Zaurus部屋 品書きへ


63.AH-H401Cランニングテスト

 いつの世でも、速さは正義なのよ。


 といいつつH401Cの速度としては、64kbpsくらい出れば御の字だなぁという程度の感覚。実際、職場でL5で通信して資料漁ったりダウンロードするとき、32kパケット通信ではいかにもしんどいのだ。倍になれば時間は半分、効率上がるってもんである。
 なんてぇのは、もちろん自分への言い訳である。ありていは、RH2000Pが緩慢な死を迎えていてなぁんか気分が落ち着かなかったというだけだったりするのだけれど...ともかく、 AH-H401C導入。
 早速がさがさ使っているが、快適。水物なので実測はしていないが、速度差ははっきり体感できる。職場自席で使う限り、安定して通信。ひびだらけのRH2000と違って、頑丈そうだし。


 ZaurusではCFE-02挿しっぱなしがデフォスタイルなので、H401Cを使うことはまずないだろう。
 とはいえ、購入前から一番気になっていた、電池の保ち。職場のL5や自宅母艦で使う分には問題ないが、移動中のL5というパターンもけっこうある。CFE-02比でどの程度違うのか、一度は押さえておきたい。ということで、例によってランニングテスト。


試行 機種 端末種別 ドライバ 駆動時間
A MI-E1 CFE-02 シャープ純正[CFE-02] 3時間16分
B MI-E25DC CFE-02 シャープ純正[CFE-02] 4時間27分
C MI-E25DC AH-H401C TDK_DF56CF 3時間25分

 テスト方法は、55番と同じ。ただしプロバイダが@niftyになっている。写真を貼った34KBのhtmlに30秒間隔のリロード指定でアクセスし、バッテリーが切れたあと、アクセスログにより接続時間を見るものである。測定場所は東京吉祥寺の職場自席、電波状態は緑点灯。


 試行Aは、55番試行Eからの再褐。E1で3時間26分というこの値からE25DCでの値を単純計算すると、

196(分)*1.2(E25DC/E1 バッテリー容量比)*1.229(E25DC/E1 クロック比)=283(分)

 Bの実測値は4時間27分(267分)。クロック比(sataさん情報感謝です)と消費電力を正比例と仮定するなど荒い計算のわりには、誤差6%というのはよく合致したというべきか。購入直後に同種の試験をしたわけではないので荒さの自乗ながら、少なくとも気にするほど電池がへたれているということはないようだ。


 さて問題のC。CFE-02の32kパケット通信時消費電力 80mA(取説値)、H401C 128kパケット通信時消費電力 200mAからこれも単純計算すると、

267(分)*80/200(消費電力比)=106.8(分)

となるのだけれど、実測は205分と、約1.9倍である。3時間超えるとは思っていなかった。やるじゃん。と単純に感心していいのかどうか...


 試行Bでは、一度の切断もなく繋がったままだった。が、試行Cでは、測定中に7回、"通信異常が発生しました"メッセージが出た。接続自体は保持されていて、ブラウザの接続時間表示は進んでいるし、各回いずれも発生後間もなく履歴からテストページを選んで、そのまま試験再開。繋がってはいたのだから、その意味で測定値に問題はないとは思うのだけれど。
 なにしろドライバが、TDKの56kCFカードモデム用である。55番の結果からしても、純正ドライバを使った場合とは保ちが異なることは充分考えられる。長短どちらに振れるかはわからないながら。
 そもそも"通信異常が発生"するあたり、疑問なのだ。ほぼ同条件のCFE-02は問題なかったのだから。まぁ4バンド掴みきれていないことがあったのだろうとおぼろには思うけれど、ドライバのせいでないとは言い切れない。純正ドライバが出て(出るとして!)、通信は安定するけれどもそのぶん電気食うってことはありそうに思う。この部分はいずれの検証。


 さらに。電波を掴まえるという意味において、4バンド中一番遅いやつに速度合わせるってのは既知だけれど、能う限りのフルスピード接続のときと例えば16x4で64kってときとでは、電力消費は違うのか変わらんのか。
 またさらに、実際にパケットが流れっぱなし(例えばでかいファイルのダウンロード時)に、フルスピードと半分では違うのか変わらんのか。いくらなんでもこれで変わらんわけはないように思うが。このあたりは、今回のテスト法では把握できないところである。
 まぁどうも、計算値との2倍近くの差というものが出てしまっている以上、速度もだいたい半分止まりでパケットも流れっぱなしじゃないし、というあたりで消費電力が抑えられてるってことだろうという気は、する。


 いつものことながら(ほんとにな)裏付けに乏しく、"やってみたらこーだった"というだけのレポートである。ただま、普通にWebブラウズするくらいであれば(一応そのあたりを想定しての条件作りだったのだけれど)、相当時間保ってくれることはたしかなようだ。比べるのもなんだけれど、55番のRH2000Pの成績よりははるかに優秀なわけで、L5での実用はまったく問題ないかと。
 と、私としちゃ安心したよ、ってところで本稿これまで。

(2002/09/04)