5.スリープ Roz氏
CE-AP1とともに発表されたMP3プレーヤーMOREには、"画面OFF"機能がある。これで、再生中の余計な電池消費を抑えようというもの。
それはいいのだけれど、この機能はMP3 MOREにのみ実装されたものなので、とにかくMP3 MOREを呼び出さないと有効にできない。このMOREがなかなかにとろくさくて、起動(前面呼び出し)にも待たされるし、オペレーション受け付けまでがまた結構かかる。おまけにいちいち画面上の"OFF"ボタンを押さなきゃならん。
聴きながらお金持ち倶楽部に入力して、さてすぐに画面を消したいのに、この作業がとても手間でイヤだった。
もしも公開されているAPIならば(きちんとプログラミングガイドその他を読んでいないことがこれでバレるわけだが)、画面OFF機能のみを持ったMOREが作れないか。そいつをハードキーに割り当てれば一発で画面が消えるのに。
さて12/16、ザウポケ大忘年会。直前に出席を断念されていたRozさんが突然宴会場に直接登場。サブ幹事としては非常に嬉しく、いろいろと話が盛り上がったのだったが、さて店を出て歩きながらRozさん曰く。
"電源切らずに画面だけ消すMOREって出来そうだよ"
あら。そりゃ頑張ってねーなぞと、こちらはすっかり酔っぱらいで意味もなにも考えずにその場は別れたのであったが、翌日(当夜か?)復活を果たしたRozさんはいきなり"スリープ"を引っさげていたのであった。
ストップウオッチとにらめっこするのに忙しかった私は翌々日やっと試せたのだが、なんとこいつがいると、"リモコンいじると画面が出てくる"という私に言わせればMI-E1最大にして最悪の欠点が見事に救われてしまうのだ。
考えてみれば当たり前の話で、もともと裏で動くことを宿命つけられているミュージックプレーヤー(E1になって名前が変わった)は、自分が起動した後でActiveになったMOREを押しのけてしゃしゃり出るなんてちょこざいな真似はできんのであった。画面に関してはスリープが実権を握り、がっつりOFFのままで保持してくれるのである。
早速"機能"+"操作メニュー"(キーが近く押しやすいので、機能キー併用パターンとしてはもっともランクの高い位置づけである)にスリープを割り付け。おお、ツーアクションで画面が消える。消えたままだぁ。そうそう、これがやりたかったんだよぉ。
しかしそれにしても、全く姿を現さないMOREってのも考えてみればちょいと無気味ではある(私が考えていたのはまさにこの形態なので違和感少ないが)。スリープ本来の開発意図はサスペンドであって、Rozさんの言葉通り、"起動が遅い機種を救うために画面OFFで電池の消費を抑えた状態で待ちに入る"ってことなのだが、MI-E1に関する限り起動は爆速なので、その恩恵はほとんどない。というより、あまりにも消費電力がデカいので、画面だけ消して放っておくって勇気はとても出ない。が、リモコンのスッタコ仕様を結果的に救っていただけたのはなににも優る贈り物であった。
実際"表示を消す"効果はかなりのモノらしく、Rozさんがigetiでランニングテストしてみても、画面OFF状態だといつまでたっても電池がなくならず往生しておられた。未だ機種別の正確なデータは得られていないようだし、大体画面真っ暗なままのZaurusといつまでもにらめっこしているなぞ出来ようもないし、肝心の電池切れがいつだったのかという瞬間を把握するのは至難の業なので、恐らくデータは今後も出てこないだろう。現在はザウポケ慶事板にtohruxさんからの"保つわぁ"報告が上がっているくらいだが、今後認知度が上がるにつけ、恩恵をこうむるMIユーザは増える一方と思われる。
私としてはなんとしても、前述のMP3リモコン関係が嬉しい限り。ちなみに本日、やっとMI-C1常用状態と同じ運用をしてみたが、帰宅した時にはパワーゲージは残り1状態だった。これでボリュームいじっただけで画面ONなどされた日には(私はMP3を一日ちょうど2時間聴く)、やはり帰宅までは保たなかっただろう。充電器が発表されていない現在(企画書段階だとは聞くが)、せめて家に帰るまでは保ってほしいのだ。どうやら通常の使い方ならなんとかなりそうだが、スリープなかりせばそれも夢。ユーザーパワーを改めて実感したMOREであった。
重ねて言う、全MI Zaurusユーザ、一度はお試しあれのMOREである。
(2000/12/20)