19.やはりMORE化は弊害大きい
話のネタに、というので購入したレポート&自由帳だったけれども、2月末だかにPDB IIが出るまでは、日記はこいつでつけることにした。
E1導入以来半月間は強引にインクワープロで書いていたのだけれども、この正月にその半月分をMS Accessのデータベースに移していて、ほとほとイヤになった。インクワープロからPC送出で作ったテキストファイルをPC上の秀丸で開き、項目を一つ一つ選択しながらコピー&ペーストでAccessのフィールドに持っていくという面白くも何ともない作業。これを2月末にあと丸2ヶ月分やるのかよ、と思った時点で転向。
PDB II ユーティリティがはたしてE1用にどうなってくるのかわからないのではあるけれど、幸いC1はまだしっかり手元にある。念の為、E1で入力したレポート&自由帳データをC1に赤外線転送し、C1上でユーティリティを用いてPDB IIに変換。あー、日付データは引き継げないんだな...うん、Niftyでも出ていた話だなこれ。ま、2ヶ月分の日付くらい手で入れるさ、なんてことはない。"同じ形式のデータを全部"ってのもうまくいくので、運用変更決定。これが一件ずつ変換なんて言われたらかなわんが。
レポート&自由帳も、一件登録するごとに登録先ファイルを聞かれるとか(2001/02/06追記:あらかじめ情報ファイルで絞り込んでおけば、新規作成後そのファイルに登録される。知らなかった...PAKUさん、情報感謝です)、新規作成の度にフォームを選ばにゃならん(2001/01/12追記:この時は、詳細画面から新規作成すればフォームが継承されることに気づいていなかった。本文公開2日後に気づき、とりあえず手間の半分はクリア)とか、定型入力のためにあるわりには面倒が多くて私はイヤなのだが、かといってまっさらのままのインクワープロに定型をイメージしつつ入力していってあとで苦労するよりは、なんぼかマシだ。新規作成も登録も、一件(一日)につき一度の手間だし。
というわけで私のE1ではレポート&自由帳が常に居座ってるって状態になったわけだが...アレ? はて? なんで起動が遅いんだ?
そう、MOREが動いている状態だと、電源ボタン押してからの起動時間が伸びるのだ。
珍しくも何ともない話で、むしろ常識だろう。C1の時はこれに随分神経質で(だって本当に遅いんだもん)、使ったMOREはその都度終了する習慣をつけていた。
E1になってからも習慣は健在で、もうとにかく終わったら終了。ここでポイントになるのが、MP3プレーヤー(E1ではミュージックプレーヤー)が、C1ではMOREだったけれどE1では本体機能になったこと。 シャープ社のMOREって、サンプルやゲームの類を除くと、終了機能がついていないのだ。C1の時、MP3プレーヤーを多用する私としてはこれが不満で不満で。これを終了させるには、本質的には簡易リセットなんだけれども、んなことをしてしまったら変換候補順の学習が消えてしまう(C1の場合。E1では保持される)。ってんで、TWFMのお世話になって、起動中のMOREをこまめに"停止"したりしていたものだった。
さてE1では、ミュージックプレーヤーは本体機能なので、起動時間には影響しない(本体機能は、POW ON時にどのみち全部ロードされる)。他のシャープ社製MORE−ポスマガビューアとか録画設定とか−はとりあえず使っていなかったし、ユーザーMOREはすべて終了機能を備えているので、習慣に従っていちいち終わらせていたのであった。つまり、起動しっぱなしのMOREがあるって状況はレポート&自由帳がはじめて。
...やーっぱりなぁ。居座るMOREがあると、本体起動が遅くなるのよ。どのくらい遅いかというと、簡易リセット後(当然すべてのMOREは終了している)、レポート&自由帳を起動し、起動しただけでホームインデックスに戻って電源を切り、さて電源再投入してホームインデックスの表示が終わるまでに...
...4.85秒。"たいしたことないじゃん"と言い給うな、MOREがなければ電源スイッチ押下と同時に画面が出て、操作可能状態(ピッが鳴り終わるまで)も総計1秒そこそこなのだ(こちら参照)。この味を知ってしまった身に、プラス4秒弱はあまりにも苦痛だ。
私はレポート&自由帳を本体に導入してあり、上記データはSD/CFともに抜いた状態のもの。ちなみに本体導入のどのMOREも、やはり居座ったままだと次回起動に影響した。上の条件の場合、画面を見ていればわかるのだけれど、一瞬MOREの画面が出てからホームインデックスに移行する。
以上の話は全て、起動設定を"電源を切る前の画面"にしている時のことである。"ホームインデックス"あたりを指定しておけば、MOREがいようがいまいがおかまいなしに、最速の時間で起動する。
小笠原さんの報告で、RAM内容を保持するのではないかとの話があったが、MOREについてはそういうわけでもないらしい。また、がりぃさんの報告にもあるように、小笠原さんの"かえで"で未保存の編集内容が保たれるのは、起動設定を"電源を切る前の画面"以外に設定した場合のみである。要するに、"電源を切る前の画面"設定だと、MOREに関しては、POW OFF時に動いていたMOREの再起動が行われるようだ。
ま、それを理解しておれば、起動設定をしかるべく変更するだけだ。SYSTPREF.TXTのおかげで常用アプリは手間いらずで起動するし、944さんのViewSystemのおかげであらゆるMOREにランチャーが出来るし。どうせ"電源を切る前"って言ったって、使ってるのはほとんどMOREだし、それが再起動されちゃうんじゃほとんど意味がないもん。オートパワーオフかかっちゃった時なんか、直前の画面に復帰したいとは思うけれど。そりゃ、切に思いはするけれど。背に腹はかえられんやね。
でもだけど、起動だけの問題でもない。とにかく、SDへのアクセスが致命的に遅いこと。常用で、しかもある程度以上のサイズがあるMOREは、とてもSDには置けない。レポート&自由帳は最初常用予定ではなかったのでSDに導入したのだが、まぁこれが使い物にならんくらい遅い。サイズが小さいものはそこそこ問題なく使えるのだが。だもんで、結局貴重な本体メモリを圧迫してしまうのだ。
Webの取り込みは絶対に必要だし、これの保存先をSDにしてしまったらえらく悲惨な目にあうのがわかっている以上、その分の本体メモリは空けておきたい。経験上、できれば2MB近くは欲しいところだ。
MI-110M時代からずーっと341S/611Sを使っていて、ゆえに通信関係MOREはすべて本体メモリに入れるしかなくて、新しい便利なMOREが出るたんびにやりくりに頭を痛めていたものだったが...結局、P-in Comp@ct+623Pに移行してデュアルスロットのE1を使っている今となっても、悩みは同じだ。本体メモリの空きに、きりきり神経を使わにゃならん。
この先、PDB IIと表計算のMOREが出るのよなぁ...あ、ユーザ辞書もやっぱり入れたいよなぁ...辞典も欲しいよなぁ...ヲイ。そんなに空いてないってば本体メモリ。
やはり"コスト"なんだろうなぁ問題は。ムービープレーヤーとかミュージックプレーヤーとかPCリンクとか、脱MORE化したものが多いもんな。おまけに、メール自動受信設定とかP-in設定とか、新たに加わったものもあるし。それに見合うぶんだけ本体メモリを増やせればよかったんだろうけれど、コストがそれを許さず、結局追い出されてしまったんだろうな、あれもこれも。開発スケジュール的に間に合わなんだ、というのもあるだろうけれど、だったらMORE提供ではなく本体ファームのアップデートで(凶悪なサイズになるだろうから展開の余裕があるかどうか疑問ではあるが)まかなえたはずだし。要は、"空きがない"んだろうな、本体に。
というわけで、"ない"よりは"ある"方がいい。それはもう絶対、ある方がいい。私の場合特にPDB II。それはそうだけれども、これこのとおり、MORE化の弊害というのは大きいのだ。ユーザー側がきちんと状況を理解して、自分の使い方に応じて優先順位とか置く場所とか起動設定とかをカスタマイズしないと、ただ漫然と導入するだけではあんまり幸せになれないかもしれん。
情報収集して自分で考えて...。ま、これだけ人口に膾炙したWin系PCにしてからが、いまだにそれを必要とするもんね。機械を道具として使う以上、こういうことは覚悟の上で折り込み済み、なんだろうなぁ。
(2001/01/03)