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ユーラシアンホットライン19号 1999/11/30

目次


▼12日に今年最後の文化講座


日 時:12月12日(日)1時半から「ウラル系の少数民族マリ人」
場 所:オリンピック記念青少年総合センター304号室
講 師:松村 一登/東京大学大学院東洋諸民族言語文化部門教授
 西は北欧(フィンランド)・中欧(ハンガリー)から、東はウラル山脈の東側のオビ川流域まで分布するウラル諸語は、すべての話者を合わせても2500万人程度の小さな語族である。マリ語(チェレミス語)を話すマリ人たちは、ボルガ川の中流とウラル山脈にはさまれた地域に分散して住んでいる。マリ人の居住地域は、チュルク系でイスラム教徒のタタール人・バシキール人の住む地域と隣接しており、言語接触、文化接触の視点から眺めるとたいへん興味深い地域である。
 マリ語については、『言語学大辞典』(三省堂刊)の「マリ語」の項のほか、インターネットのホームページ http://plaza3.mbn.or.jp/~kmatsum/Uralic/mari.html などから情報が得られる。

▼ 武蔵大学特別公開講座(ビデオ上映会)


シルクロードの要衝・中央アジアの新視点 〜ウズベキスタンの昔と今〜
ウズベキスタン共和国を中心とした中央アジアに関する最新情報を紹介します

 [日  時]  平成11年12月18日(土) 午後1時30分〜3時30分
 [場  所] 武蔵大学 AVホール(科学情報センター棟2階)
  (交通:西武池袋線 江古田駅南口下車 徒歩8分)
東京都練馬区豊玉上1-26-1
 [コメンテータ]
   大野 遼(ユーラシアンクラブ代表・元共同通信記者)
  ☆ウズベク人国費留学生☆
    シェルゾット・ザヒードフ(早稲田大学 大学院生)
   ファルーフ・ウスマーノフ(慶応義塾大学 大学院生)
 [聴講無料]
  共  催 武蔵大学・ユーラシア留学生フォーラム実行委員会
  企画協力 ユーラシアンクラブ
後  援 ウズベキスタン共和国大使館

●問合せ・申込先
  お申込・講座内容関係のお問合せ… ユーラシアンクラブ (TEL:0463-50-3335 FAX:0463-50-3336)
  (定員80名に達し次第締切)
会場関係についてのお問合せ… 武蔵大学 企画調整課 (TEL:03-5984-3713)

▼イリーナの家が焼失


富士山に登頂して元気に帰国したイリーナ・ティシェナさんの自宅が火災に遭いました。両親がこの七月に新築したばかりの家だったようです。イリーナの愛猫も焼死しました。イリーナは零下三十度と寒くなったシベリアで家の新築に両親と取り組んでいます。クラブではサハ共和国在日代表部を通して6万円の義援金を送りました。

▼ニーナさんと子供たちが白老訪問


ハバロフスクから70キロ北西のナナイ人の民族村シカチアリャンの子供たちとニーナ村長が北海道白老町を訪ね、アイヌとの交流プログラムに参加しました。住民からは文房具や衣類の寄贈を受け、富山の東林さんが受け取り、船便手配で12月シカチアリャンに搬送の予定です。

▼杉山さん、1,000ドルを子供発展センターに寄付


静岡県沼津市在住の杉山一道さんが、「モンゴル子ども発展センター」に1000ドルを寄付しました。杉山さんの呼びかけに静岡県内の友人が応じ、「発展センター」を支援している川岡美智恵さんを通して現地に届けられ、ストリートチルドレンを生まないための子どもと親の教育交流施設補修のために利用される予定です。
子ども発展センター事業支援のためクラブでは"里親制度"や支援協力者との明朗な関係を探る努力をしていますが、安定した仲介者、留学生との関係が未構築のままとなっています。帰国した留学生との話し合いが軌道に乗った段階で協力の呼びかけをお願いすることにしています。
杉山さんは2月にもクラブ会員の加藤優幸さんを通して、友人・知人から預かっていた文房具をモンゴルの子供達に届けました。この時も届け先はモンゴル人女性アズザヤさんが貧困家庭のために奮闘している「子供発展センター」です。この「子供発展センター」を支援しているのが日本語教師の川岡さん。届けられた文房具はノート25冊、鉛筆8ダース、クレヨン36色9セット・30色1セット・12色6セット、おりがみ(65枚入り)10冊、おりがみの本1冊です。重量にして9sでした。

▼サハのナターリヤが日本語の先生に


クラブの催しに頻繁に出席してくれたサハ共和国の留学生ナターリヤさんから手紙がきました。

OHNOさんへ
ONOさんお元気でいらっしゃいますか。長い間手紙を書かなくて本当に申し訳ございませんでした。私は元気です。
明日千葉大学へ留学しに行く学生が出発します。実は十月五日ぐらい出発するようでしたが、突然日本からYさんが電話をかけてくれてJが明日行くようになりました。だから大学から帰ってきて手紙を書いています。突然だから何から手紙を書き始めようと思っています。私は八月十五日から大学の仕事が始まりました。3週間ぐらい修理工事続いていました。九月十二日から大学の授業が始まりました。私はドイツ語学科の一年生にドイツ語と二年生に日本語を教えています。そして通訳学科の二年生にも日本語を教えます。教えることが好きです。大学の先生というのが大きく聞こえるが私にとってはこれが一大名誉と思います。だからいい先生になるために一生懸命頑張っていきたいと思います。
ONOさんご住所とお電話番号をJに教えました。連絡するように伝えます。
去年アンドレイと私たいへんお世話になりました。とってもありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いします。
EURASIANCLUBの皆さまにによろしくお伝え下さい。 ナターリャ

九月二十七日

▼ウズベキスタンの陶芸家アリシェルさん帰国


前号のニュースレターでお知らせしたブハラの陶芸家アリシェルさんが九谷焼の窯元での6ヶ月の研修を終え、帰国しました。帰国直前、懇談しましたが、それによるとこの間制作した陶磁器は200数十点。小松市で個展を行いましたが、来年2月にも個展を予定しています。小松市とブハラの姉妹都市交流が進展しそうな気配です。
アリシェルさんには、現在サマルカンド外国語大学で日本語講師をしている会員山本雅宣さんを紹介、アリシェルさんは「サマルカンドに姉がいる。帰国後早々に訪ねて会いたい」と話しました。

●市民平和基金のメールニュースから


日本カフカスクラブとは?  〜カフカスの文化を日本に伝えたい〜

 「カフカスの事を、もっとよく知ってほしい」という思いで設置された有志の会です。全国のさまざまな場所でカフカスの踊りや、文化を通した活動を行っています。カフカスクラブが今、もっとも注目しているのはチェチェン紛争の問題。
 このために、コンサートなどの会場でチェチェン問題のためのアピールをしたり、募金活動を行っています。市民平和基金の提携団体です。
 連絡先は岡本珠希さんまで---> kafkasclub@yahoo.com
 ホームページもあります。ぜひアクセスしてみてください。
  ---> http://www.geocities.com/kafkasclub/chechen/991110-osce.html

▼ウズベクの観光事情に付いて/提供シェルゾド・ザヒドフ


トルキスタン通信社によると、1993年に4万人だった観光客が1998年には27万人になった。国営企業ウズベクトゥーリズムによると観光客の数は2010年には3.5倍になる見込み。サマルカンドにプレジデントーホテル建設のためのジョイントプロジェクトが 構想されている。ウズベクとドイツの技術者がこのプロジェクトに取り組んでおり、事業規模は5千23−万ドルで、ドイツの複数の銀行が10年間で2800万ドルを供与する。最初の2年半は、無利子。
イタルータス通信によると、紀元三千年紀の開始とともにウズベキスタンで観光ブームが期待されている。国営間公企業によると年間の観光客は百万人を見込んでいる。この数字はウズベキスタン共和国が独立した1991年の三倍に相当し、ウズベキスタンは大規模ホテルの建設を計画中である。ドイツの企業が受注する見込みである。借款の規模は1200万ドルである。外国側のパートナーは500万ドルを供与し、残金はウズベキスタンが支払う。建設費の総額は5000万ドルを超えると見られる。ウズベキスタンは10年間で2000万ドルの借款をドイツの複数の銀行から受ける予定。 サマルカンドのプレジデントホテルは紀元3千年紀の最初の二年で建設される見込み、ウズベキスタンは、大統領のイスラム・カリモフ訪中の際に、中国から1100万ドルの借款を受ける協定を結ぶ(11月9日/イタルタス)

▼「アイヌ展―宇梶静江・古布絵の世界」開催


アイヌの権利向上のため活躍してきた宇梶静江さんが、取り組んできた「古布絵刺繍」の作品を展示する「アイヌ展」が12月4日から28日まで、東京都渋谷区のフジタビル内フジテヴァンティミュージアムで開催されます。

▼ "希望99"(第2回中国新彊ウイグル自治区海外学者学術交流会)開催


ムタリフ・アブリミティ
 "希望学術交流会"は新彊ウイグル自治区で研究中の皆様,また新彊 ウイグル自治区から日本をはじめ他の外国に留学中の各民族学者,研究者,学生達の今までに得られた研究成果を発表することを目的として,去年から行われています。この学会は祖国の発展,特に少数民族地域の発展と科学技術水準を高めるために非常に大きな役割を果たすと期待されています。会議の論文は編集の上,出版され自治区の科学者,また各専門分野の学生達の参考になることを期待してお贈りするようにしています。 同時に国内外の学者達がこの論文集を利用できるようにいくつかの大きい図書館にもお届けするようにしています。
 "希望98"(第ー回新彊ウイグル自治区海外学者学術交流会)は東京理科大学のMamtimin Gheni会長を始め実行委員会のご努力と,また新彊ウイグル自治区教育国際交流協会と日本私立大学協会のご指導とご支援のもとに,1998年10月19日に東京理科大学で開催されました。東京、大阪、名古屋、福岡から45人もの方々が参加し,21編の論文が報告されました。学会の雰囲気と科学性が,会議に参加された日本の学者達から高い評価を得ました。この交流会の精神が新彊日報でも報道されました。さらに論文集の編集が終わるまでに中国、日本、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、トルコなど各国から51編の学術論文を受理しました。そして論文集が今年の7月に出版されました。この論文集巻頭には新彊ウイグル自治区政府,また教育委員会の方々のお祝いの言葉も掲載されております. (出版番号: ISBN: 4-9980769-0-6) 
そして今年、第二回新彊ウイグル自治区海外学者学術交流会(希望99学会)が,10月30日(土曜日)に東京電機大学で開催されました。今回の学会には東京,大阪,名古屋,福岡、北海道、京都、北京、ウルムチ等地から53人もの方々が参加し,電子工学、情報科学、システム工学、医学、薬学、化学、経済学、地理学、流体力学、生態学そして環境などの分野から19編の論文が報告されました。来年の4月1日まで論文の受付を続けます。
そして希望99編集委員会から編集され来年の7月1日に論文集が出版される見込みです。

▼クラブ幹事会開催


11月28日、年に1回の幹事会が開催されました。前回の幹事会以降の活動を報告し、今後の活動の方向、クラブ改革等に付いて話し合いました。この結果、ユーラシアの留学生を通した活動の活性化と活動拠点の確保等を確認、新春もう一度幹事会を開催し、クラブ改革を実施することを決めました。

▼サマルカンドの山本さん一時帰国

クラブの会員で9月からサマルカンド外国語大学の講師として赴任していた山本雅宣さんが、東京で開催されたJATA(日本国際観光協会)主催の観光見本市に出展したサマルカンドの旅行会社の通訳として一時帰国しました。見本市にはタシケント、サマルカンドといったウズベキスタンの観光会社のほか、キルギス、トルコ、モンゴルなどユーラシア各地の旅行会社も参加、ユーラシアの新しい時代の潮流を感じさせる活気がありました。山本さんは旅行会社のためにパンフレット作り、紹介ビデオづくりなどに協力、見本市のブースでは、訪ねてくる日本の旅行業関係者に応対するだけでなく、精力的に昔の知人に連絡を取り、ウズベキスタンと日本の旅行事業のパイプ役として仕事していました。クラブでは、事務局運営委員6人が訪ね、ご苦労をねぎらいました。

●ユーラシアンクラブの通信事務は以下の通り変更となりました●

よろしくお願いします。
〒259−1206 神奈川県平塚市真田743−20
一部の方に<743-21>とご連絡しましたが、これは誤りでした。お詫び・訂正致します。
TEL:0463−50−3335 FAX:0463−50−3336