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54.RH2000Pランニングテスト−完結篇−

試行 電池種別 総容量 リロード指定 リロード平均 駆動時間
A MI-E1充電池(AD-T51BT) 11KB(?) 30秒 40秒 2時間10分
B MI-E1充電池(AD-T51BT) 11KB 30秒 34秒 2時間10分
C MI-E1充電池(AD-T51BT) 34KB 30秒 34秒 2時間05分
D 単三アルカリX4 34KB 30秒 34秒 8時間28分
E 単ニアルカリX4 34KB 30秒 42秒 19時間02分

 MI-E1+RH2000Pで、PRIN経由でWebにアクセスし続けられた時間である。
 フロントライトはOFF。
 計測中、Webアクセス開始以外の一切の操作をしていない。また、キャッシュは0とし、"接続毎にページ更新する"のチェックをONに。  アクセスしたページは、

 オートリロードを仕込んだのは、FIVAでAir H"にアクセスしているとき、なにも通信しないでほったらかしておくとある程度の時間で接続が切れていることがあったからである。ブラウザの設定なら当然なのだが、プロバイダ側の制限としても、アイドルがある程度以上続くと切られることはあるようである。まぁリロードしておけば大丈夫でしょうということで。
 該当ページには、Basicアクセス解析のログ取得cgiが埋めこんである(通常ファイルの最後に置くのだが、今回は頭に置いた)。このおかげでリロードを繰り返すたびにアクセスが記録されるので、画面を見ている必要がない。ほったらかしておいて後からゆっくりログを取得すれば、稼働時間がたちどころにわかるという...。
 一連の計時大会と異なり、放置プレイ(まるしーこばやかわという人)可能というのが嬉しいところ。


 さて第一弾は、MI-E1標準付属の充電池(AD-T51BT)である。フル充電状態で開始して、2時間10分...。MP3再生時間実測値の3時間30分(小笠原さんによるデータ)の2/3というわけで、まぁやはり相当に電池は食う。しかしそうか、リロードし続けるとオートパワーOFFも効かないのねぇ。知らんかった。←通信セッションが生きているだけでオートパワーOFFは無効になるはずである、考えてみれば。
 "定額接続"と"常時接続"の意味合いが違うという話はたぶんに概念的な話であり、こういった計測に直接左右されるものではない。が、少なくとも、E1で充電池で繋ぎっぱなしというのは、かなり現実味の薄い話だとはいえるだろう。


 第二弾、アクセスページ差し替え。上に書いたように、確実に毎回11KBを受信するようにしてみた。結果、まったく変わらず。
 下手をすると通信しない状態でも同じなのかもしれない。こうなったら、画像の容量を増やして再トライしてみるかな。


 第三弾、アクセスページ再び差し替え。総計34KBで、ロードに17秒ほどかかっている。これ以上大きくすると、回線状態によってはリロードに引っ掛かりそうで、ここまで。実際、30秒毎に34KBをロードし続けるというのは、Webブラウズとしては...えぇと...かなり激しい、と思う。テキスト中心だとすると、34KBのテキストを30秒で読める人間がこの世にいるとは思えないし。まぁ適当にバナーとテキストが混在するとして、こんなあたりで妥当と思い込むことにした。
 ちなみに画像はどちらも娘の写真。当然である。
 んでもって結果だが、2時間5分というのでは"変わらん"が答えだろう。リロード間隔は同じだから、通信量は狙いどおり約3倍になっているはずである。それで130min VS 125minというのでは、ちぃとも変わらんというレベル。うぅむつまらない。
 現時点での結論としては、"ばりばりやりとりしまくろうがほっとこうが、同じように電池は食う"である。


 さて第四弾、単三金パナX4の外部電源。制作はいしかわさん。いつも有り難うございます。
 フル充電のAD-T51BT+単三アルカリ4本、アクセスページは第三弾と同じで、結果はご覧のとおり。
 8時間以上保つということは、標準的なビジネスタイムを十分カバーできると言ってしまうこともできるけれど、現実的としてやるのかなぁそういうこと。あまり無理やり意味づけしない方がいいと思う。
 同じ電源を使ったMPEG4連続視聴試験の結果は累積6時間50分だったので、24%増しである。E1で使う限り、MP3<RH2000P<MPEG4という序列で消費が大きいというくらいに大雑把に捉えた方が、考え方として実用的かもしれない。


 最終パターン、単ニ金パナX4の外部電源。制作は単三とおなじくいしかわさん
 結果は、正午ちょい前から初めて、夜22時台と午前3時台に一度ずつ切れ、それぞれ間をおいて再接続した時間の累計である。切れていた間しばらくは本体電源ON、その後オートパワーオフで単なる充電状態になるわけで、正確に繋ぎ続けた値ではない。が、充電状態だったり接続試行に食われたりしている分だけ若干短めに出るはずにもかかわらずの19時間オーバーは、迫力。まったく、放置プレイでなければ計測できない。MP3なら、優に24時間以上保ってしまう計算になる。
 これだけ保つと、逆に切れるタイミングが測りにくいということは、ある。どれだけ使ったか覚えていられる時間数ではないので...。そこを考えて予備を持ち歩くなんてことを思うと、さすがに単ニは、重い。
 私は充電池だけでも二つ持っている。そのくらいでよかろう。いざとなったらコンビニに駆け込めばよいという利点に、よっかかることにする。よほどのことがない限り、単ニの予備は持たないつもり。

 なお、上記AとEにおいてリロード平均時間が他より長いが、どうもPRINの回線状態によるものらしい。裏づけがあるわけではなくて、他に考えられる要素がないというだけのことなのだが。
 少なくともEにおいて(札幌での計測だったのだが)、画像がロードされるのに17秒どころではない、ほとんど40秒以上かかっていたことがあったのは確かで、要するに"重かった"というだけのことだろう。それが昂じるとタイムアウト状態になり、接続が切られるということなのかもしれない。


 以上の検証結果を総合すると、やはり予備なしのAD-T51BTだけだと、ちょいと不安である。実際に持ち歩く環境で繋ぎっぱなしにすることはまずないとしても、出先あるいは移動中に定額の安心感からつなぎ放題コースをついつい度を越して使ってしまい、いざE1で家計簿つけたりスケジュールみたり振込先相手の口座番号を確認したりというときにガス欠という事態は、十分考えられる。
 バッテリー自体が強化され、動作状況によってクロックを変える(という噂の)MI-E21では、なんぼかましではあろう。ザウポケMar氏によると、"ライトオフの状態で、大体3時間10分かと思われます"(縁側への書込みより)とのことで、MI-E1の約5割増し。とはいえ、不安には変わりない。

 順当にいうなら、予備の充電池+充電器というのが解である。ふたぁつあると、安心感はだいぶ違う。ただ、値段が張る点および電池交換でリセットがかかってしまう点がネックか。わたしゃ持ってますけど...


 となるとやはり、外部電源。乾電池型BOXが手軽なのだが、私はめんどくさがりなので、いしかわさんのご好意に甘えっぱなし。
 いしかわさんのサイトには、使用上の注意点やプラグの型番を含めた制作過程が公開されている("活用の野望"第六回)。最近しゅんろ〜さんも細かい制作過程を公開されており、これらの情報を参考にすれば、部品が入手できて極性を間違えない限り、制作自体はさほど困難ではないだろう。
 安価で、電池自体は入手が容易で、なにより導入効果が(上記のとおり)絶大。本来ならばニッケル水素電池を使い、非常緊急時にのみアルカリというのが、供給電圧の点からもエコの点からも正解なのだが、今回は限界を見たい一心で、アルカリ乾電池で計測してみた。単二のニッケル水素って(充電器を含めて)あまり見ないってのもあったんだけど...。

 とりあえず手放し絶賛ではあるのだが、ただ一点、忘れちゃいけない自己責任。改造がうまくいかなくても、電圧オーバーでマシンが飛んでも、当然ながら、泣くのは自分である。


 というところで、EnaxPowerBatteryシリーズ。PowerBattery for DC(23.7Wh,\16,800-)とPowerBattery Slim(10Wh,\11,000-)の二機種において、E21/L1/E1での動作対応が謳われている。
 ブツ自体(写真で見ただけだが)非常にスタイリッシュであり、この選択肢も十分ありだと思う。特に、これからE1/L1/E21それぞれの充電池/充電器購入をお考えの向きには、このシリーズのご一考をお薦めしたい。

 実力的には、私は所持していないので何もできないのだが、ARIさんがやはりMI-E1/RH2000Pを使った連続接続試験結果を、ザウポケ慶事板にて公開されている。許可をいただいたので、表にまとめたものを参考値として以下に挙げる(ARIさん、ありがとうございます)。

試行 電池種別 フロントライト MP3 データやりとり 電波状態 駆動時間
a AD-T51BT 最小から二つめ 音量16 なし 良好? 1時間10分
b AD-T51BT 最小 なし 良好? 1時間43分
c Power Battery Slim 最小から二つめ なし 良好? 5時間05分
d AD-T51BT 最小から二つめ それなり 結構悪い 1時間30分
e Power Battery Slim 最小から二つめ それなり(dより低め) 結構悪い 4時間03分
f Power Battery Slim 最小から二つめ それなり 結構悪い 4時間46分

 "フロントライト最小から二つめ"の影響を係数化するには、私の結果のCとARIさんのdを比べるのが順当か。125/90=1.39、つまりフロントライトを(最小から二つ目で)点けると、なしに比べて約1.4倍電力を消費するということになる。
 PowerBattery Slimの容量は10Whで、これはAD-T51BTの約3倍。実際、フロントライトを点けても4時間半以上連続通信可能というのは、大きい。
 さらにARIさんの結果から私のストーリーに外挿すると、(305+243+286)/3*1.39=386.4 すなわち約6時間半となり、単三外部電源の8時間半には及ばないものの、十分に安心感の得られる数字となる。
 PowerBattery for DCであれば、この倍以上。懐との相談ではあるが、運用によってはこれもありだろう。
 いずれにせよ、使い切ってしまったらACが必須ではあるものの、安心して使える大容量外部電源として、存在価値は大きい。


 定額接続をどこまで使い切れるかという興味でやってみたわけだが、やはり補助電源は欲しいねぇという結論になった。これはまぁしかし、RH2000Pがどうこうではなく、それより多量に電力を食う動画再生ならなおのこと、である。
 外部(補助)電源さえあれば、一日どこに行って何をしても、電池の不安はない...RH2000Pの消費電力は、そう言える範疇におさまっている。
 ぶらぼーである。

(2001/10/22)