「斜視」と「斜位」とは何か?


Q. 日本人の大半が、密かに症状を隠し持っているという、「斜位」について教えて下さい

A.はい。それではまず、「斜位」と「斜視」の違いのご説明をしたのち、
それらの特徴について述べてみます。

斜視と斜位の違い

左右の目の向いている方向や、
その状態を眼位と言います。

そして、眼位の異常には、斜視斜位があります。
それに関する説明としては、下記のサイトが簡潔でわかりやすいと思います。

  http://tamakobo.s8.xrea.com/shasi_ippan.htm#shai

おおざっぱに言えば、
両眼で見えるものを一つに合わせて立体的に見ることができないのが斜視で、

潜在的に目の向いている方向に左右で多少の違いがあっても、
それができる…
両眼で見えるものを一つに合わせて立体的に見ることができるのが斜位だというわけです。

斜視 メガネ店では測定不可 ごく一部の人がこれを持つ 日常生活で症状に、たいていは気づく 眼精疲労の原因となる場合が
斜位 メガネ店でも測定可能 大半の人はこの症状を少しは持っている 日常生活では症状に、かなり気づきにくい 眼精疲労の原因となる場合が

斜視の診断や治療などは、メガネ店ではできませんが、
斜位に関しては、その測定や矯正などは一部の眼鏡店ではそれを行なっています。

斜視でも斜位でもない眼の状態を正位といいますが、
完全な正位眼というのはさほど多くはなく
近視・遠視・乱視などがあるなしにかかわらず、大半の人は多少の斜位を持っています。
特に水平方向の外斜位は多いです。

しかし、それで実際に困るということはあまりありません。
ただ、
上下方向に視線が潜在的にずれている上斜位(上下斜位)
があれば、それによる眼精疲労が生じている場合が多く、
その斜位をプリズム矯正すると、眼精疲労が軽減することがよくあります。

そして、
眼科では斜位の検査や矯正をしているところは非常に少ないのが実情で、
そのあたりの具体例に関しては、下記のサイトを見ていただくとよいと思います。

  http://www.ggm.jp/ugs/case.html

なお、
白内障術後の眼において、
眼内レンズの位置ずれによる斜位が数%あると言われていますが、
(東京:梶田眼科:梶田雅義医師)
その斜位の検査もきちんと実行している眼科は少ないのです。

ただし、
眼鏡店でも斜位の検査をしているところはごく少数派で、
大半の眼鏡店はそれをしていません。

しかし、快適なメガネの度数を決めるための検査において、
斜位の測定は必須なのです。

斜位の測定をしない店は常に誰に対しても、その検査をすることはありません。
その方法を知らないからです。

斜位の測定をする店は、初回のお客さまの場合には、まず省かずにやります。
初回のお客さまに斜位の測定をするかしないかということで、
その店の検眼のレベルや眼鏡処方に対する認識の深さが、
ある程度わかるのではないでしょうか。
質問・NO.3 に続きます。
Q. メガネ屋さんがお客さんに説明する「非球面レンズの利点」って… 本当でしょうか?
非球面レンズの真実

メガネ考
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