今回の担当:篁修一  TRPGに手を染めて15年。気がついたら人生の半分を過ぎてました。  DEEP FOREST LIBRARY http://homepage1.nifty.com/DPL/  今回は、2月末に発売になった「テラ:ザ・ガンスリンガー」(以後「テラ」) のセッションレポートです。  私は友人達とゲームサークルを作り、月1回、公共施設を借りて例会を開い ています。  この原稿を引き受けた時にちょうど、4月の例会で「テラ」をGMしてもいい、 という連絡が例会参加者のY氏からあり、「ネタの当てができた」と内心で安 心していました。  で、例会前日。ルールのおさらいをしようと思い、ルールブックを手に取っ たのですがどうにも気分が乗りません。代わりに、GF誌別冊のリプレイを読ん で大まかなところを掴む事にしました。……割と適当なルール運用でも大丈夫 なようです。気になったところをルールブックで確認して、おさらいを終わり にしました。  例会当日。集合時間に遅れないよう会場に到着し、三々五々集まってくる例 会参加者と挨拶を交わしながらY氏を待ちます。……来ません。  例会の開始時刻の10時を過ぎましたが、Y氏は現れませんでした。何かトラ ブルがあったに違いありません。  参加者の大半はマルチゲームに傾いています。この状態では、自分でGMしな ければTRPGの卓は立たないでしょう。……ここでプレイしなければ、原稿の締 め切りに間に合いません。私は覚悟を決めました。 「テラのセッションに入ってくれる人募集〜」  ……幸いにして、男女各1名の参加者を得ることができました。  参加者に推奨アーキタイプの中から使用するキャラを選んでもらい、コピー に走ります。その間に、参加者にはルールブックとリプレイを見てもらいまし た。その他必要な小道具は、他の例会参加者から借りて揃えます。なんと、ルー ルブックまで借りる事ができたので、セッション参加者全員がルールブックを 持つという理想的な状態でセッションを始める事ができました。  まずは全員でルールと世界設定の確認。「アクト進行リファレンス」に手順 がまとめてあるので、慌てることなくスムーズに確認ができました。続いて、 今回の事情――にわかGMなのでルールブック付属のシナリオを使うこと、この シナリオは4人用と書いてあるのでPC2人では厳しいであろう事――を説明し ます。自然とPLの表情も厳しくなり、GM共々気を引き締めてシナリオに取り掛 かりました。  ところが。さすが付属シナリオの1本目、チュートリアルも兼ねた甘めの調 整のためか手馴れたPL2人によってさしたる苦も見せずにすいすい進んでいき ます。イベントでのお約束な演出の連発に笑っているうちに、気がつけばGMの 戦力は1人削られ、最終戦では敵方のサモナーが召喚した悪魔2体もガンスリ ンガーの一撃でそれぞれ消し飛んで、PL側の圧勝で終わってしまいました。…… どうやら、PLが4人必要なのは、PC同士に掛け合いをさせるためのようです。  かかった時間は準備からセッション終了まで5時間程度。初めてのシステム でこれならまあよい方でしょう。シナリオ進行をスムーズにするための仕掛け が色々仕込んであるので、初心者GMでもシナリオさえあれば楽しく遊べます。 同じデザインチームが作った作品「天羅万象」で見られた問題点も対策が施し てあり、快適に遊ぶ事ができました。同じく判定にトランプを使う「トーキョー NOVA」よりも手札に融通がつけやすく、戦闘ともなれば派手にカードとチップ が行き交うのでそこもまた楽しいです。  以上、セッションレポートでした。  次回は蒼空かけるさんです。