16.カードキーV2.1 トラップ氏
偽L1専用MOREとして出発したカードキーは、あれよという間にランチャになってしまった。一時はトラップさん自ら"ザウルな日記"の中で、「とてもランチャとはいえない」旨コメントしてらしたのだけれど...。
キーコード送出
本稿執筆時点では私はごくごくノーマルなMI-E1ユーザなので、カードキーの出自たる"カード"キーコード送出機能は結局、使ったことがない("機能"コード送出も同様)。
しかしこれは実は凄いものであって、"任意の"キーコードを送る機能というのは、知る限りこのMOREだけのものである。たとえば"0x79FF"を送出すれば"登録"動作だし、"0x20FF"を送出すれば電源が切れる。
つまり本来のキーをカードキーで代替させてしまうことができるわけで、キーの多少を調節するのにえらく役立つ。igetiに"登録"をとか、MI-E21に"機能"を、とか。
ただ残念だったのが"0x6bFF"を送出してやってもライトが点いてはくれないことで、これはトラップさんによると、フロントライトに関するAPIが公開されていないのでいかんともしがたいとのことである。もしこれが可能なら、MI-E21の"ライト"キーを殺してしまうこともできたのだが...。
もっとも代替策はあって、これは後述。
ExecCondition値
これも独自の機能であって、本体標準機能の起動状態を指定できる。メールやライブラリなど、直接"読む"だの"繋ぐ"だのができるのだ。
これについてはリリース時に、自分なりにちょいと調べてみた。ExecCondition値を1から9まで(10進数に限っているのが悲しいところぢゃ...)総当たりしたというヤツで、機能によってはフリーズしたり、メールだっつってんのにスケジュールになったり(恐らく無効指定で本体デフォアプリになっただけだろうが)、理解範囲を完全に超えたので、ここまでで放棄したものである。
設定可能なExecCondition値については、トラップさんのドキュメントに設定サンプルがあるので、そちらを参照いただきたい。下に載せる表は、こんなんでした〜というだけのものである。無意味だが、それなりに時間かかったのでボツも忍びなく、出してしまう。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
| SCDL | 画面フリーズ | TODO | 画面フリーズ | スケジュール | スケジュール新規作成 | スケジュール | 画面フリーズ | 画面フリーズ | 画面フリーズ |
| ZPIN | 電子アルバム | PDB II新規作成 | PDB II/電子アルバム | 電子アルバム | PDB II/電子アルバム | PDB II/電子アルバム | PDB II/電子アルバム | PDB II/電子アルバム | PDB II/電子アルバム |
| ZWWW | インターネットトップ | 無効 | 無効 | ライブラリ読む | ライブラリ読む | インターネット繋ぐ | ライブラリ読む | お待ちください→データがありません→インターネット予約録画 | ライブラリ読む |
| メール送信 | メール受信 | スケジュール | スケジュール | メールトップ | メール受信簿 | メール送信簿 | スケジュール | スケジュール | |
| ADRS | アドレス帳 | アドレス帳 | アドレス帳 | アドレス帳 | アドレス帳新規作成 | アドレス帳 | アドレス帳 | アドレス帳 | アドレス帳 |
| WOFV | ViewSystem | ViewSystem | ViewSystem | ViewSystem | ViewSystem | ViewSystem | ViewSystem | ViewSystem | ViewSystem |
| MPFU | お金持ち倶楽部 | お金持ち倶楽部 | お金持ち倶楽部 | お金持ち倶楽部 | お金持ち倶楽部 | お金持ち倶楽部 | お金持ち倶楽部 | お金持ち倶楽部 | お金持ち倶楽部 |
キー割り当て
V2.0からの新機能。これでSYSTPREF.TXT/C-Index/カードキーと、キー割り当ての手段は3つになった。言祝いで書いた設定モノの駄文が、起動設定ファイル3種である。
ここでは、MI-E21について少々。
MI-E21で、殺せるキーが少ないために割り付けがしにくいのは確かである。ぱっと見で殺して問題なさそうなのは"メールチェック"だがこれは長押しとはいえダイレクト起動キーなので、常用アプリを一本割り付けるという方向で使いたい。そもそも、ランチャ(この場合トリガーというべきか)を使うのにまず長押しというのは、あまり便利とは思えない。
そこでライト"キーを殺せればという話になるわけだが、前述のようにこれはNG。
だにしても、"ホームインデックス"を使えばすむことである。カードキーをこれに割り付け、カードキーの中で"LNCH"を指定。あとは、任意のキーにアプリを割り付ける。この方法を使えば、MI-E1でのSYSTPREF.TXTのように、2アクションでアプリ起動ということが実現。
キーボードカバーのみで起動できるアプリ数は限られはするが、常用アプリを厳選して割り付ければ、充分実用的なのではないだろうか。
って、持ってもいないマシンを語るのはいかんいかんなのだ。
テキスト編集系機能
本駄文を書かしめた直接の背中押し。
お好みメニューがあるとはいえ、本体アプリでのコピペ系操作は面倒である。mabEditorシリーズやTree!Textなどがコピペ系ショートカットに対応してくれているため、本体アプリでも思わず同じ操作をしてしまって悔し涙にくれることが、何度あっただろう。
対して文字変換機能は、ユーザMOREで実装されているものが少ない。異体字変換にいたっては、思いつく限り皆無である(あったらごめんなさい)。文字種で書いたように入力時の切り替えはなんとも面倒なものであり、文字変換はある程度これを救ってくれる機能なのだが。また、本体アプリには大抵実装されているとはいうものの、やはりメニューから選択するのが面倒で、ろくに使っていなかったというのが実態である。
長いなが〜い夜がようやく開けた、というとおおげさに過ぎるだろうか。私の心境はまさにそれである。カードキーによって、すべてのアプリで、統一したショートカット操作で、コピペだの文字変換だのができるのだ。で〜き〜る〜の〜だ〜。
アプリ側が辞典の貼り込み機能に対応している必要があるというものの、入力/編集系で対応していないものは、思いつく限り思いつく限り皆無である(あったらごめんなさい)。
あー幸せだ。あー幸せだ。あー幸せだ。
コピペ系ショートカットに既に対応していたMOREと操作が変わってしまうといえばその通りなのだが、対応済みのMOREについてもカードキーの機能を使ってしまうことはできる。早いうちから対応してくださっているMORE作者のみなさんには申し訳ないことながら、操作を統一しようと思うなら、解としてはそれが手っ取り早い。
そこまでせずとも、一方では"機能"+"X,C,V"(なんといっても押しやすいしね)、非対応アプリでは"カードキー割り当てボタン"+"X,C,V"という二通りになるだけで、この程度であれば、使い分けも十分可能だろう。
ちなみに、操作を統一しようとするあまり、"機能"キーにカードキーを割り当てると、"機能"キー自体の働きは死んで、カードキーが働く。よって、ショートカット対応済みMOREに対して例えばぺーストコマンドが二重に発行されてしまうというようなことはないのだが、SYSTPREF.TXTで"機能"併用に割り当てたものは全部無効になる。POW ON直後だけは、カードキーが起動後非アクティブになるために(トラップさんのドキュメントに詳しい解説あり)"機能"キーが本来の役割を果たすのは、ご愛敬というところだろう。MI-E1に関する限り、そこまですると本末転倒という気がする。E21の場合は、あるいはあり得る運用かもしれない。
変換系で私が特に気に入っているのは、"英数記号のみ半角化"というヤツである。あーもうトラップさんたらぁ。かんっぺきではないか。これで、入力文字種切り替えに融通が効かない本体アプリでも、だーっと打ってしまってさくっと半角変換できる。日本語長音記号とか句読点には影響を与えずに。くくぅ、嬉しいよぉ。当然ショートカット登録済み。
ランチャとしてはスクロールボタンで選択/実行なのだが、あくまでショートカット派の私は、こちらの機能を使うことは今のところ、ない。ボタンの色付けや自身の終了/居座りについての細かい設定などは、以上の使い方だと意識することがないので、設定ファイルのそれらのパラメータは基本的に省略。
で、その設定ファイルだが、インデックスから自動作成してくれる支援機能もあることだし、ドキュメントはしっかりしているし、サンプルも豊富だし、できるできます大丈夫。なにもすべての機能を最初から設定する必要はない、ほしいところから徐々に拡げていけばいいことである。個人的にはキーボード派には、最低限コピペ系ショートカットだけでも実感していただきたいところ。
この先どうなっていくのかはアナウンスされていないが、とりあえず現段階で既に、必須MOREである。きっぱり。
(2001/09/14)