62.なにも足さない、なにも引かない
本年2/12よりお世話になっているTSearch。
"検索機能のない電子情報機器に存在価値はない"ってのが持論の私にとって、まさに大騒ぎのMORE登場であった。仕事の資料だのログだのをどかどか放り込んでおいて、キーワードで一発検索。もちろん雑感堂のテキストすべてをローカルで横断検索できるので、移動中のHTML書きにも非常に重宝している。
で、先日8/16。札幌行きの機内でいつものように書き物していて、ひょいっとTSearchかけたら...
"見つかりませんでした"
うそぉ。確実絶対に存在するキーワードだぞぉ。左上の検索中ファイル表示はいつもと同じペースで切り替わっているし、エラーMSGもアラートもなにもない。それでこの結果はおかしいなぁ。
確実を期すために、F1:\MYWEB\LOG\HIS*.HTM相手に(MYWEB以下は、CliplinkでPCと同期をとっている)、"EXILIM"で検索。今度こそ見つからなきゃならんのだけれど...
やはり同じ。見つかりませんでしたとの無情の一言。
さてえらいこっちゃ。これが不調だってことはいまや、E25DCそのものの存在意義にかかわるのである。
TSearchはSDに展開している。ちょうどTree!Explorerのリセット要求原因調査とも時期的に重なっており、ファイル数をある程度意識しながらの調査となったのだけれど...
さぁてと...やるっきゃないか。Tree!Explorer(本体内展開)でSD内に"BACKUP"フォルダを切り、F0:内のすべてのファイルをごぉっとコピー。いやぁ、共有違反制限がないとこういうことがすんなりできて楽やねぇ。
取得したファイルは、当然のごとくPCに退避しておく。再度本体をMORE残しで初期化、Tree!Explorerで書き戻し作業に入るわけだが...
盲滅法書き戻しても、なにも掴めない。ファイルリストを睨んで個々のファイルの役割を念頭に置きつつ、段階を踏んで順次書き戻していく。一度書き戻すたびに、TSearchを起動して検索を試行。たとえばANNIV*.*を書き戻した時点で検索NGになるのなら、記念日データ周りになにかがあるのだなぁ、というようなつもり。
書き戻したファイルはその都度、PC内の退避フォルダからファイル名を取得(こういうときにエクスプローラ拡張メニュー)が重宝する)し、PC上のエディタで状態管理。こいつらはメール関係、MORE群、スケジュール...と書き戻しつつ、えっちらおっちら検索試行して...
をい。全部書き戻し終わってもTSearch正常動作しとるやん。
リセットしたらダメになったりしてぇ、などと自虐的ににやにやしながらやってみたが、これも問題なし。
ファイルを直接書き戻したわけで、当然ながら本体アプリもMOREもデータも、旧来のままである。なんだこれで解決かい、とRH2000Pで通信しようとしたら...
"接続機器を設定してください"
あぁはい、ドライバが組み込まれてないのね。MOREインデックス開いて、ほい、"組み込み"。...なに?
"組み込みできません"
なんでやねん。しゃぁない、ドライバ展開しなおすか。ZCIR.ZACを転送、"展開"...
"この機種では実行できません"
...こら。どういうこっちゃ。以上、CFE-O2でもまったく同じ状況。
なぁんでぇ? ドライバって共通だよねぇ。Zaurus Support Stationでも、"E25DC用"なんて存在しないし。RH2000インストーラーのページではたしかにE25DCの記載はないけど、これは単なる記述漏れでしょう。わけわからん。
接続機器設定をTDK_DF56CFにすれば通信は可能だけれど、いやだよいやだ。半端というものでしょうそれは。ここはどうしても、完全復旧したいのだ。
またも本体MORE残し初期化、今度はいの一番で通信カードドライバ組み込み。ほっ、無事に組み込めたよ...なんだったんださっきのアレは?
で、再び書き戻し作業に入るわけである。あのぅ、諸賢、こういう場合どうされます? 既にどのファイルが悪いってわけじゃないことが確認できているんだし、一挙に全部ごわぁっとコピペしちゃう、のが普通だと思うのだ。
ごくごく自然に、私もそうした。Tree!Explorerで"すべて選択"、コピー、貼り付け。当たり前ながら稼働中のファイル、たとえばMPQP.BIN(←Tree!Explorerの実行ファイル)はペーストできずにメッセージが出て止まるのだが、おっけぇって言ってやればそのまま進む。これは、前回の書き戻しの時も同じことである。
しばし待って、ペースト終了。よっしゃ、TSearch起動...
がぁん。"見つかりませんでした"。
ほとんど凶悪な人相になる私。も、点目。
とりあえずはオペチョンを疑って、も一度同じことを繰り返してみたけれど、やはり結果は変わらない。がるるるるるるるるる。
えぇっとぉ。つまるところなにが違うんだ? 書き戻し前にドライバ組み込んだのがいかん、と? しかしTSearch正常稼働時にはRH2000/CFE-02の両ドライバともがっつり組み込まれていたわけで、ここの相互作用ってのはどうにも考えにくい。とすると...
なに、一挙に書き戻したのがいかん、と? ちょっとずつ、検索試行しながらやればいける、と?
...あのねぇ、理屈が立たんでしょそれじゃ。犬猫じゃないんだ相手は電子情報機器だよ。ちょっとずつ食おうがいっぺんに食おうが、おんなじでしょうが。ぶぁかなことゆってるんぢゃないよまったく...
...やってみた。だぁって他に考えつかないんだもん。
すっかりお手のもののMORE残し初期化、ドライバ組み込み。んで今回はもうファイルの種別考えるの面倒なんで、AからZまでファイル名の一文字めで絞り込みつつ、数字名も含めて計27回、コピペあんど検索試行。よっしゃだいじょぶだ、まだだいじょぶだとつぶやきつつ、MとWのMORE群を通り抜けて、ついにZ...
...できちゃった。うまくいっちゃった。リセットしてもだいじょうぶ、この状態をSDに退避してリストアしても問題なし。
かくして解決、って...
結局なにがなんだったのかさっぱりわからん。書き戻しの件、ドライバの件、それらが関係しているのか否か。そして、TSearchの不調が再発するのか予防できるのか。原因から解決過程から、なにもかもわからんのだ。なんらかの筋の通った説明がほしいところだけれど、糸口すら掴めない。純然たる"結果オーライ"となってしまった。
まぁ、こういうこともあったよ、ということで。TSearchに限らずなにかわけのわからん事象が出た場合、この手法(ってほどのことではないが)が役立つ、ことも、ない、とは、いえないか、と。
派生的なことながら、本体内ファイルを生でとっておくことって、時に有効だったりもする。誤操作で消しちゃったりってな場合の単発復旧も可能だし、なにより、各ファイルをバイナリエディタで覗いたりすると思わぬ発見があったり...ま、これはほんとに余計なことだけれど。
え、この駄文のタイトル...? いやだから、なにを足したわけでも引いたわけでもない、結局元どおりにしたってだけで、E25DC単体で閉じて解決しちゃったよぉ、と...事象のわけのわからなさをタイトルのわからなさに重ねてみました、ってことで本稿これまで。
(2002/08/20)