18.MI-E1インプレ-落ち穂拾い篇-
よく考えて見たら、購入以来なんだか時間計ってばっかりで、まっとうな感想を書いていなかった。市ヶ谷レポートで大枠は語り尽くしてしまっているので、現時点での落ち穂拾い的思いつくまま一貫性なしのレビュー。
変換候補順
リセットしても学習結果は保持される。ぶ、ぶ、ぶ、ぶ、ぶら、ぶらぼー。賢い連文節変換とあいまって、変換周りについてはもう言うことはなにもない。クレームが多い(らしい)ユーザー辞書についても提供が決まったことだし、間違いなく全PDA中で最強の日本語入力環境だろう。
胸ポケット
十分に可能。その気ならば蓋を付けたままでもすぽっと入る。MI-310では"ワイシャツのポケットが破れて奥さんに怒られた"的な話も結構あったのだが、なんのE1なら問題なし。
ヘッドホンジャックがストラップ穴とは反対の位置にあるので、音楽聴きながら歩く時にどちらを下にして入れるかは迷いが出るところ。一応リモコンのジャックは直角曲がりタイプなので、こちらを下にしてもそうそう断線はないとは思うが。
バックアップファイル名
ZBCKMIAV.BCK。やーられたー。なんだかな"AV"って。そんなところでは遊ばないだろうという私の予想は見事に大外れ。
ちなみに初期状態バックアップをC1と比較すると、ZBCKMIC1.BCK:4,120KB、ZBCKMIAV.BCK:2,623KB。C1の方がサイズが大きいわけは...はい、当然、乗り換え案内。
簡易リセット
実質的なスイッチは電池蓋になった。蓋のロックスイッチは、本当に蓋のロックだけの役割。これを解除にしたままでも蓋の開け閉めだけで簡易リセットがかかり、そのまま使える。
わかって使う分にはどうでもいいことながら、なぜ仕様を変更したのかよくわからん。"蓋をロックしないと使えない"というのも一つの思想だったと思うのだが。
P-in Comp@ct
お手軽お気軽極楽。いいわぁ。
なによりまず、"いつでも通信が可能"状態で他のことが気軽にできるってのがいい。ケーブルのわずらわしさを気にすることなく、611Sの重さに辟易することなく(持ち歩くには気にならんが、Zauに挿したままで何かするってのはかなり苦痛)、なんでもできる。デュアルスロットのおかげでもあるわけだが、思い切って導入して正解であった。
そして、メールの自動受信。これも、通話に(も)使うPHS本体と常にケーブルで繋いでおくって環境では現実的ではない機能だろう。P-in Comp@ctがあったればこその話である。
この機能、時間指定/一定間隔の選択が出来て、しかも自動受信をしない時間帯まで指定できる。至れり尽くせり。便利便利。
12/15、始めて自動受信に設定し、しばらくしてからふっと見たらば"メール受信"LED緑点灯。これがPDB II他の提供をアナウンスするe concept flashだったというのはでき過ぎだが、実話。いやぁ、役に立つ役に立つ。
画面
やはり、小さい。この数日はC1との比較作業ばかりだったので結局C1の画面を見てしまい、E1に慣れていないという話もあり。
C1に比べて暗いという嘆きが一部にあるようだが、必要充分な明るさは保っている。画面保護シートに反射防止タイプの厚めのものを使ってしまうと(現在私がその状態だが)確かに暗いが、それはE1の責ではない。
この話ではやはり、フロントライトは避けて通れない。これ、本当に素晴らしい出来。照射ムラを全く感じさせない。電池の件があるので使うのは最小限にするつもりではいるが、いやぁ快適。例えて言うなら、車の免許を持っているかいないかくらいの差。行動範囲が拡がる。まじで。
SYSTPREF.TXT
全データ受信によっていきなり有効になってしまった。これが効くこと自体はアレックスさんの凶悪レポートで事前に明らかになっていたので、さほどの感動はなし。キーボードに対しても割り当てが有効だったのはえらく嬉しい。
それにつけても、もうちょっとSDのアクセスが速ければなぁ。インデックスの表示が一瞬で済むならば、ここまでアプリ割り付けにこだわらんでも済むのに。
PADSTUCY.DIC
これもアレックスさんのレポート通り、半角記号ボードはめちゃくちゃ。私の場合半角記号はかなりよく使っていたのでダメージは結構ある。さらに"1バイト文字は半角"の大原則を掲げているので、数字ボードはデフォで半角が望ましかったのだが、記号ボードがあのていたらくではこちらもあきらめざるをえない。
ま、一番肝心な変換候補順が保たれるんでよしとしよう。あぁしかしこれで、MI-110Mの出番は全くなくなったなぁ。モデム...? その必要が出てきたらCFサイズのモデムを購入する気でいる。
デザイン
意外とすぐに馴染んだ。予想に反して、C1の時より馴染みが早い。とにかく事あるごとに触っていたくなる気にさせられる。おかげで寝不足もいいところ。
電池
やはり格段に保ちが悪い。ランニングテストは小笠原さんやあかべ〜さんがそのうちやってくださるだろうから印象批評だけだが、ACアダプタを接続したままで満充電状態まで行って、さてちょーっといじって電源切って、あらまぁなかなか充電LEDが消灯しない。C1なら即座に消えたものだったが。
ただ、ザウポケOFFにおいてROZさんから、"MP3を聴かない/ビデオを見ない限りでは、一日の運用感覚はC1と変わらない"旨コメントがあったことは明記。どうせこれまでも毎日充電はしていたのだから、ようは一日保つかどうか、なのである。
ただなぁ、おいらはとにかくMP3聴くからなぁ。実は、まっとうな(C1と同じ)運用形態は明日から始まるので、なにか所感が湧けばまたいずれ。なんにせよ、電池交換しても変換候補順は保たれるのだから、予備電池さえ用意しておけばいいだけの話ではある。
リモコン
リモコン自体としての使い勝手は、CE-AP1の比ではない。はるかに使いやすい。シャトルボタンも具合がいいし、クリップもしっかりしているし、コード留めもついてるし、小さいし。
だがしかし、大問題が二つ。
リモコン側でなにか操作をするたびに画面表示がONになってしまうのはなんとしても納得しがたい。たかがボリュームを一つ上げたくらいでいちいち表示復活しないでいただきたい。ただでさえ電池の保ちが悪いのにピリピリしながら使っているのだから。
そしてさらに、こちらは私の運用スタイルでは影響は少ないのだけれど、リモコンをHOLDしても本体のキーはフリーのまま。MP3 MOREにはあった該当設定項目が、ミュージックプレーヤーでは削られている。胸ポケット運用ならばほとんど本体キーが押されることはないので私としてはかまわないのだが、鞄に入れる人は要注意。
やはりデコード機能を内蔵にしたことでなにかしわよせがあるのだろうか。"E1でCE-AP1を使えるようにするソフト"なるものがアナウンスされているが、「上記問題点は解決できないから不満な方はCE-AP1をどうぞ」ってな意味合いだとしたらイヤだなぁ。
総評
大まかにはOKから始めてNGに至る、という順番で書いてみた。書き漏らしたことはいずれ続編で書くとして、結局どうなんだと言われれば、これは非常に気に入って使っているという答えしかない。なにしろ想像以上に手に馴染む。起動も速いし。
一部煮詰まっていない部分やバグと思われる部分もあるようではあるが、なにほどのことか。現時点でツールとして役立つかどうかだけを論じればいいことなので、えいやと総合判断をくだすしかない。
ぶらぼーです。このマシン。
(2000/12/17)