- はじめに
世の中に小型軽量受信機と言われる物は色々有ります。 電動機の場合は、ただでさえ重いバッテリーを抱えていますので少しでも軽くしたい物です。 バルサキットや自作では色々方法は有りますが、半完成機では機材で軽量化するのが早いですね。 そこで考えられるのが、15g未満のサーボとか受信機を使用したくなります。 サーボの方はそこそこ問題無く使用できる様ですが、受信機は色々あるようです。 メーカーさんは、300mまでOKとか言われているけど実際使用したら全然駄目と言う人もいれば、540クラスEPヘリの上空で使用したけど問題無しと言う人もいます。 いったいどっちなのでしょう? 私は、小型軽量受信機と言われる物を2種類ほど使用してみました。 その結果、ある考えにたどり着きましたのでご紹介いたします。 (まぁ、そんなに大げさな話ではないのであまり期待しないでね。(;^_^A
アセアセ)
- 小型受信機
小型軽量受信機の代表的な物は、以下の物だと思います。
・SIMPROP Piko-2000 昔、QRPで扱っていた。 他のメーカーなら現在も購入可能だと思います。 ただし、価格が1万円を超えていたのでちょっと高い。 QRPで購入した物なら、一台一台距離テストをしてから販売していたらしいので問題無さそう。 私の友人も使用していたが、400クラスでは特に問題は無さそうだった。
・JR R500 初期は、400クラス以下の小型機用と言われていたが、現在はパークプレーン用となっています。 私も持っていますが、ちょっと距離が出ませんでした。 ただし、メーカーに距離が出ないと調整に出すとそこそこ距離が出るようになるという情報もあります。 私はアンテナを延長してT−33で使用していましたが、息継ぎ以外は特に問題ありませんでした。 ノーマルアンテナでT−33はちょっと無理ですが、延長しても極端に良くなると言う訳では無いです。 購入状態で使用するなら、メーカーの指定の通りに280クラス以下とした方が良さそうです。 アンテナが50cmなのでこのクラスには最適でしょう。 私はアンテナの取り回しが良いのでテストベンチ用として使用しています。 値段、アンテナ長、サイズ、重量、ともに優れていて日本メーカー品。 あとは、対ノイズ性と距離が安定して出れば400クラスで絶対使用したい製品だけに惜しいと思います。
・GWS
PICO 4CH / NARO
6CH クラフトるうむとOK模型(40MHzのみ)が扱っています。 値段も安く超小型(と言ってもR500と同じサイズ)でお勧めです。 アンテナは1mだが、PICO
4CHだけは半分の50cmに切って150mの感度で使用可能。 私は、OK模型のNARO
6CHを入手しました。 バラで室内距離テストはまぁまぁの感度だったのだが、機体に乗せての結果はあまり良くない。 (フラッシュ改の初回墜落原因は、これが原因と後で判明。) モーターのノイズキラーを3個追加して7個としたり、アンテナ線と他の線の取り回しを完全に分離しました。 しかし、一向に良くなりません。 OK扱い商品を540で使用なので条件は違うが、クラフトるうむのテスト結果は全然問題無しと言っている。 基本的には同じ商品なのに、モーターが停止状態で距離が出ないのは何故? これはきっと何か原因があると思い色々と試しました。 結果、まぁまぁの結果を出す事が出来ました。 そうそう、この受信機はクリスタルを半田付けしておく事をお勧めします。
・schulze alpha-840w (2004/02/11追記) QRPがSIMPROP Piko-2000の代わりに扱い出したシュルツェ製の受信機。 最近流行のデジタルシグナルプロセス(DSP)を用いた受信機の様でFMで有るにもかかわらずPCM並みの対ノイズ性が有るようです。 本体にLEDが付いていてフライト後BECを切る前に確認し電波の受信状況が分るので、アンテナ線の取回しを検討する必要が有るのかが分かります。 QRPのテストでも良い結果が出ていますので安心して使用するならこれでしょう。 ただし、40MHzのみ。
・Berg-4*DSP
"Micro Stamp" Receiver
72Mhz (2004/02/11追記) エアクラフトで扱っている超軽量4ch受信機。 どうも、シュルツェと共同開発でalpha-840wと基本部分はほぼ同じプログラムの様です。 LEDの表示なども同じです。 画像ではシュリンクされていますが、実際の商品は薄いハードケースに入っています。 勿論そのままでも使用できますが、中を引き抜いてシュリンクして上面に付属のシールを貼って軽量に使用できます。 現在、Fun400で使用中ですが実際に使った感じは、明らかにGWS
NARO
6CHよりも良い感触です。 ただ、純正FMノーマル受信機(小型用では無くノーマルサイズの)と同等の能力が有るかと言うと、僅かに劣る様な気がしています。 クリスタルは、GWS
PICO 4CH / NARO
6CHの小型クリスタルが使用できます。 注意点は、双葉72MHzのFMしか使えない事です。 また、エアクラフトの詳細説明ではBerg-5*DSP
もシュルツェと共同開発と拡張解釈(笑)してしまいそうですが、よく考えてるとBerg-5*DSP
側の説明文には一切その記載は無いのでそれは間違いだと思いますのでご注意ください。 事実、Berg-5*DSPよりはBerg-4*DSPの方がカチャが少ないというレポートをくれた方がいます。
- 距離が出ない原因
メーカーの公称値とは明らかに違う場合は、以下の原因があると考えられます。 ・その個体の製品不良。 ・使用環境の問題。 ・取り扱いの間違い。 では、それぞれに付いて説明をしていきます。
- その個体の製品不良
他の使用している人にも確認して、不良の可能性が有れば初期クレームとして処理してもらいましょう。
- 使用環境の問題
同じ小型軽量受信機を使用しても全然平気と言う人と、使い物にならないと言う人がいます。 何故だと思います? たとえば、この様な問題と置き換えられる気がします。 電動機はただでさえ電気的ノイズの固まりなので、受信機はPCMでないと駄目。 と言う人もいれば、AM受信機でも問題無しと言う人もいます。 もちろん内部的な配線等のノイズ対策も有るでしょうが、フライトエリア周辺の電波状況も大きいと思われます。 外来ノイズの少ない環境で有れば、AM受信機でも問題無し。 外来ノイズの多い環境で有れば、PCMでないと問題が出る。 さらに外来ノイズだけではなく、地形によるデッドポイントの存在。 そして使用周波数による特性等も関係してくると思います。 標準受信機でもこれだけの差が出るわけですから、小型軽量を優先した距離の短い受信機では影響が大きいのではないかと思います。 小型受信機を使用する場合、まず貴方のフライトエリアがAM受信機でも問題が無いくらい安定した電波状況ある必要が有ると思います。 その様な環境ならば、取り扱いを誤らなければそこそこ使用できるのではないでしょうか。
- 取り扱いの間違い
モーターのノイズ対策。 モーター/アンプ/バッテリー/サーボから受信機を極力離す。 サーボのコードや動力用の配線とアンテナ線は絶対交差させない。 リンケージロッドやワイヤーと平行にアンテナ線を配置しない。 などなど・・・・・・。 そんな基本的な事は聞くまでもないと言う方が沢山いらっしゃると思います。 今までの受信機で問題が出た事は無いし大丈夫だ! ・・・・・・・・・・・・・と、私もそう思っていました。 でも違ったのです。 気持ち的には、通常の受信機設置の100倍の神経を使って取り付けるつもりでいて下さい。 通常、電波の届く距離は1kmと言われますよね。 ノーマル受信機の受信可能距離を900mとしましょう。 乱雑な配線で受信距離が半分になっていたとしましょう。 それでも450m有りますから、十分ですよね。 乱雑で有っても問題が出ないので、乱雑とは気が付かずにすぎてしまいます。 受信可能距離300mの受信機ではどうでしょうか? 半分というと150mとなります。 ちょっと危ない距離ですよね。 さらに、ノーマル受信機の受信距離が半分になる様な乱雑な配線で、小型軽量化を優先した受信機が半分に感度が落ちる程度で済むでしょうか? 多分、1/3や1/4など著しく感度が低下すると思います。 これではとても使えません。 でも、取り付けた人は自分の取り扱いの間違いに気づきません。 ですから、【通常の受信機設置の100倍の神経を使って取り付ける】と言いたい訳です。 (あなたの配線は、電波的に絶対正しいと断言できますか?(^。^)v
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最初に書いた注意点をもう一度見直すとともに、アンテナの取り付けは要注意です。 受信機から出たアンテナは、最短距離で胴体から出す。 真っ直ぐ垂直尾翼等に張る。 アンテナを外に出す事やピラピラ長く出るのを極端に嫌う方たちがいますよね。 でも、アンテナを短く切ったり、胴体内に巻いてしまい込むと言う行為は小型軽量受信機では言語道断! 絶対やってはいけません。 それこそ自殺行為です。 もともとノーマル受信機でも進められない方法ですが、今まで平気だったからと言う考えは捨てて下さい。
私のフラッシュが落ちた原因ですが、アンテナ線の張り方に問題が有りました。 最短距離で出して尾翼にと思って行ったのですが・・・・。 受信機の搭載位置は、主翼後方取り付け部の直後でした。 (簡単に言うとウイングボルトの後ろ側。) そこからキャノピー後方下の開口部に向けて、斜め前に胴体内側を直線的に設置し、そこから尾翼に張りました。 胴体内の長さは約10cmで、ちょうど"く"の字の様に折り返していました。 ところがこれが間違いだったのです。 試行錯誤を行っても改善されないので、最後に残ったアンテナ線の張り方を修正しました。 後方の主翼取り付け部直後に有る空気抜き穴から直接アンテナ線を取り出し、胴体側面を通過して尾翼に張りました。 そうすると、見違える様に感度が上がったのです。 胴体下から出した方が距離が短いのですが、胴体側面を通過する時に内部のリンケージワイヤーと交差します。 交差場所は、受信機側から10cmを越えていますのでクリアなアンテナとして有効な部分は、キャノピーからの方が長いと考えた結果でした。 この様に、たった10cmの配線を誤っただけで感度が低下してしまうほどデリケートな物なのです。
- さいごに
小型軽量受信機は、デリケートなので良くないと言っている様な感じになってしまいました。 しかし、私はその様なつもりはありません。 感度が伸びないからこの受信機は良くないと言うのでは無く、環境や取り扱いに問題は無いですかと言いたいのです。 400クラスより上で使用したい場合は、取り扱いに十分注意して下さい。 (私は使用しましたが、決して皆さんにはお勧めしません。400クラスならOKです。) また距離テストは必ず行い安全に利用していただける様にお願いします。 また、軽量にしたいがデリケートな扱いは面倒だという方は、不安を抱えながらのフライトは良くないと思いますし、楽しくないと思います。 迷わずメーカー純正のPCM受信機をお勧めいたします。
(2004/02/11追記) 私は現在小型受信機はほどんど使用していません。 しいて言うなら、近距離飛行のFun400にBerg-4*DSPと最近ご無沙汰のフェリアスにGWS
NARO 6CHと近距離ホバのみでやっぱり最近ご無沙汰のEPコンセプトにテールパイプにアースをとってGWS NARO
6CHを使っているだけです。 サイズも400クラス以上が多いと言う事も有りますが、その程度の軽量化の為にせっかくの機体を落とすのは勿体無いです。 また、大きくハイパワーになれば責任も有りますので絶対にメーカー純正のPCM受信機を使用する様にしています。 既に持っているメーカー純正のFMは比較的大人しい機体やグライダーで使用していくつもりです。 400クラス以下の小型機ではBerg-4*DSPを使用していく事になると思います。
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