[04モジュールユニット]




  • はじめに
    ちょっと前から、04モジュールのギアダウンユニットの情報が色々なHPに載っています。
    最初は特別なハブを作ってもらって取り付けるなど、なかなか一般的では有りませんでした。
    最近は通常に手に入る部品からの制作情報も記載されて来て自作しやすくなって来ました。
    私も興味は有ったのですが、まだまだ部品点数も多かったり値段もかかったりして私向きでは有りませんでした。
    そんな時、ロベコップさんが安価な部品代で部品点数も少ない方法をご紹介して下さいました。
    (ロベコップさん、有益な情報を公開して下さってありがとうございます。)
    早速、私も制作してみましたのでご紹介いたします。

  • 04モジュールって
    その前に、最近04モジュールって聞く事が有るけど何って言う初心者の皆様への説明をします。
    正確な話は私も知りません。 (^^ゞごめんね。
    ただ、ギアに付いている歯の荒さを表現している様です。
    数字が大きいと荒くなり、小さいと細かくなるみたいです。
    京商のキットに付いてくるスペシャルギアダウンユニットやVLギアダウンユニットに使用されているのは06モジュールです。
    効率が良いと言われるQRPの400クラス用ギアダウンユニットは05モジュールです。
    そして、一部?のEPカーに(オプション等で)使われているのが04モジュールです。
    利点としては、同じ外径のスパーとピニオンギヤを使用しても歯数が多くなるので滑らかに回ります。
    特に06モジュールの11Tとか12Tなど、少ない歯数の物は噛み合わせのロスが大きく遊びを大きくする必要があります。
    したがってメカノイズが大きくなりますが、04モジュールを使用すれば同一外径でも歯数が増えますのでその心配は有りません。
    さらに、歯数が増えるので06モジュールでは不可能に近い領域の10T以下に相当するギア比も選択可能になります。
    欠点としては、歯のサイズが違うのでスパーとピニオンギアの両方を同時交換の必要がある。
    現在は京商ギアダウンユニット用の04モジュールスパーは存在しないので、何かを流用加工して自作する必要がある。
    ギヤの歯が小さいので、06モジュールと比較するとどうしてもギアをなめてしまう可能性が高くなる。
    以上の様な欠点は有りますが、利点はそれを上回ります。
    特にギアノイズの低下は特筆すべき所であり、ダイレクトドライブに迫る静かさです。

  • 制作
    ロベコップさんと同じ方法でも良いのですが、そこは横着者の私ですので部品点数を減らしました。
    以下の物を用意して下さい。
    • 京商 スペシャルギアダウンユニット(ショート) X 1個
      (メタルの軸受けは、オプションのベアリングに交換の事。)
    • 田宮 TB01用オプションパーツ72T(0.4Mスパーギア) X 1個
      (定価400円で2個入りです。)
    • 田宮 TL01カーボンシャフト X 1本
      (定価1200円位。ちょっと高いですが複数本切り出せます。)
    • 外径6mm肉厚0.5mmの金属パイプ X 約2cm
      (アルミが加工性が良くお勧めだが、銅/真鍮も可能。ステンレスは通常の工具では歯が立ちません。)

    有るとさらに良い物。

    • RF1350ZZまたはF695ZZ X 1or2個
      (外径13mm内径5mm厚み4mmのフランジ付きシールドベアリングです。
       標準の軸受けをプラ部品ごと交換する事により、がたつきが減ります。
       1個の時は、前側を交換します。)

      【(2000/11/15追記)
      このベアリングの入手方法が今までは大変でした。
      ベアリング屋さんに注文するとか、そっち方面の知り合いにお願いするとか・・・・。
      でも、ベアリング屋さんなんて近くに無い(知らない)人も多いのではないかと思います。
      『あ〜ぁ、何かの補修部品で模型屋さんに注文出来たらなぁ〜。』っと思った人も多いのでは?
      ムフフ、実は有ったんですよ補修部品でこのサイズのベアリングが・・・・・・・。
      それでは、お待たせしました。

      HIROBOの60クラスGPヘリのSST-イーグル2などのシリーズで使用されている様です。
      メーカー名:HIROBO  部品番号:2500-090
       φ5×φ13×4F ZZ 2 1,200円 SST-E2, E2EX テール第二軸保持 (ベルトタイプ)

      2個で定価が1200円もするみたいですぅ〜。
      でも、模型屋さんで簡単に入手できるなら便利ですよね。
      私自身は、まだ注文や入手をしていませんので一応確認してからご注文ください。
      (ちなみにこの情報は、ケイルさんのご協力で見つける事が出来ました。ありがとうございました。)】

    それでは、制作に移りましょう。
    (以下の寸法は外径13mmのベアリングを使用する場合は長さが変わります。)
    【(2000/10/22追記)
    基本的には、この寸法でオリジナルのスパーギアと同じ位置になるはずです。
    しかし、使用するピニオンの種類によっては位置が合わないかもしれません。
    制作前に、使用予定のピニオンをモーターに付けてユニットに取り付けて、距離を測り2mmの穴開け位置を微調整すると良いと思います。】

    TL01カーボンシャフトを41.5mmで切り出します。
    後ろから、11.5mmに2mm経の穴をあけます。
    前から7mmの位置から7mm幅でDカットを作ります。(深さ0.5mm)
    6mm経のパイプを14mmの長さにカットします。
    後ろから、5mmに2mm経の穴をあけます。

    要するにこれです。
    って、手書きのなのです。 (^^;ゞポリポリ

    通常は、スラストベアリングを外してスペーサーを入れています。
    私は、スラストベアリングを外してスペーサーの代わりをスリーブ用の金属パイプで補いました。
    つまり、スパーを取り付け全てを組んだ時に、スリーブパイプの先頭が前のベアリングに接する長さにするとスペーサーがいらなくなります。
    注意点は、1mm程度の誤差でも大きなガタに感じられますので、正確に切り出して下さい。
    カーボンシャフトにパイプを被して、2mm径のピンを差し込みます。
    (純正品もしくは、カーボンパイプ付属品どちらでも可能。)
    スパーギアを前から差し込みます。
    後は通常に組み立てれば完成です。
    もし、各部品の位置が悪くて組み付けで後ろのベアリングフォルダーが押されてしまう場合は、カーボンシャフトの後ろを少しずつ削って長さを合わせます。
    組み付けた状態で、シャフトがほんの少し(0.2mm程度)移動するくらいがベストです。

    【(2000/11/15追記)
    とは言っても、どうしてもガタが出ちゃいますよね。 (^^;ゞポリポリ
    最初からシャフトを0.5mm位長めに切り出してピンの2mm径の穴も少し前よりにして開けて、実際に組み付けながらカーボンシャフトの後ろを少しずつ様子を見ながら削っていくとピッタリしやすいです。
    そんな面倒な事はイヤだという貴方には、ピッタリの物もあります。(私もそうですが・・・・。)

    またボケボケだけど許して・・・・。

    EPカーを扱っているショップへ行くと上の画像の様なシムと呼ばれるワッシャーの様な部品が売っています。
    内径が色々有りますが、5mmの内径の物を購入してください。
    内径5mmでも各メーカーから色々と出ています。
    大別すると0.5mm厚以上の厚手の物のセットと0.1mm刻みの薄手の物の2種類有ります。
    素材も金属(アルミなど)と樹脂製の物があります。
    金属製の厚手と薄手の物の2種類を購入してくると良いと思います。
    双方とも500円前後で有ると思います。】

  • 精度向上[2002/06/09記載]
    この記事を書いた頃のTB01のオプションモジュールは6mmのスリーブを入れても若干ガタが有ったり変心していたり精度が今一でした。
    この状態で使用を断念した方もいらしたかもしれません。
    私は平気でしたが・・・・。 (笑)
    最近購入した物は精度が上がっている様な機がします。
    6mmのスリーブにシックリとはまり、変心もそれほど大きくないと私は思います。

  • 最後に
    さぁ、組み付けて回してみて下さい。
    その静かさに驚かれると思います。
    静かなので、風切り音が大きく聞こえ大変パワフルに感じられますね。
    実際にロスが少ないので、同じギア比でも若干パワーアップしていますよ。
    72Tですので、06モジュールで頻繁に使用される12〜13Tのピニオンは19〜20Tに相当します。
    最近の車のはやりは、大きめのピニオンだそうで30T前後の品揃えが多い様です。
    しかし、20Tならそれほど苦労せずに手に入れられると思います。
    ヨコモのピニオンがお手軽ですが、イモネジがインチ規格なので注意が必要です。
    ヨコモのイモネジセットを買えばヘキサレンチも付いています。
    メーカー:
     ヨコモ
    品名:
     プレシジョン 64ピッチ ピニオンギア
    型番:
     18T SP-4018
     19T SP-4019
     20T SP-4020
    定価:
     390円
    イモネジセット:
     ZC-625 ピニオン用 セットスクリュー&レンチ 定価120円

    【(2000/10/21追記)
    厳密な事を言うと、04モジュールと64ピッチは違うそうです。
    04モジュールはピッチが0.4mmだそうです。
    64ピッチはピッチが1/64”(インチ)だそうです。
    それをメートルに換算すると、0.39XXmmになります。
    誤差は、0.01mm以下です。
    樹脂製のスパーギアは温度変化でこの程度はすぐに変化しますよね。
    ですから、同一ではないが混在使用してもほとんど問題ないであろうと言う事です。
    って事は、64ピッチの方が04モジュールよりほんの気持ち程度効率が良さそうですね。】
    【(2000/10/30追記)
    04モジュールと64ピッチに付いてもっと詳しい話を知りたい方は坂本さんにページに情報があります。
    TB01用のギヤは、6mmパイプでもゆるいとのご指摘も有ります。
    そう言われると、確かにちょっとゆるいですね。 (^^;ゞポリポリ
    このゆるさで、64ピッチとの差を吸収しているとか・・・・・。
    私としては、この部品代の安さと加工の手軽さでこの実用レベルなら良しと判断しますが・・・・。
    (相変わらず、大ざっぱです。)】

    スパーをこれ以上大きい物にするならば、フロントブラシユニットに改造する必要があります。
    こちらもTB01用オプションパーツ88Tを使用すれば、今まで以上に簡単に制作できると思います。
    私もそのうち挑戦してみようと思います。
    そうそう、フロントブラシ式の難点でもある、プロペラアダプタを抜くと後ろにシャフトが抜ける対策ですが・・・・。
    今回使用したのと同じパイプを5mm位の長さに切って、中間に一カ所2mmの穴を開けます。
    後ろのベアリングの直前(本来のスパーギアの位置)にパイプをセットして、2mmのタッピングビスでカーボンシャフトに固定すれば後ろに抜けません。
    また、脱着も可能となります。
    カーボンシャフトには、あらかじめ下穴と瞬間接着剤での補強は必要だと思います。
    また、ネジロックもしておけば安心ですね。

  • ギヤ欠け【(2000/12/16追記)
    現在、フラッシュ/メリット/アクロスカイで使用していますが、ギヤ欠けは発生していません。
    ただ一度だけアクロスカイで後ろのベアリングがスッポ抜けてしまいシャフトが移動してギヤをなめてしまいました。
    したがって、540の7セルクラスブラシモーターにて正常な状態で使用するのであるならば、強度的に問題無しと言えそうです。
    ただギヤ欠けに関しまして一つ情報が入っていますのでご紹介します。
    この04モジュールギアダウンユニットと低周波アンプと言う組み合わせで使用すると、ギヤ欠けが発生する可能性があります。
    ご注意ください。
    低周波アンプを使用された方のお話では、フルスロットルで離陸して安全高度に達した状態で中スローにして水平飛行に入ったら発生したそうです。
    低周波アンプは、フルスロットル状態では常にON状態となっているので高周波アンプと大差有りません。
    中速にした時に、高周波アンプと比較して制御の荒さが表面化して余計な振動を発生します。
    この振動によりギアが破壊されると考えられます。
    同一の条件でスカイビクトリー(京商の高周波アンプ)に変更してフライトさせると、今まで確実に発生していたのが収まって問題なくフライト出来たそうです。
    したがいまして、このモジュールに関しては、必ず高周波アンプと組み合わせてご使用ください。