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47.WaistPorchレポート

 ぬりかべ@丑やさんのご好意で、評価版のWaistPorch Type F(エンジ色)をいただいた。ぬりかべ@丑やさんと仲介してくださったMarさんに、改めて感謝。
 以下、導入前からの状況を、日を追って。


導入前
 MI-E1の持ち歩きは、基本的に首かけ胸ポケット。この季節は胸ポケットがない服を着ることもあるが、いつも持ち歩いているデイパックに蓋なしのサイドポケットがあるので、なんの問題もない。
 まずいのは、平日昼休みである。できるだけささっと食事を済ませて、日課の散歩をしたい。着替える場所も時間もないので、一般さらりまん御用達の戦闘服姿である。スラックスのポケットにごたごた物を入れるのも嫌いなタチなので、胸ポケットにE1、片手に財布を握りしめ、煙草はどうせ吸う暇がないのだからあきらめて職場に置きっぱなし、というスタイル。これで40分間歩き回るわけだが...
 なにしろとにかく、暑い暑い。胸ポケットのE1は蒸れ蒸れになってしまう。かといってデイパックをしょってしまうと、今度は人間が蒸れ蒸れ。
 過去の実績からして、動作に支障を来すことはないと期待はしているのだけれど、ネジには既に錆が浮いている。けっして健康な環境とはいえない。

 という状況をぼやいていたら、Marさんがモニターの話を振ってくれたのだった。ちなみにいただいたのは評価版で、製品版はMarさんの意見を取り入れ、大きい方のポケットが3mmばかり広いそうである。


初日
 職場に宅急便にて到着。早速びりびりびりとエアキャップをむしり取る。
 丑やさんの製品らしく、作りはしっかりしている。最初は固めでごつい印象もあったが、布地(表はデニム地。柔らかい黒ビニールの裏打ちあり)なので、ほどなくこなれてきた。
 ポケット二つで、大きい方はMI-E1ジャストサイズ。小さい方はご随意に、なんだけど...

 大誤算が、大きい方にE1を入れると、CE-AP1が装着できないこと。そりゃぁそうなのだ、ぴしっと型取りまでしてサイズを決めたというこのポケット、ペントピア/CE-RH1/P-in comp@ctまではなんとか入るが、CE-AP1は無理である。ごりごりぎゅうぎゅうで入れたとしても(入らないけど...3mm広くても無理だろう)、ケーブルの起点に負荷がかかりすぎて、断線必至。
 というわけでこの日は、小さい方のポケットに無理やりE1をねじ込み、CE-AP1を挿して、蓋はべろんと開けっ放しで歩いた。

 まあその、できないわけではない。ないが、あんまりといえばあんまりである。なにしろE1はざっと4cmほどケースから飛び出している状態で、立ち座りが不便ではあるし、なかなかにみっともない。
 このときは大きい方のポケットに財布、胸ポケットにタバコ。で、財布+E1というのは結構重く、ずっしりと腰の左側が沈む。私の財布が札入れ/小銭入れ兼用でカード類もなんもかんもごそっと入っているためもあろうけれど、ちょいとしんどい印象はぬぐえない。


二日目
 CE-RH1に切り替え。やっと本来想定されている使い方に。CE-RH1はL字プラグなので、少々窮屈でも断線の心配なく使える。大きい方にMI-E1/CE-RH1/ペントピア、隙間にP-in comp@ct。小さい方には623P(斜めはみ出し)と1,000円札と小銭剥き出しジャラジャラ、胸ポケットにタバコ。重さは、忘れてしまえば気にならないレベル。なるほど、これならOK。

 一時間歩き回ってみて、いろいろと疑問。まず、こういったものは腰の右に付けるんだろうか左なんだろうか。どちらでもいいのだろうし、右利き/左利きにもよるのだろうが、大きいポケットが後ろに行った方が立ち居振る舞いは楽なようである。よって、左。
 さて小さいポケットには財布が入らず、結局剥き出しで現金を入れているわけだが、こういうのはどうしたらいいんだろう。尻ポケットに財布というのは、クレジットカードを折ってしまう(むかしそういう友人がいたのだ)んで、イヤ。スラックスに札だの小銭だのを入れるのは、へんにジャラつくのでもともと嫌いだし。となると、やはり小ポケット剥き出しになるか。これ、小銭をほじくり出すのが面倒で、ついつい札を使ってしまうのが欠点。小さいポケットの裏に、小銭用の内ポケットでもあると便利だったかも。
 さらに、スラックスのベルトの上にポーチを巻くというのは、やや座りの悪い状態である。ぴったり重なるというわけにはいかず、上に行ったり下に行ったりするわけだが、どちらにしてもどうも腰回りが落ちつかない。

 とはいえ、両手フリーの状態が実現できたのは大きい。E1も安全地帯に装着できて、快適。昼休みの外出程度であれば、1,000円札一枚で事足りるわけだし。
 ということで、ポーチの有用性は見えた。

 だがされどしかし、CE-RH1は(というよりE1のデコーダは)、CE-AP1に比べてあまりに非力なのだった。知らなければ済んだことなんだけれど...昔はものをおもわざりけり。
 CE-AP1はそれ自体に独立したデコーダチップを積んでいる。MI-E1のデコード能力よりAP1の方が上で、聴感上かなりの差がある。CE-AP1 VS E1 比較試聴参照。
、実際、聴いていて楽しくない=感動もない=聴かない方がまし。
 じゃ、どうする..."切"しかないっしょ。


三日目
 というわけで三日目午前中、隣の同僚にカッターナイフ借りて、一思いにすぱっと。あぁっごめんなさいぬりかべさん。どうしてもどうしてもどぉーしても、CE-AP1使いたかったんです。
 ばくっと切って、昼休みに湯沢屋で10cmのファスナーと布/革用ボンド買って、ちまちまと接着。はみ出しが少々みっともないが、全体としては雰囲気壊さずに目的を達成できた、と思ってるんだけど...一応画像を。閉めたときと、AP1挿したとき

 さてこの状態で、AP1の接合部は腰の左後ろに位置するわけで、故意に触らない限り叩き外してしまうようなことはない。音的にも"くっそぉAP1だったら"と地団駄踏みながら聴くというストレスがなく、おかげでこの日と翌日の昼休みは、ポーチに入れたE1+AP1でBach(なにかってーとBachです、私は)を聴きながら幸せにご機嫌であった。

 ただこの形態にもデメリットはあって、E1の出し入れに、AP1の付け外しという余計な一手間が加わる。昼食後、間髪を入れずに食費をお金持ち倶楽部に入力するという習慣を壊さないためには、一度再生をとめてAP1を抜き、E1を取り出して入力し、ポーチに戻してAP1を挿し直して再生再開。んー、結構手間。
 AP1を外さずに、ポーチ開口部を突き通す形でE1を手元に持ってくるというのも全く不可能ではないけれど、かなりしんどい。もともとかなりきっちりした作りなので、E1は真上に抜き出すのがスムーズなのだが、AP1を付けたままとなるとどうしても強引に斜めに抜くことになる。私のCE-AP1は接合部の歯止めがかなりバカになっているので抜けやすく、目を白黒させながら奮闘しているさまというのは、はたから見れば漫画かもしれない(このあたりになると、+3mmが若干なりとも効いてくるのかも)。
 要は聴きながらひたすらに歩いているときにE1が安全ならばいいわけで、なんでもいつでもポーチに入れるということではなく、胸ポケットその他を適宜使い分けるということだろうか。


五日目
 この日のビアガーデンオフには、ウエストポーチのみで出かけていった。あのぅ、それを実現するために、午後半休とって一度帰宅してから出かけたのである。"派手な軽装"はそのためで...当日の服装は後ろ姿ながらザウポケに写真があるけれど...キャプションはくれぐれも無視いただくよう。

 これだけ荷物を絞り込んで出掛けるというのは習慣になく、実はかなり悩んだ。大きいところでは傘をどうするか(当日多摩地区には雷雨注意報が出ていた)、小さいところでは予備の煙草とか予備電池とかをどうするか。どうするかったって、ポーチ一本で行く以上、割愛するしかない。

 結果的にはなにが足りないということもなく、ばしっと盛り上がって揚げ句の果てに(昔)行きつけの呑み屋にまで顔を出し、ご帰館は午前4時。戦闘服姿と違って余計なベルトもなく、ポーチ自体がよほどしっくり馴染んだ。やはり本来、私服につけるものであろう。
 なにしろ荷物は全部このポーチに入っていてそれは腰にがっつり巻かれていて、というのはなかなかの安心感である。過去、鞄そのものを置き忘れたとか中身を出すときついでに他のものを落としてそのままとか、数限りないおバカをやっている私には、この安心感は貴重。宴会中どこに移動しようが、荷物はついて回ってくれるんだもん。
 ちょっと困ったといえば、やはり財布というか現金である。かけた時間のわりに支払回数が少ないのでなんとかなったが、やはり頻繁に出し入れするようだと、小ポケットのみだと若干不便かも。


まとめ
 週末を経て本日昼にも歩き回ってみた。やはり、本拠地から徒歩範囲内のちょいとしたお出掛けという条件であれば、このポーチだけで充分に行けるし、便利だし、安心感もある。
 欲を言えば、各ポケットにもう少々ずつ余裕があれば活用範囲が拡がったようにも思うが、HDDの容量のようなもので、あっただけ使ってしまってきりがない世界かもしれない。デイパック持ち歩きの私であれば、両方使えば手元にも入れ物ができてしごく便利、ということだろう。また、札幌滞在中は車での移動が多く、しかも基本的にMP3を聴くこともないので(にょーぼの目の前でイヤホン付ける度胸ないっす私)、しごく役立つと思われる。

 ときに。
 ウエストポーチというものを着けて歩くのははじめて。実用上の要求が満たされるならば見てくれは二の次、の私ではあるが、そうはいってもそれなりの大きさのものがひっついているのである、どう見えているのかも少しは気になる。大きさというのは相対的なものだから、大将(身長約180cm)と私(同じく約163cm)が同じものを着けたら、そりゃあ...
 という解決不能な問題をはらみつつ、レポートここまで。ぬりかべ@丑やさん、がっつり使わせていただきます。

(2001/08/13)