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58.MI-E25DC導入

 ことの起こりは、"これから暑くなるしなぁ..."であった。


 昨年夏、ワイシャツの胸ポケットにMI-E1を放り込んでCE-AP1で聴きながら昼の散歩というのをやっておったわけだけれど、これはまぁなんともかとも重暑苦しいものであった。たまらずにぬりかべ@丑やさんのポーチを改造して使ったりしていたわけだが、それにしても、重暑苦しさはさほど解消されない。
 E21+CE-RH1ならずいぶん軽減されることはわかってはいたけれど、CE-AP1の音の良さからは離れたくないし、かなりの板挟み状態ではあったのである。

 さらに加えて、デジカメ。
 SX560は一応小型デジカメの部類に属するけれども、ポケットサイズというわけにはいかない。そもそも私はプライベートではほとんどジーパン姿(Levisの501愛用、ってそれはどうでもいいが)なので、ある程度の厚みが入るポケットというものはシャツの胸にしかない。Zaurus持ち歩くのが大前提である以上、ポケットサイズのオモチャデジカメであっても、持ち歩きにはなんらかの入れ物が必要な状態なのだ。
 愛用のデイパックを持つときは、なにも問題ない。サイドポケット(蓋なし)からさっと取り出して、爆速起動で即撮影可能である。だが暑い盛りには、デイパすら持ちたくない。背中が蒸れるのだ。ポシェットの類にも、自ずと限界がある。

 一番具体的なのが、札幌で娘と一緒に犬の散歩に出掛けるとき。犬のリードはつかまなきゃならんし、娘とは手ぇつなぐし、排泄物回収用のビニール袋は持たにゃならんし、他に荷物は一切持ちたくないのである。特に夏場は。


 で、そういうときに限って、撮りたいものがある、と。画質なんぞ二の次、とにかく撮れるか撮れないかの天下分け目、なのだ。
 三代目MI-E1を購入してわずか二週間後の3/25、そういうわけでMI-E25DC購入。


 まず戸惑ったのが、追加受信の仕様変更であるお気楽極楽C1→E1に書いたように、この時の移行は非常に楽であった。ところが今回、E1→E25DCでは、追加受信では純正系データ/MOREしか移行できなかった。そのかわり、前回は追加受信では移行できなかった通信設定類は、すべて一発で移行できたが。
 本体に入っているMORE関係ファイルやSYSTPREF.TXTなどは、そういうわけで仕方なく、すべてCF経由で移した。もともと本体メモリが少ないE1のこと、MOREは本体には10個程度しか入れていなかったのだが、アプリはカード側にあっても設定ファイルの類は本体側というMOREもあり、このあたり一つ一つ確認しながらの作業。ちょいと面倒だった。


 移行を終了し、なにはともあれMP3。CE-AP1 VS E1 比較試聴でこきおろした、Deep PurpleのHighway Starを、まずは聴いてみる。
 ...まともだ。楽器としてのドラムの音だ。ふぅ、よかったよかった。
 とはいえ、比べるとやはり、CE-AP1に軍配が上がる。E25DCでは、エコー成分がちょっと弱く、こじんまり鳴ってる印象。ロックやポップスならまぁ我慢もできるが、9割方クラシックを聴く身としては、どうも幸せになれない。
 あまりイコライザであれこれいじるのは好きではないのだけれど、どうせMP3で原音追求なんぞナンセンスな話だし、ここは一番、思い切って設定変更。プリセットのクラシックを選んで、X-BASS ON、最高域を3段階上げる...これでずいぶん、マシになった。ちゃんと聴いて感動できるレベルである。Violin soloから交響曲まで、違和感なく聴ける。
 多少は思い込みというか自己暗示もあろうけれど、少なくともこの面で激しく後悔するハメには陥らずにすんだ。やれやれである。
 というわけで、mabさんに譲っていただいてまでこだわり続けたCE-AP1は、ついにお役御免となったのであった。


 一方、目玉の内蔵デジカメ。
 左手で持つ限り、レンズ部に指がかかるということは、私の場合、ほとんどない。デジカメMOREの起動も十分速く、ちゃんと使えるレベルにある。
 CE-AG06との差異についてはいろいろ語られているけれども、私としては、パンフォーカスである点が一番大きいか。反射型液晶画面でフォーカスを出すのは、ものすごく大変だったのだ。
 反面接写が弱くなっているのだが、これについてはOSAさんが、虫眼鏡を通すという大技を披露。真似して私も同じ"精密レンズセット"なるもの(秋葉原ラジオデパート前の雑貨屋goodmanにて、税込み\1,260-也。情報はすべてOSAさんからいただいた。改めて感謝)を入手してみたが、3/31現在、どうもうまく撮れていない。いずれOSAさんに教えを乞うつもりである。

 百聞は一見に如かずなので、雑感堂トップにあげた撮影サンプルを再褐。すべてMI-E25DCで撮影、サイズ中、画質ファイン、明るさ調整なし、無修正そのまんま。
 SAMPLE1  旗振り職場を出たところで、夕日に透けた葉がきれいだったんでぱちりと。色味はそれなりに出ていると思う。
 SAMPLE2  本拠に戻って、窓越しに吉祥寺の夜景。
 SAMPLE3  接写はやはり弱い...。
 SAMPLE4  通勤途中で、幼稚園の桜がきれいだったんで、振り向きざまにぱちりと。構図もへったくれもないけど、あえてトリミングせず。柵のジャギーが痛々しいのも、判断要素になるだろうし。


 キーカスタマイズについては、今回は長々と語らない。SYSTPREF.TXT、カードキーC-Index、いずれも健在である。カバー上のキーが減った分多少設定変更はしたが、大きくは変えていない。なんとか運用対処でしのげている。


 問題はキーボードであって、どうもなかなか慣れない。1年3ヶ月慣れ親しんで打ち込みまくってきたE1の癖が、そう簡単に抜けるわけもないのだ。長音記号と"。"、それに"登録"。まだまだである。
 せいぜい練習しているところなのだが、先日ザウポケのMar氏がいうには、E21になってずいぶん経つのに、いまだに間違って"半角"押してしまうそうな。PCでいえばEnterキーのようなもの、このあたりは位置変えない方がよかったと思うのだが...。


 さらに課題は、カバー。
 レンズ横の鏡とか、大きく丸く囲っているデザインとか、んなもんがなければ、カメラはほとんど目立たないと思うのだ。よからぬことを考えているわけではないけれど、いかにも"カメラついてますぅ"というごてっとしたデザインは、ちょいと好かない。
 というところでmitoさんの007仕様がいいなぁと思ったりするのだが、アクティスオカモトのFA55貼っただけのハダカで数日持ち歩いてみると、この軽快さも捨てがたい気もする。これはもう、実地に試してみるしかない。mitoさんは別アイディアも検討中とのことなので、いずれにせよ正式版になったところで、とにかく発注する予定ではある。


 処理速度や電池の保ちなど、まだ検証しきれていない部分も多い。が、E1からの移行という面では、ほぼ完全に終了した。
 MI-E25DCの登場でもっとも大きなことは、Zaurusがマルチメディアコンテンツの取得ツールとしての顔を持った、ということではなかろうか。E1でもCE-AG06を使えば可能ではあったし、E21でCE-VRC1を使えばさらに高度なことができていたわけだが、今回単体で、つまり持ち運び先で自由気軽に写真動画音声がとれるというのは、非常に大きい。マイクだけは内蔵されていないのが非常に残念だが、CE-VK1(軟弱なことに買い直してしまった...気にしないでくださいね)のマイクならじゅうぶんに小さく、それこそジーパンのポケットでもなんとかなる。
 テキスト入力マシンとしての優秀さは、いまさら言うまでもない。マルチメディア系については、これまでどうしてもデータを視聴する方の用途が多かったわけだけれど、とうとうこちら方面でも、データを作れるマシンになったわけである。さてさて、1台でここまで楽しめるとは。ビバびば。

(2001/03/31)

(2001/03/31 追記)

MI-E21/25DC共通の事象らしいけれど、MP3について追記。
 まず、リモコン再生ボタンでPOW ON→再生、そのとき画面OFFって設定の場合(大抵のユーザはこうだと思うが)、電源が入ってから画面が消える過程で、ぷちぷちノイズが入る。ただし、前回のPOW OFFがやはりリモコンからだった場合に限られるようだ。
 恐らくは省電力モード移行時になにやら負荷がかかってるんだろうが、詳細不明。実害については、我慢できる程度...アナログソースからの変換であれば、ソースの頭に数秒分の空白を設けておくと吉、かも。

 また、MP3聴きながら通信すると、かなりのノイズが乗る。下手をすると、再生自体が止まる。
 が、これ、ユーザMORE系で通信したときに限られるようなのだ。純正メーラやブラウザでは、とりあえず私の環境だと発生しない。まぁ検証不十分な感はあるけれど、ひょっとしてSZABライブラリアップデートでもあれば、多少事情は変わるのかも。

(追記終わり)