京商SPギアにアルミシャフト




  • はじめに
    京商スペシャルギアダウンユニットを04モジュール化する時は大抵カーボンシャフトを使います。
    田宮からちょうど良い5mm径のカーボンシャフトが出ていますから便利ですよね。
    それにとっても軽いから電動機には最高の素材です。

    ところが少し前からハイパワーなブラシレスで回したら縦に裂けたと言う話を聞くようになりました。
    私自身も色々と思う所も有ってアルミシャフトを試してみました。


  • 双方の比較

    カーボンシャフトの特徴
    • とにかく軽い。
    • RCカーショップで簡単に入手可能。
    • それほど大げさな工具が無くても加工可能。
    • 繊維に直行する方向の折り曲げに強い。
    • 繊維方向の引っ張りに強い。

    などが上げられます。
    また、プロペラを強く引っかけると標準の鉄シャフトは曲がって破損の判断が付きにくいが、カーボンでは折れるので曲がったまま使用して振動が出る様な事がない。
    と言う事も言われます。
    (実際には、折れずに曲がったり裂けたりして振動が発生した事が度々ありました。)

    欠点としてはとにかく高額。
    (たった20cm程度のシャフトが千円以上しています。)
    加工に大げさな工具はいらないが、切断性があまり良くない。
    などが上げられます。

    アルミシャフトの特徴

    • カーボンほどでは無いが軽い。
    • ホームセンターなどで手にはいるので、カーボンより入手が簡単。
    • 切断性はカーボンより楽で、他の加工も比較的簡単。
    • 曲がりはするが、長さが短い場合はなかなかの強度。
    • カーボンの様に繊維方向に裂ける様な事はない。
    • カーボンとは比較にならないほど安価。
      (私は、5mm径のアルミ棒1mを210円で購入した。)

    などが上げられます。
    私としては、この値段の安さとなら多少カーボンより重くても合格としました。

  • 加工結果

    上から標準、カーボン、アルミです。
    カーボンの穴の周りにクラックが確認できますか?

    フラッシュのギヤ周りの振動が取れないのでバラしてみると、カーボンシャフトの穴周辺が繊維方向に裂けていました。
    TB01のオプションモジュールを使用しているので、6mm径のスリーブを入れているのが幸いして破綻せずに済んだ様です。
    (クワバラ、クワバラ。)

    さて、実際にどの程度重量が違うのでしょうか?
    実測してみましたが、最小メモリ5gのキッチンスケールなので誤差はご勘弁。
    標準品: 約6g
    カーボン: 1g弱
    アルミ: 2g強
    と言う結果になりました。


  • 補足
    私の入手したアルミ棒は、両端を鉄筋ベンダーの様な物で切断して有る様でした。
    ですから、両端を1cm程度は切り捨てた方が良いと思います。
    シャフト径がわずかに5mmより太い様でした。
    ですから、6mm径にするスリーブや車用のシムは問題有りませんでしたが、ベアリングに上手く入りませんでした。
    電気ドリルに軽くくわえて高速回転させて、鉄ヤスリやサンディングボードに付けた紙ヤスリを押し付けて一皮二皮剥くと入りました。

    組み付けて回してみると・・・・・・・・・・・・・・・
    オロ?
    振動が取れません・・・・・・・何故だ・・・・・・
    そう言えばkuutanさんがフロントベアリングの不良でも振動が出ると行っていたなぁ〜。
    たしか組み付けて、手で空回りさせるとゴロゴロしていたなぁ〜。
    っと言う事でフロントを13パイのベアリングに交換すると嘘の様に静かになりました。
    (やはり、まだ使えそうだとケチるのは良くないですね。)

    実際に数回フライトさせましたが特に問題なく快調に飛んでいます。

  • 欠点[2002/06/09記載]
    使って気が付いた事が有るので記載します。
    強度的には必要十分と思いますが、強く引っかけると曲がります。
    当たり前ですが・・・・・。
    強度的には純正より少し柔らかい程度だと思います。
    通常の使用状態で勝手に曲がってしまうと言う様な事態は発生していません。

    カーボンシャフトと比較して若干金属音がうるさい。
    多分、野球の金属バットと同じ様に響く様な音色なのでうるさく感じます。
    元々04モジュールですからかなり静かではありますが、あくまでカーボンと比較してと言う意味です。

  • 最後に
    今回はアルミ棒を使用しました。
    選択肢としては、5mm径のアルミパイプと言う方法も無いわけではないです。
    確かにアルミ棒の半分くらいの重量にはなりそうですね。
    しかし、プロペラアダプターのDカットも有りますし曲げ強度的に弱そうなのでさすがに止めました。

    さてカーボンと比較して、この切断のしやすさ、加工も比較的簡単、裂ける事がない。
    重量では若干劣る物の破格の安さはそれを補ってなお余ると私は思います。

    皆さんはどの様に判断されますでしょうか?