第17回 全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍

大会概要
 開催日  8/24(受付)〜25(競技)
 会 場  乗鞍エコーライン(長野県通乗鞍岳線)
 主 催  長野県安曇郡安曇村(ホームページ
(財)日本サイクリング協会(JCA) (ホームページ
 申込期限 6/30
 カテゴリ ヒルクライム(ロードの部、MTBの部)
 その他  規模・内容ともに国内ヒルクライムレースの最高峰。
標高2,702mの畳平がゴールのため雲の上を走る事ができる。

コース概要
 コース距離 22km
 高低差 1380m
 コースの特徴 平均勾配は7%ほどで、ところどころきつい登りもあるが、全体的にみて比較的緩やかな登り。制限時間が4時間であるので初心者でも時間を かければゴールできる。
(時速6kmでお釣りがくるが、途中2カ所の足きりポイントがあるので注意)
 昨年のコースとの比較 (初参加)
 コースコンディション

ドライ。無風で気温もやや高めのベストコンディション


レースの様子

前の周の天気予報では、大会当日の降水確率は50%と、大変心配したものですが開けてみればびっくり玉手箱、すばらしい快晴でした。


朝の6時頃にスタート地点から乗鞍岳を撮影。赤丸の辺がゴールの畳平(多分)。
こうして見ると、とっても遠い。
それにしてもすばらしい天気である。

この大会、圧倒的な人気を誇るため、エントリーする事自体が困難です。また、エントリー受付票が大会10日前ぐらいにしか送付されない為、本当に参加できるのか非常に不安になります。しかも、大会当日には一切受付してもらえないので、必ず前日17時までに現地入りして受付を済ませないと参加不可になりますので要注意。それにしても今回の参加者総数はなんと

4,300人
(DNS/DNFを除くと3850人)

・・・定員3000人じゃなかったっけ?というツッコミをしたくなるほどの大判振る舞い。いや門戸を開いてくれるのはありがたいのですが、これだけの台数の自転車が登坂路を登るとなると、大会運営上支障をきたさないかちょっと心配になります。


JCAホームページより転載)m(_ _)m

コースの説明はここでしなくても大抵7月か8月発売の自転車雑誌に特集が組まれるので省きますが、ともかく登りっぱなしの22km(厳密にはかるーい下りが下の方で3カ所ぐらいあるのですが、微々たるもの)。CP2の前後にキツイところがありますが、あとはそれほど勾配がないので作戦をたててペース管理していけば、完走はそれほど難しくありません。

さて、スタートはクラス別に時間差で行われます。今回MTBの部は最後尾スタートでした。クラス内でのスタートの並びは先着順なので、スタート渋滞が嫌な人は早めに集合場所に並ばなければなりません。7:30にチャンピオンの部からスタートでMTBの部は7:56スタートです。ですが、7:00の時点でみんなほとんど並び終わっていたので、その頃ノコノコと並びに行った私はかなり後ろの方からのスタートになってしまいました。

それというのものんびりとアップしていたからなのですが、本当はスタートぎりぎりまでアップをするつもりでいたのに、様子を見に行ったら既にみんな並んでいたので、慌てて列の後ろへ。スタートまで約1時間も待たなくてはなりません。アップの意味なし、です。事前にたてた作戦ではスタートから第1CPまでの緩斜面はとばすつもりでいたので、アップは不可欠と考えていたのですが、無駄でしたねぇ・・。そのつもりでローラー台も持っていったのですが、それも無駄でしたねー(T_T)。
(というかアップしたければ会場周辺にいいところがいっぱいあるのでローラーなんていらない)

でも、スタートの渋滞はそんなに深刻なものではなく(MTBの部だけか?)、後ろからスタートでも割とすいすい抜いていけるので、多少出遅れるのを覚悟しても、やっぱりアップしておいた方が良かったかも・・・。スタートラインをくぐるまでに30秒ほどロスしましたけどね。


こんなところを走ってきたのです↑

それにしても人人人、いや自転車自転車自転車です。抜いても抜いても前に人が走っています。最後尾スタートのMTBでは特に抜くばっかになりますから、ライン取りも常に先を読んで走らないと引っかかっちゃいます。いいペースメーカーを設定して、その人についていくのが一番効率的ですね。

今回の私の目標は90分を切ることです。いろいろ話を聞くとMTBの場合、とりあえずの目標が90分ということなので、是非ともクリアしたいところ。

CP1(7km地点)を約23分で通過しました。ここからゲレンデの終わりぐらいまではずっとフロントはアウター。急に勾配がきつくなる左カーブでセンターに落としました。その後は、全部センターでした(^^;)。

中間点を35分でクリア。90分切りを目指すなら、後半落ちることを考慮して、ここはせめて40分以内にクリアしておかないとまずいですよね。中間から後のキツイつづら折れの登りは我慢我慢で脚に乳酸を貯めないように、ラインを選びながら登りたいのですが、いかんせんこの辺は道も狭く、選手も多いので、好きにラインを選べません。場合によってはイン側を一気に登ることも必要です。アウトばかり選んでいてはタイムがあがりませんので、センターラインを基軸として走りました。

CP2(15km地点)を約59分で通過。ここで残りは7km。90分を切るためには残り7kmを30分以内で走れば良いのです。ただし、CP2からちょっといくとしばらくキツイ登りがあります。ここを越せば森林限界を突破し、勾配は一気に落ちて緩斜面に入るのでペースは上がるはずですので、ここが踏ん張りどころでしょう。

ここで異常事態発生

呼吸も脈拍も特におかしくないのですが、なんか頭がふらふらして意識がボーっとしてきました。標高は既に2300m付近、空気が薄いのか、これはひょっとして酸欠?酸素欠乏症です。アムロのお父さんです。まずいっ!!とは思いましたが、なんともなりません。ややペースを落として走りながら体を慣らす、まさに

本番当日に高地トレーニングです(意味無し)。

なんとか急斜面はクリアしましたが、緩斜面に入ってもシャキッとしません。周りをみてみるとみんな同じ症状にかかっているのか、なんか全体がスローモーションです。そんな中でも何人か元気な人はここでペースをあげて走り去って行きました。

く、空気をくれ・・

残り5kmからは1kmごとに看板がでます。残り4kmまではスイスイいったのですが、残り3kmの看板が遠い。頭はすでに思考停止でともかく前へ進むだけ。ラスト1kmを越し、前方から自動計測の電子音が聞こえてきます。もうすぐゴールだ!ラストの直線を残りの力を振り絞ってスパートをかけます。そこのコーナーをまわればきっとゴールだ!手元の時計は1時間24分を指していました。よし!25分を切ってやる!

ところが

ゴールは渋滞中

精根尽き果てた選手が一気にペースダウンする為、詰まってます。ゴール10mほど手前でバイクを降りる羽目に・・・。無情にも時計は進んでいきます。ああああ〜。結局1分近くロスして、歩いてゴールラインをくぐりました。結果1時間26分07秒。とりあえず目標の90分が切れて満足です。ちなみにゴール渋滞は後になればなるほどひどくなり、8分ぐらいロスする人もいたとか。これ、なんとかなんない?


ゴール後の様子。天気がよくて最高!


下りも渋滞。勝手に下ってはいけない事になっているので順番を待つ人々。

せっかくの眺望ですが、登っている間はそんなもの見ている余裕なんてありません。上に着いてからゆっくり・・・もできないんですよね。ともかく混雑していますから。預けておいた荷物を受け取ったら、上で止まってないで、ちょっと降りて大雪渓の駐車場とかで休んだ方がいいですよー。

ちなみにこの大会はJCF(日本自転車競技連盟)でもJMA(日本マウンテンバイク協会)でもなくて、

JCA(日本サイクリング協会)主催のサイクリング大会ですので、本当はゆっくり走ればいいのです。
ママチャリで女子高生のコスプレをして走っていた人もいたとか・・・(でも速かったらしいです、その人)。

(レポート:鈴木浩)


レース結果
 天候 快晴
 参加カテゴリ MTBの部 男子(出走:857人)
順位 走者名 タイム 総合順位
優勝   1:07:02 42/3850
53
鈴木 浩文
1:26:07 966/3850

レース結果
 天候 快晴
 参加カテゴリ ロードレーサーの部 男子B(出走:365人)
順位 走者名 タイム 総合順位
優勝   1:05:12 23/3850
33
向田 慎二
1:14:03 249/3850
64
福森 淳治
1:17:55 454/3850
121
田中 克典
1:24:21 858/3850