よろず部屋 品書きへ


27.さらばFIVA

 電源スイッチをスライドさせる。POW ON LEDは点灯する...
 そこまで。BIOSすら、出やしない。


 こいつの導入は昨年4/9、一年一ヶ月の命であった。はかないのぅ...。
 導入記に書いた機種選定理由とか使い方は今でも基本的に生きていて、それらはFIVAの存在理由である。なくちゃ困るのだ。
 とはいえ保証が切れて一月後の事故、基板交換で修理見積もり6万円。ぺこぺこの筐体とカシオのPC事業自体に、どうにも先というものが感じられない。
 ずいぶんと悩んだんだけど...結局、お別れすることにした。新しい相棒はLibretto L5で、選定理由その他についてはほとんどFIVAとダブるため、これについての詳細は略す。


 でもって実質金属塊と化してしまったFIVAの処遇なのだが、部品取りできるのはHDDくらいのものである。この冬のHDDクラッシュで無償交換され、なぜか容量が10GB増えて30GBになってもどってきたというこのディスク、さてどう使うか。
 L5のディスクは20GBであって、ちょっと役不足なのだ。MP3だけで20GB近くあるんだし、SX560のおかげで動画はどこどこ増えるし。だから本当はL5を換装できれば一番いいのだが、これは省電力ディスクであって、FIVAのディスクを繋いでも動いてくれないはず。
 L5選定についてもそうなんだけれど、ディスクの扱いについても、縁側でいろいろとご意見をいただいて、おかげさまですっきりベストの解を手に入れられたので、お礼かたがたご報告。


 まずはFIVAからHDDを抜く。なんのことはない、底面のネジを二つ外すだけである。HDDがカバーにくっついてくるのでカバーにくっついたHDD、コネクタ引っこ抜いて、かくしてFIVAは空っぽぽっかりに。
 カバーとディスクの間には軽い粘着性のゴムシートが2本絶縁材。緩衝というより絶縁だなこれは。本体側もすっぴんだったわけで、とうてい頑丈とはいいがたい造りだ...まぁあの筐体を実現するためにはしかたなかったのだろう。ディスクそのものはIBM製だったTravelStar


 さてFIVAから目を転じて、取り出だしましたるはこちらのパッケージCutie1。L5と一緒に買っておいたのだが、要するにIEEE1394接続の外付けケースである。秋葉原ツクモで、1万円弱だった。
 こいつのポイントはUSBバスパワーから給電すること。持ち歩いて使う以上これは死活問題で、PCMCIAのIEEEカードでは、給電できない。ACアダプタ接続可能なPCMCIKAカードもあるのだけれどこれは要するにコンセントを必要とするわけで、飛行機の中で使いたい私には無意味である。
 ケース自体にリチウムイオンバッテリを仕込んで10時間駆動を謳っているものもあって、ここは購入時に大分迷った。が、充電具合を気にする対象がこれ以上増えるのもうざったいので、結局USB給電タイプに。同種のものはいくつかあったが、最終的には値段と重量でセレクト。
 実に懇切丁寧なパッケージであって、給電用USBケーブルにはちゃんと分岐があってUSBポートが占有されないようになっている二股し、IEEE394ケーブルは4-4と4-6の両方が付属するし、ミニドライバドライバまでついてくる。まさに、ワンストップパッケージ。本体はIEEE1394 6ピン2ポートに電源ジャックポート


 作業そのものはこれまたなんてことはなくて、HDDを基板に組み込み前ピンをあわせて挿し込み、裏面をネジ止め裏するだけである。挿し込まれかたがなんだかふわっとしているので少々不安になるが、裏のネジ穴が揃うまできっちり挿し込めば、問題ない。この段階で当然ながらL5に接続して動確。おぉ...FIVAの中身だ...
 非常に感慨深かったのだけど、ここは断ち切らねばならん。ずばっとフォーマット。
 あとは中身をガワに挿し込み、ネジ止め。ここで中身側のネジ穴がきちんと切られていなかったので、付属のドライバでぐりぐりやって穴を拡げ、無事に完成した完成
 付属のキャリングケースがまたそれなりによくて、ケースこうなる。でっぱらないIEEE1394カードにしたおかげで、Cutie関連は全部このなかにすっきりおさまってくれるわけで、いやよいのだよこれが。


 FIVAの故障で眠ったままになっていたMERCOの外付けHDD 60GBから、MP3データをすべてCutieに。やっぱ速いわ、IEEE1394。よっしこれで、外出先でもいくらでも退避だの入れ替えだのできるぞい。
 というわけで、公園のベンチでMP3入れ替えなんぞをやってみる私なのであった。雄姿


 先日の512MB SDに続いて今回の外付けディスクで、私のモバイル環境は一応の完成。うぅむなかなかにパワフルじゃ。ほぉっほっほっほ。

(2002/06/08)