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64.E25DCマクロカバー

 まずは、おさらい。mitoさんのカバーはこれまで、いずれもE1用を三種類使っていて、まず初期通常版(2001/1/12入手)、ついでウルトラスーパースリム(同年1/29入手)。このあたりの経緯は、24番に
 さらに2001/3/10、ウルトラスリム合皮版入手。以後ほぼ一年間、MI-E1/ウルトラスリム合皮版の日々は続いた。この間MI-E21が出て、9月には速攻でmitoさん対応されてるわけだけれど、そこはスルーで。
 この3月にはE1にビール呑ませたりだとか、そいだもんでE1を買い替えたりだとか、その二週間後にE25DC買ったりだとか...


 E25DCにも、mitoさんは速攻対応(かなり創作意欲を刺激された旨コメントしていらっしゃる)。最初のものは、カメラレンズ部分を完全に覆うものだった。常々思うのだけれど、E25DCの自分撮り用ミラーって、デザイン的にはかなり苦しい。けして隠し撮り云々をしたいわけではないけれど、もうちっとさりげに装備してほしいものである。その意味ではこのカバーはよかったのだけれど、カバー部分を開けて撮影というその1アクションが、どうも面倒な気がして...手が出ず。
 ほどなく"007仕様"(mitoさんのページでは番外編として公開されている)の発表となるのだが、これには正直、かなり惹かれた。デザインと機能の両立という意味では、ぎりぎりの落とし所として、いまでもいいモノだと思う。だがしかし、CMOSの感度の低さにようやくげんなりしつつあった頃でもあり、これも見送って...結局この秋まで、アクティスオカモトFA-55を貼ったままのハダカで、胸ポケット運用していた。


 さて一方で、E25DCが接写に弱いというのは当初からの問題であって、とりあえずは拙者ことOSA氏の虫眼鏡技でしのぐ日々。どこにレンズがあるのやらよくわからん状態で虫眼鏡を保持しつつ、動き回るテントウムシを追うってのは、なかなかに疲れる体験であった。
 というところで、ぴた@レンズ発表。この時期には既に私の中ではEXILIMへの移行が済んでいて、あまりE25DCに適用することは考えていなかった。さらに9BオフでのKeiさんによる先行お試しレポートが出て、撮影距離がかなり限定されることを知る。E25DCには装着しにくいんじゃないかなぁという考察もあって、この件もいつしか下火に。写真についてはSX560の復活とかEXILIM埋めるとかMZ3購入とかがあり、E25DCをカメラとして使うことはほとんどなくなっていた。


 mitoさんのself talkではぴた@レンズ組み込みカバー完成のアナウンスがあったのだけれど、完成宣言&発注開始は10/22。マクロ機能の必要性は身に染みていたことだし、本体保護というカバー本来の意味に加えて、純然たる機能追加となるこのカバー。ばりんと踏んづけてしまう恐怖から逃れたいということもあり、ほとんど迷わずの発注であった。

試し置き ほどなく届いたカバー。位置決めのために試し置きした段階で既に、細工の精妙さが際だつ。あつらえたように(って、あつらえたんだけど)、ぴったり。
 装着に際して気を配るのは、ぴた@レンズとE25DCとの光軸をなるべく合わせるという一点のみである。どのみち開け閉めするんで多少のずれは生じるというものの、光軸そこはやはり気は心。ぴた@レンズはかなり度が強く、従って収差もきついと思われるので、少なくとも初期状態としてはびしっと中心を合わせておきたいのだ。苦労の甲斐あって(ビール一杯呑んだあとではあったけど)、見事に成功。いまいちそうは見えんのは、単に斜め方向から撮っているからである(ライティングの関係で...)。

 CFスロット裏さて組み上がってみると、いつものことながら、マシン本来の軽快性をまったくスポイルしていない。E25DCはもともと(レンズ保護の意味で)CFスロット裏部分が厚くなっており、mitoさんのカバー裏蓋はその厚みの範囲内におさまってしまう。
 真中へん
逆に下側ではさすがに若干の厚みを生じるわけだが、十二分に許容範囲内。いずれにせよこの厚みをとっかかりに蓋の開け閉めを行うわけで、強度的にもこれが限界だろう。


 肝心の近接撮影。ここはなにしろサンプルをご覧いただくのが一番かと。
 microdrive1 microdrive2
 というわけで、撮影範囲としては、ほぼCFメモリカードサイズが限界である。CFの2倍程度の面積にトライしてみたのが右だが、すでに四隅は収差でボケまた流れ、中心部もピントが甘々。テキスト撮りは、かなり厳しいと思われる。

 食べ物撮りも苦しいものがあって...
 トンカツ
これはろよずに載せた写真だけれど、トンカツ。手前の衣の真中にやっとこさピンが来てるかなぁという程度で、なんだかわけがわからん。これでも、常識的な限界まで寄って撮ったつもりなのだ。これ以上寄ったら、レンズが曇って使い物にならんってくらいに。

 正直かなり使い方は限定されるのだけれど、まぁ撮るとしたらこんな範囲ですよというサンプルを。
 L5キーボード ピース オシロイバナ センニチコウストロベリーフィールズ


 10日近く運用してみて、カバーの出来の良さにはほとほと感心する。なんといっても、見た目の自然さ。"あれ、なんか変わりました?"とコメントしてきたのは、職場の一人のみである。本体の使用に開け閉めが必要であることは慣れっこだし、裏蓋についても、標準状態でマクロ仕様というのは、実はなかなかに具合がいい。テキスト撮りも食い物撮りも厳しいのでモノ撮りくらいしか出来ないのだけれど、実は用途としても、それがまぁ悪くないところなのである。素で撮るときの開け閉めも、そういうものだと思って使えば苦にならない。もっとも、デジカメがE25DCしかないという状況だと、やや厳しいかもしれないけれど。

 ベルクロ部分の浮き
ただ一つ問題なのが、今回のカバーがベルクロ留めタイプであること。胸ポケット運用には若干辛いものがあって(これまで私が入手したのは、すべてmitoさんオリジナルの留め具式だった)、ポケットの大きさによっては、突っ込むときにここが引っ掛かってしまう。ちょいと引っ張ってやればすぽっと収まるのだけれど、この運用形態なら、やはり留め具式が最適だろう。mitoさんによると注文時に選択できるよう考えてくださるようなので、スタイルに合わせて選択ということになるだろう。

 E25DCをポケットから取り出して、カバー開けてスライドパネル開いて、KBをプチプチプチ...
 実は、このときに左手側にカバーがぷらぷらしている感触というのが、長らくカバー付きE1を使った私としては、ひじょーに懐かしいのである。人によっては邪魔なのかもしれないけれど、私は当初から気にならなかったクチだし、なにやら古巣に帰ったような安心感が...
 それはともかく、これで事故防止も完璧。最後になってしまったけれど、材質のおかげもあって、暑苦しさが皆無である。夏場の運用も問題ないかと。
 mitoさん、今回もお世話になりました。

(2002/11/07)