紫外線はほとんどカットするものですが、
キーポイントは、その度数の選びかたにあるのです。
そして、これまでに多くのかたに
このタイプのパソコン用メガネを私は処方調製していますが、
これを使用すると実際にパソコン作業において目の疲れが少なくなったと
喜んでいただけるケースが非常に多いのです。
より詳しくは、こちらをご覧下さい。
パソコンメガネ研究会
http://usukal.biz/pc
全国区で、パソコン作業の眼の疲れを防ぐためのメガネを
調整できるメガネ店のご紹介を行っています。 |